足を踏み出すのが怖い時
近頃、リスク管理という言葉をよく耳にしませんか?
先日、オンラインセミナーで、リスク管理の話を聞きました。
この考え方は、起業家でなくても、学生さんでも、勤め人でも、身につけておくといいと思いました。
そのセミナーの中で、わたしが最も印象に残ったのが、リスクとトラブルを混乱しないということです。
ですから、そのこれから何か起こるかもしれない事を事前にコントロールしようという考えがリスクマネジメントです。
わたしは10年ほど前、少しの間占いにハマった時がありました。
今から思えば、自分のリスク管理を占いの人に委ねていたのでしょう。
ところが、ある日、はて、待てよ、と気づいたのです。
占いが、恐ろしく当たると感じた先生がいたのです。
ところが、
未来が占いで当たるという経験を幾度もしたのですが、その先生に言われた通り先に進むと、過去に言われていたこととは状況ががらりと変わっていくのです。
そんな時、な~んだ、これは外れだな、と思ったのですが、
その時、ふと統計学を思い出したのです。
そう、トーマス・ベイズの確率論です。
ベイズは、物事の確率は何かが起こったという情報をくわえると、その確率は変化するとしています。
事後確率です。
これは、何の情報も加えなければ確立には変化が無いという事でもあります。
ですから、占いで未来が予測されていたのは当たっていたのでしょう。
けれど、わたしが動くことで、未来が変わった、
それはつまり、動いたことで、わたしは自分の未来を変えたということだと思ったのです。
リスク管理も、これとよく似ていました。
最もいい選択をするために、新しい情報を取り入れながら、最悪のイベントが起こる確率を減らしていく、それがきっとリスク管理です。
ということは、恐ろしいほどのイベントと思えることが控えている場合、そこから逃げられないのであれば、その対策となる新しい情報をどんどん取り入れながら一歩足を踏み出すと、止まっていた時よりも状況は良くなるということです。
リスクマネージメントは静より動なのかもしれませんね。
※最後までお読みくださりありがとうございました。