近江商人。協働や共働を地でいく人たち!
わたしは今週会社代表になる予定だ。人生なんて何が起こるかわからない。まさか自分が還暦過ぎて起業するなんてと驚くことがある。どこまでも人生なんてわからない。
個人的には激動の2023年になった。そんな時間が吹っ飛ぶような目まぐるしい日々の中で、気になりはじめた人がいる。それが近江商人だ。
三方良しって凄いな~と思っていた。確か渋沢栄一氏もそんな方だったはず。とにかく与え、社会のために働き、そして儲ける。だからずっと気になっていた。儲けなければ続けていけない、だから儲けなければ駄目なのだろう。
その近江商人という呼び名が世にとどろいたのは富山の薬売りの行商とタックを組んだ出店で、商売を軌道にのせたことにあったのだそうだ。ふむふむ。
というわけで、本日、ネットで流れてきたとある会社さんの記事が、なんとも気になったので、お茶でも飲みながらそのことをご紹介してみたい。
近江商人の商売十訓
この10訓全てを知りたい方は上の株式会社TGMさんの文章をご覧いただきたい。ここからは、その10訓のなかで気になった3点を取り上げてみたい。
1.商売は、世のため、人の為の奉仕にして、利益はその当然の報酬なり
なんて素敵な考え方なのだろう。わたしは、この当然の報酬なり、というところが好きだ。商売の基本は奉仕であって、それが役に立つものであるならば正当な報酬が手に入るのは当たり前だというこの誇り高さよ。この考え方が浸透したなら、人は魂を入れて世のため人の為に働くに違いない。
4.資金の少なさを憂うなかれ、信用の足らざるを憂うべし
これまた恐ろしく重い言葉だ。わたしはもうすぐクラファンをやる。だからこそ、この4番目のことは良く考える。クラファンのページを作成しながら、ああ、これは結局信用なのだろうなと思う。きっとクラファンをやる人はみなそうなのだろう。これほど大胆に人目にさらされながらやる一大イベント、これは怖い。そして、これが上手くいくか上手くいかないかはやっぱり信用なのだろう。これはわたしが初めて独り立ちして迎える試練なのだろう。良くも悪くも、恐らくわたしはこれまでにないほど多くのことをこのクラファンから学ぶに違いない。いや、まう学んでいる。
6.良きものを売るは善なり、良き品を広告して多く売ることはさらに善なり
こんな言葉を目にすると、ああ、人間の知恵に時代なんて関係ないんだとおもえてならない。何かを突き詰めて考え行動してきた人たちの言葉には真実が透けて見える。そして、実はわたしのクラファンの目的もここにある。とにかく「女性の働き方を変える」活動をはじめたことを広く知って欲しいと思っている。わたしは商品を売ろうとしているのではなく、この考えに賛同してくれる人を増やしたいと思っているのだ。だからこそ、この活動を広告して世の中に広めたいと考えている。そしてその活動は善であるとも思っている。
もちろん10訓はすべて素晴らしい。けれど、今の自分にピッタリ当てはまる言葉というものがきっと誰にでもあるのだろう。
これまでであれば気にも留めなかったはずの近江商人の言葉が、今とても気になっている。
滋賀は考えてみると立地が申し分ない。北陸の薬や、美味しい食材を、潤沢な水が溢れる琵琶湖から、用水路を通って都に届けられたのだ。それでもきっとその立地の良さにあぐらをかいていたなら、今の世に近江商人などという言葉が残っているはずもない。
商売とは、結局人を知ることなのだろう。多くの人と会い商売をすると世の中がクリアに見えてくるのだろう。近江商人は決して目先の利益では動かない人たちなのだ。たとえ損をしたとしても世のため人の為に動いている。協働や共同を厭わない。そんな日々が遅れたなら、人はきっと澄んだ目で世の中を見ることが出来るのだろう。
※最後までお読みくださりありがとうございました。
※スタエフでもお話ししています。
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