親に怒られない服を着ていた私
私の母はファッションのセンスがある人
とは思っていませんが
子どもの頃から一緒に買い物に行って母に
「この服が欲しい」
と言っても
「その服変よ」
「こっちにしなさい」
と買ってもらえませんでした。
中学生や高校生になっても親がお金を出してくれていたので、ある程度「こういう服が欲しい」と言ったり、もらったお金で自分で買い物に行ったりするということはあってもどこかで“母になんと言われるか”ということを気にしていました。
大学生になり、自分のお金で洋服を買うようになっても実家暮らしで両親と一緒にくらしていたので、その癖は抜けず…
社会人になってからもやはり母の目は気になり、
また小学校教員という職業もあり、
「これは職場に着て行っても大丈夫かな」
と母に確認をしたり、プライベートで着る服も無難な服を選んでいました。
子どもが生まれてからは、母と一緒にベビー服を買いに行くこともありましたが、私が
「これが欲しい」
というものは買ってもらえず、
母が「これがいいじゃない」というもの、
母が納得したものしか買ってもらえず、
一緒に買い物に行くことが苦痛で仕方ありませんでした。
何度「孫の服は買わないで」とお願いしても買ってくることは続き、さすがに長女が小学生になった頃、
「保育園の頃は着替えがたくさん必要だったけど、小学生になったらもう着替えはそんなに必要がない。それに、本人の好みもあるから、もう一切服は買わないで欲しい。下の子たちは、お古があるから、下の子の分もいらない」
夫婦で頼み込みやっとやめてくれるようになりました。
すると私の服を買ってきたり母が着なくなった服を私にくれるようになりました。
行動もコントロールされていたけれど、
身の周りの物も自分で選ぶのではなく
母の選ぶものに囲まれていたんだ
と今は思います。
ダイエットしてサイズダウンしたので、服をほとんど買い換えることになりました。
もちろん、母には相談せずに買いました。（それでもダイエット終えたばかりの頃は夫に「この服どうかな？」と確認してしまっていましたが💦）
しばらくの間は、徒歩２分のところにある実家の前を通るのも、他でもない母に、
「そんな服着てるの？変よ」
と言われるのが怖くて、実家の前をなるべく通らないようにして、買い物に行ったり子どもを公園に連れていくのも遠回りしていました。
そんな私が最近やっと親の顔色を伺わず、自分が着る服を自分で選び、楽しんで着ることができるようになりました。
これも私がダイエットをして自分を取り戻せたことのひとつだと思っています。
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