行方
毎日、自分に問うています。
これから、どういう人になっていきたいのか?
空気を読み、
自分の気持ちは後回しで、
とにかく全体が上手くまわるように動きまわっていたような人生。
周りのどこかがギクシャクしているのがたまらなく心地悪く、それを解消するために必死で立ち回っていました。
いつも、周りばっか気にして。
自分軸と、他人軸という言葉があります。
その名の通り、
軸がどこにあるかを表す言葉なのですが、
わたしはこれまでずっと他人軸だったのでしょう。
そのことについて、
自分では考えたこともなくて、
この言葉を教えていただいた時にハッとしました。
自分がどうしたいのか、
あんまり考えてないなー、と気付きました。
自分の人生なのに。
子育てをしながら仕事をしていた頃、
もし急に子供の調子が悪くなって、
すぐに迎えに行かないといけなくなった時に、
自分以外に頼める人がいませんでした。
夫は「急に行けるわけないやろ」と
最初から協力する気はなく、
それなら仕事を辞めろ、と。
舅、姑も「そんな責任は持てない」と言いました。
結局、あてになるのは自分だけ。
何かあったら、
絶対にわたしが行かないといけない。
だから、自分が急に休むことになっても
代わりの効く存在であるべきだと考えていました。
そうでなければ、職場の方たちに迷惑がかかってしまうからです。
自分の個性を消して、
誰でもができる仕事の範囲内で、
時間も定時できっちり終わるように、
それを最優先に考えて仕事をしてきました。
わたしの代わりに仕事ができる人は他にもいますが、わたしの子供たちを頼める人は他にいませんから。
そうやって、万が一の想定をしつつも、
幸い、子供たちが急に体調を崩すこともほとんどなく、仕事は順調に続けることができました。
ただ、誰でもできる内容の範囲で仕事をしてきた為、キャリアアップを図るのは本当に大変でした。
定型業務を中心に行なっていたせいで、
考察するための思考力がなくなり、
新しい知識を取り入れることも困難でした。
普段やっていないことは、
急に始めようとしても、
すぐにはできないということを体感しました。
今思えば、
もっと心を動かしていれば良かった。
過去に戻ることはできないので、
今からできることに気持ちを切り替えて。
今は、自分にできることを精一杯頑張っています。
求められるレベルには到底達していないけれど、
指示された仕事は少し無理をしてでも完了するように。
小さな達成を積み重ねていけば、
いつか自信もついてくるはず。
でも、本当にわたしが目指したいのは、
わたしにしかできないことをすること。
今までの、
誰でも代わりが効くわたしではなく、
「是非、あなたにお願いしたい」
と言われるような。
そのためには、自分軸で動いていく。
自分の特性を理解し、
今持っているもの、
これから身につけていく必要があるもの、
やってみたいこと、
ちゃんと自分に聞いてみる。
手持ちの駒だけで守りに入らない。
武器を手に入れて、攻めに徹する!
わたしはまだまだ可能性に満ちている✨
そう考えただけでわくわくします。
今の仕事に就くときには、
一生働く会社だと思って、
何が何でも、定年までは心を殺してでも働き通すつもりで入社しました。
それくらい、本気で働く決意をして、転職活動をしていたのです。
それなのに、自分のことを理解し始めてしまうと、
しがみつく考えがまるでなくなり、
あんなに思い詰めていた自分が嘘のよう。
心を殺して、自分らしくない生き方をするのはイヤだ。
経済的なことはよく考えないといけないけれど、
わたしがわたしらしくいられることをしたい。
そのための学びを、
少しずつ増やしていきます。
せまい世界から出る!
あとは、やるだけ。簡単なことだ。
わたしにしかできないことを。
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