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【詩】お家に帰ろう

叱られて
悲しくて
泣きながら飛び出した

お家の玄関のドア

道路を歩いて
公園を歩いて
近所を一周したら

お腹が減ってきて
心細くなって
お母さんの声が恋しくなって

淋しくなって
悲しくなって
お家へ帰ることにした

幼い日の記憶

それでいいんだ
それでよかったんだよ
あの日の僕

帰りたい場所がある
温かい場所がある
会いたい人がいる

それがどんなに素晴らしいことか
大人になった僕は学んできちんと知っている


34歳のぬくもり


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