他人軸から自分軸へ⑪~公認心理師試験~
元小学校教員、4児母のうみです。
今日もお読みくださり、ありがとうございます。
この頃には私の中で、
”定年まで小学校の教員として働き続ける”
という選択肢はなくなってきていました。
そのため、
”何か箔がつく資格を取らなければ”
という考えになってしまっていました。
たまたま教員仲間から
教員としての現場経験が5年以上あれば
受けることができる心理系の国家資格がある
という話を聞いて、
公認心理師の国家試験を受けることにしました。
しかも、その教員経験を活かして受験できるのは
次の試験が最後ということで、
最初で最後の挑戦にかけることにしました。
先程、
教員としての現場経験が5年以上あれば
受けることができる
と書きましたが、厳密には
現任者講習という講習を受けて
レポートを提出してやっと
受験資格を得ることができました。
晴れて受験資格を得た私ですが、
資格を取ってどう活かしたいか
ということが決まっていなかったため
勉強になかなか身が入りません。
教育現場での経験があるので、
児童福祉や児童心理の面では、
現場でのことを思い出しながら
再確認していくことができました。
しかし、
高齢者や障害児者に関することは
自分で理解がしきれない部分が
多かったです。
そして、制度や法律に関することは
全く頭に入ってきませんでした。
ただ心理療法などには興味があったため、
試験勉強よりも周辺読書が
楽しくなってしまいました。
心理系の本を読み進めていく中で
セルフカウンセリングモードに入る。
たとえば
過去の自分が感じていた感情を
丁寧に味わい尽くして
当時の自分がかけて欲しかった言葉を
今の自分がかけてあげる
そのようなことをすることで、
過去の自分を今の自分が癒してあげる
それが、心地よく。
試験勉強そっちのけで、
セルフカウンセリングばかりしていました。
結果、
私にとって最初で最後の挑戦だった
公認心理師試験は
国家資格取得という結果には
つながりませんでした・・・。
しかし、
公認心理師試験の勉強を通して
小学校の教員としての役割を
改めて考えることができました。
今までの私は、
スクールカウンセラーや
特別支援のコーディネーターや
児童福祉司の方が
本来担うべき役割まで
やろうとしてしまっていたのだと
理解することができました。
過去の自分に
今まで頑張りすぎていたんだよ
ということもこの頃から
伝えられるようになってきました。
過去の自分を今の自分が癒してあげる
ということができるようになってきましたが、
まだ自分のありのままを受け入れる
ということが
その頃はできていませんでした。
⑫につづく
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