メリー・クリスマス!イピカイエー! - 映画「ダイ・ハード」
メリー・クリスマス!
イブの夜、みなさん如何お過ごしでしょうか。
私はふと、「ダイ・ハード(もちろん1!)」を久しぶりに見返したくなりました。
クリスマスだしね。
クリスマス映画にも色々あるんですが、
やっぱこれよね。
これ最初に見たのいつだったかなあ。
当時見た時は設定がクリスマスイブというのをあまり意識してなかったんですが、改めて見ると、完全にクリスマスですね。
巡査パウエル役の人(レジナルド・ヴェルジョンソン)も「あれはクリスマス映画だ」と言ったみたいだし(Twitterで知った)、
公認ということで笑
音楽もシャンシャンとベルが鳴ってるのが良いですよね。
あと、ご存じベートーヴェンの第九が流れたり(金庫が開いたときのはもちろん、序盤のパーティーシーンで管弦楽が弾いているのも何気に第九。微かに聴こえてくるのが良い)、日本的でもありますね(年末に第九を演奏するのは日本独特)。
舞台のビルの名前は「ナカトミ・ビル」で社長は「タカギ」だし。
監督はジョン・マクティアナン。
シュワちゃんの「プレデター」(1987)と、この「ダイ・ハード1」(1988)を二本続けて撮った、ものすごいお方です。
主演は我らがブルース・ウィリス(「ウィルスじゃない、ウィリスな」と「木根さんの一人でキネマ」の木根さんも言ってた)。
今年に入って、失語症が原因で残念ながら役者を引退してしまいましたが、
家族に囲まれてすごく幸せそうな写真をやはりTwitterで見つけたので、なんか良かったなーと。
誰かが言ってましたが、
本作品、
それまでのシュッとしたスマートなヒーローと違って、
「なんで俺がこんな目に合わなけりゃならないんだ」
とかブツブツ言いながらもしっかりと事件を解決しようとしていく泥臭い刑事というところが新しかったんでしょうね。
この後、似た感じのヒーローが続いていくわけですが、この作品はエポックメイキングだったんじゃないかと。
そして「イピカイエー!」というセリフ。
「あったりめえよ」と字幕がついてるので最初見た時は意識してませんでしたが、これ、カウボーイの使うかけ声だとか。
「我々に勝てると思ってるのか?」
「イピカイエー、マザー・〇ァッカー!(あったりめえよ)」
いやー、改めて見ると、やはりカッコいいです。
ところでクリスマス映画と意識してなかったので、前回まで気づいていなかったんですが、
12月にマクレーン巡査(ブルース)、タンクトップ一枚だよね!?
L.A.とはいえ、寒くないのかな!?寒いですよね!?
なお昔からそうですが、
一番好きなセリフは、ハンスに銃を向けられたときの、
「おや おや」
です。
この余裕!(次のカットでその理由が分かる訳ですが)、シビれますね~。
そしてハンス(アラン・リックマン)の最後の表情。
有名な話ですが、
あれ監督から「1,2,3で落とす」と言われてたのに「1」で落とされたので、あれだけリアルな表情になったとか。
文句なしにいい表情です笑
ド派手なアクション。
相手の姿が見えない友情。
ホロリと泣かせる演出。
最後はキスしてハッピーエンド!
もう、なんというか、色々てんこ盛り、大満足な映画です。
久しぶりに見ましたが、
これこれ、やっぱりこういうのがいいんですよ。