人と繋がるコツ
還暦を過ぎて、初めて分かることがある。
還暦といえば、もう人生一周したともいわれる年齢でもあるし、酸いも甘いも知った年でもあるはずだ。それなのに、わたしときたら、大変な過ちを犯していた。
閉じていたのだ。しかも、かなりしっかりと閉じて暮らしていた。
母の介護が4年前からはじまり、コロナ禍もあった。閉じて暮らす条件なら揃っていた。その言葉の通り、わたし自身は女性の働き方を変えるための配信をSNS上で配信しながら、閉じた世界で淡々と生きていた。
それで不足はなかったし、まあまあ幸せだった。
けれど、突如としてそんな自分自身が変わった。いや、変わらざるを得なくなった。
その閉じたわたしが、クラファンを立ち上げたのだから。
すると、いつの間にか、わたしは人まみれになって、もみくちゃになって、閉じてなんかいられなくなった。
こうして、閉じていたわたしが、クラウドファンディングに引っ張られるように、人と知り合い始めた。
そんな中、わたしより遥か年若の女性2人の存在が際立って気になりはじめた。まだわたしが会ったことのない人たちだ。彼女たちは閉じてちゃいけないという事をよくよくご存知なのだ。警戒心のない、明るい顔で軽やかに動かれている。
その人たちとやり取りを重ねて行くうちに、鈍いわたしにもわかってきた。
いや、本当は知っていたのだ。けれど、すっかり忘れていた。どうやって人と関わっていけばいいのか、わたしは彼女たちと関わりながら、徐々に思い出していった。
彼女たちは起業家さんだ。
彼女たちはちゃんと知っている。どうしたら人と本当に繋がれるかということを。とてもシンプルな事なのだ。与えればいい、ただそれだけなのだ。
そう、わたしは彼女たちに恐ろしく沢山の物をいただいた。
もちろん、わたしは嬉しかったし、彼女たちがどんどん気になってきた。そして、なぜこうも与えてくれるのか気になった。そうこうするうちに、わたしは彼女たちに近づき、そして学び始めていた。
そして分かったのだ。起業家さんたちは、直ぐに見返りなど求めない。全然求めていないのだ。取り返そうなんてそもそも思われていないのだ。
そのお一人が、投資は人にするとおっしゃった。いやぁ、とことん凄い言葉だと思う。
そして、きょうはスタエフでひとっぺさんという方にお話しを聞かせて頂いた。その方もまた起業家さんで、多くのボランティア活動をされつつ、女性支援を幾つもやられている。そしてその方は男性だ。
その方が、女性の生き方を変えたいというわたしの活動にご興味を持ってくださった。
そのひとっぺさんが、こうおっしゃるのだ。もっと発信していいですよと。もっとはっきりと大きな声で、umiさんがいったいどんな点に疑問を持っているのか、なにをこれから変えていきたいのか、はっきりと自分の声で語って下さいと。待っていないで、どんどん出かけて行ってくださいといって頂いた。待っていては駄目なんですよと。
どちらも、分かってきた。
そんなことが、頭じゃなくて、体でわかってきた。
さて、どうだろう。
いや、もう考える必要なんてない。もうわたしは2ヶ月前のわたしとは違う。
これからわたしはきっとより多くの人と繋がれると思う。
※最後までお読みいただきありがとうございました。
※ 17日までクラウドファンディングで活動資金を集めています。ご支援いただけますと嬉しいです。よろしくお願い致します✨
https://camp-fire.jp/projects/view/708237
※スタエフでもお話ししています。