まだ形にならない未来
今日、「Xmasの約束」の録画を観ました。そこで、歌手の小田和正さんが、10年前、プロデューサーさんと言葉を交わすシーンや、若いミュージシャンと話すシーンがありました。
それは、言葉にできないもどかしさでした。
小田さんは、まだはっきりとは見えてはいないけれど、確かにあると感じている未来を語ろうとされていました。
それは直ぐには姿を現しません。
それが時を経て段々と形になり、「Xmasの約束」という番組は大きな花を咲かせました。
あゝ、とても似ている感覚だと思いました。
会社経営者は未来をクリアに語らなければいけないとか、あなたのやっていることはNPOでしょとか、収益化に繋がらないことは机上の空論だとか、なんどもいわれてきてはいます。そんな時、わたしは、あゝわたしは何かをやり始めてしまった与党なんだなと笑ってきました。
そして、昨日、RionneMaCavoy監督さんの「忘れ去られた人々:日本におけるシングルマザーの苦境」の映画上映会をしました。
監督さんに声をかけてもらい迷わず動き出しました。
嵐のような一月でした。
もちろん、こんな素敵な日が迎えられるとは思ってもみなかったのです。
2階席からも観られます。
音も申し分ありません。
途中で席を立つ方もいらっしゃらなくて、
上映中には鼻をすする音が聞こえていました。
わたしは、終盤は講堂の控室の電気のスイッチの前にいましたが笑、
最後まで拍手が聞こえていました。
そして、恐らく初対面の方が多かったと思うのです。
映画の後、映画を語るのはどうかなと心配していましたが、びっくりするほど、自由学園の食堂は盛り上がっていました。
その会場で、神奈川での上映を決断された方がいました。凄いと思いませんか?これほど嬉しいことはありません。
実は頂いたアンケートに、沢山の方が、自分の隣にいる人に何ができるかを考えたと書いて下さっています。その上で、自分にできることがあればお手伝いしますと書いて下さいました。
泣いてもいいですか。これから少し家族と過ごしますので年が明けたらまたゆっくりとご挨拶させてくださいね。
ですから、ああ、これはもう「Xmasの約束」じゃない、と思うのです。
こうしなければ絶対にいけない、ということはきっと世の中には無いのです。まだはっきりとは見えない何かを夢中で追いかけたっていいんです。
10年前の小田和正さんと同じです。
まだ上手く語れないけれど、わたしはこれからより沢山の人と繋がっていきたいと思います。そして、声をあげられずにいる人たちが笑える社会になるといいと思いながら、動いていきます。
そして、この映画は、隣にいる人の話だと一人でも多くの人が知ってもらえるよう、この温かい輪がどんどん広がっていくことを願っています。
わたしは来年、もう一度自由学園で上映会をします。今度は土日にできるよう動いています。そして、西東京市でも開催します。どちらも春です。今回観たかったと思われた方、是非いらしてくださいね。
それから、受付などのお手伝いをしてくださった皆様、本当に助かりました。ありがとうございました。また、お声がけさせてくださいね💖
それから、書くと怒られそうですが、昨日までわたしの横で支えてくれていた娘には心から感謝です。ありがとう💖
※最後までお読みくださりありがとうございました。