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小さなプレゼント

今日は、プレゼントを探しにデパートへ足を運んだ。先月誕生したばかりだという女の子のための何かを探しに。

ただ、わたしは送り先のママとはお会いしたことがない。どんな雰囲気の方なのかもわからない。パパは至って普通の人だと夫がいう。夫もママについての情報は持たない。パパが普通でも、ママはこだわりのある人かもしれない。全くわからない。

困った。

近頃のお母さん方はおしゃれだし、赤ちゃんの写真撮影も凝っている。しかも初めてのお子さんだ。おそらく既に沢山の小さくて可愛らしいプレゼントが届いているはず。

なんて思いながらショップを眺めて歩く。

クッ、どれも可愛い。

動物の積み木や、50音の積み木もある。

「これはどう?」

と夫を振り返ると、

「まだ早いだろう」

という。そんなことはないのになと思う。子どもは直ぐに大きくなる。けれど、知育タイプのおもちゃも恐らく好みがあるだろう、、、、

そういえば、数年前、生まれたばかりの女の子に普段着のロンパースを送った。ただ、う~ん、あれは失敗だった。そりゃ普段着は何枚あってもいいけれど、やっぱりロンパースは素っ気なかった。外出先で可愛らしい赤ちゃんをみるたび、何の変哲もないロンパースを思い出しては、あああぁと思ったりした。

そんな反省もあり、今回はよくよく選ばなきゃと思いつつ子ども服売り場へ向かった。ところがどうだろう、グルグル歩いていたら、またあのロンパースのお店に吸い寄せられてしまった。

なんだこれは。結局、このお店が自分の好みなんだなと嫌になる。

で、他の子ども服売り場でちょっと気になる小物を買ったついでに、そのショップの若い店員さんにお尋ねしてみた。

「あの〜、あちらの○○さんって今もママたちに人気があるんですか?」

と。

何を聞いてるんだ自分!人気があるから今もデパートに鎮座しているショップだろう~と自分で自分につっこみをいれる。ところが、そんなおかしな質問に、その店員さん、 

「はい、○○さんは昔からシンプルなのが特徴で、今も変わらず愛されているブランドですし、わたしも好きですよ」

と、他店にもかかわらず素晴らしい評価をされるではないか。確かに、我が子を育てた30年前と変わらず、そのショップは今も生き残っている。ということは、ママたちの好みもそれほど大きくは変わってはいないのかもしれない。

というわけで、その可愛らしい店員さんが、良いですよといって下さったショップへ戻り、子ども服と、先ほどの親切な店員さんに可愛らしくラッピングして頂いた小物を詰め合わせにして送ってもらうことにした。

ちなみに、可愛らしい店員さんのショップで購入した小物はバギーフック

色も奇麗なピンクで可愛らしい。子育て中、S字フックを探して歩いたことがあった。確か一か所に2,3個のフックを束ねて使っていた。ところが、今ではそのS字フックがこんなに可愛らしいフックに変化している。やっぱり親が欲しいものは、今も昔も変わらないのだなと思えた。

喜んでもらえるといいけれど。


※最後までお読みいただきありがとうございました。

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