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アートに触れる秋 MYAF2024

こんばんは。うみです。

先週の日曜日にMEET YOUR ART FESTIVAL2024(以後、MYAF)に行ってきました。芸術の秋よろしく、毎週アートに触れる機会があって、ほくほくしています。

MYAFは昨年も行ったのですが、このフェスをきっかけに、「今、活躍している人」の作品を見る楽しさを感じることができました。何より魅力的なのは、「自分も所有できる」というワクワク感。まだ、実際には購入していないですが…いつかこの方の作品が欲しい!と思うアーティストにたくさん出会うことができました。

美術館に行くことはあっても、ギャラリーは敷居が高く感じてしまい、少し行きづらいな…と思っていました。…正直、今でも思っています。だけど、MYAFで気軽に旬なアーティストを見たことで、「敷居の高さ」を少し払拭してもらった気がしています。ギャラリーもチャレンジしてみたい!

ということで、昨年の楽しさを思い出しながら、開催が決定した時から心待ちにしていた今回のイベント。…なのに、時間配分をミスってしまいWHAT MUSEUMを見ることができませんでした…。残念。メイン会場であるB&C HALLとE HALL、WHAT CAFE、そしてボンベイサファイアとのコラボ会場を見てきました。全ては見れなかったけれど、それでも大充実の内容!

ここからは、私が気になった作品やアーティストをご紹介していきます。

能條 雅由さん

昨年、作品を見た時からファンでした。今年は掛け軸風になっている作品が1番お気に入り。静かな森に包まれている感覚になります。どこか無機質だけどシルバーが細かく輝いているのと、淡い緑色が程よく自然の温度感を伝えてくれているように感じます。うまく言語化できないのが悔しいですが、一目見た時から、好きだなあ!と思い、長いこと立ち止まって見ていました。

feel dog&jinwoon

真ん中のお花の絵を見て、このポップでかわいい色合いに惹かれました。フォトグラファーのjin woonさんとペインターのfeel dogさん、幼馴染のお2人のコラボ作品が展示されていました。この色合いがとてもお洒落でかわいい!3枚目の車の写真、ちょっとウェスアンダーソンの世界観に近い気がします。1番上の作品は、ライブペインティングで、写真の上からインクを付けた靴を履いてダンスをしながら絵を描いたそうです。一緒に写真に写っている靴は、その時に使用したものだそうです。展示の仕方までお洒落!心があったまる作品たちでした。

辰巳 菜穂さん

雑誌ELLEとのコラボブースに展示されていた作品。こちらも色彩に惹かれてジッと立ち止まって魅入ってしまいました。作品横に設置されていたQRコードから飛んだインタビュー記事を読んだのですが、ソウルライターがお好きだそうです。なるほど、通りで好きなわけだ!と納得。描き方も面白くて、Google mapで海外の街角を検索して、気になった街をピックアップして書いているのだそうです。実在するどこかの街がモチーフ。いったいどの国の街なのか、想像するのも楽しいですよね。ポップな作風なので、見ていると明るい気持ちにもなれて、とても好きになりました。

上野 英里さん

こちらもELLEとのコラボブースに展示されていた作品です。右側のたくさんの風船を持つ男性の絵が気になり足を止めました。第一印象は、風船がたくさん描かれていてかわいらしいな、と思いました。一緒に行った友人も、映画『カールじいさんの空飛ぶ家』みたいだね、とお互い明るい印象を抱いていたのです。ところが、タイトルを見て印象がガラリと変わりました。

『願って、期待しないで』

どちらかというと、ネガティブ。もう一度絵を見てみると、なんだか背景の明るいようで暗い赤や青が不穏な空気を漂わせているようにも感じます。なぜ彼が大量の風船を持ちこの曖昧な世界を歩いているのか…想像を掻き立てられました。

佐々木 類さん

佐々木さんは、事前にMYAの動画を見て知っていたので、実際に作品を見るのを楽しみにしていた方でした。ガラスの中に閉じ込められた植物たち。ご自宅周辺で集めた草花を閉じ込めたシリーズが展示されていましたが、暗い展示空間でふわりと浮き上がる植物がとても美しかったです。ガラスに閉じ込められているけど、浮遊しているような、水の中を漂っているような感覚もありました。

長谷川 寛示さん

パッと目に入ってから、吸いつけられるように上の作品に近づいていきました。お花が何重にも重なっているのか、影になっているのか。少しメタリックにも感じるような。長谷川さんを紹介している動画も見ていたのですが、花を生けているのはコカコーラの瓶。その色味がそうさせるのか静かな印象を持つ作品だなと思ったのですが、コカコーラの瓶などひょっこり身近なものが覗いているのが面白いです。

女性とお話の彫像作品はどこかファンタジーの世界観も感じるかわいらしい作品。特に1番左側の花も少女も首をかしげたような仕草をしている作品がとても好きでした。でも、この作品たちは3つ並んでいるのが良いなあ。

他にもたくさん気になったアーティストや作品がありましたが、特に印象的だったアーティストを挙げてみました。

こうして並べてみると、自分が惹かれる作品は分かりやすいなあ、と。笑

昔から、植物がモチーフになっているもの、ポップだけど柔らかい色味の作品に惹かれることが多かったです。自然の中で育ったので、やっぱり植物など自然のものに惹かれるんですかね。どうして好きなのか聞かれると困るのですが、どうしても心が惹きつけられてしまう。

最後に。

この日は三浦大知さんのライブパフォーマンスもありました。音楽番組で見かけると格好いいなぁと思って見ていたものの、残念ながら詳しく曲を知っていたわけではありませんでした。

今回、生でその歌声を聴いてすごく感動しました。夕暮れ時に、爽やかな風が吹く野外で聴いた『テレパシー』という曲が忘れられず、帰りながら今回パフォーマンスしていた曲が収録されている『球体』というアルバムを聴いていました。とても良いアルバムでした。

一陣の風が運ぶ
過ぎ去った夏の記憶
視線を逸らした先
紫陽花が呼ぶ雷
遠くへ 遠くへ

三浦大知 テレパシー

夏がようやく過ぎ去った日、少しだけ冷たくなった風に乗って、聴いたこの歌詞にグッときました。すごく良い時間になりました。

良いものをたくさん見て、聴いて、そしてボンベイサファイアのコーナーではおいしいお酒もいただき、まさに五感で楽しんだ1日になりました。よきかな、よきかな!

では、また次回。気が向いた時に。

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