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「ぼくのママはプロサッカー選手」岩清水梓



岩清水梓さん。

なでしこジャパン優勝メンバーで、現役WEリーガー。38歳。
2019年に妊娠し、出産。その後、WEリーグで現役復帰を果たす。


そんな岩清水選手の
妊娠から出産、復帰までのリアルが綴られている本です!




まず1番の感想は、

出産ってすごすぎる、、。


子供を産むってすごく大変で痛いとは聞いていたものの、こんなにちゃんと事細かに知ったことはなかったので、想像以上でした。

そして多分、経験した人からしたら、
文字では語りきれないくらいもっと大変なことが沢山あるんだろうなぁって思った。


今すぐお母さんに、

「生んでくれてありがとう」

って伝えてください。

出産って相当すごいです。


読み進めながら、出産の凄さが衝撃すぎて、

「えまってこの人こっから現役復帰すんの⁉︎しかもWEリーグで⁉︎」

ってなってました。


最近、膝の大怪我から復帰した私ですが、

それと似ているところもあって、
(似ていると言ったら失礼なんじゃないかってくらい出産のほうが凄いけど)

だからこそ、

そこから復帰することの凄さをより感じた。

相当きつかったやろうし、相当凄いことしはったなこの人

って、
改めて尊敬の気持ちが強くなりました。


また、海外では
ママさんプロサッカー選手がもっと浸透しているそうです。

私の応援しているウェストハムというイングランドのチームでも、

妊娠している選手の子供の性別を発表するパーティーがチームで開かれているのをInstagramで見たことがあります。


日本の女子サッカーがプロ化し、

プロ女子サッカー選手が
一女性として結婚や出産をすることが

これから日本でもより浸透し、それが尊重されるリーグになればいいなって思います。

岩清水選手はそれの先駆者であり、

実際周りの理解や応援もすごくて、本当に素敵だなって思いました。

自分もこの先、
もし出産と仕事復帰で悩む人とかがいたら、

全力で背中を押してあげたいし、できることがあれば力になりたいって思います。


きっと、女子サッカー選手が書いてなかったら、私は出産についての本を読まなかっただろうし、

岩清水選手のおかげで私はこのようなリアルを知ることができました。


全ての女子サッカー選手、

いや、
誰かのお腹の中から生まれてきたよーって人全員に読んでほしいです。

てゆうか、読むべきです。


お母さんの見る目、変わります。


そっからの現役復帰、

岩清水選手のことめちゃくちゃ応援したくなります。


こんなにも可能性に満ち溢れた女子サッカーが、

この本のおかげでもっともっと好きになりました。



最後に、
印象に残った言葉をまとめておきます!

やっぱり、自分の主軸には常にサッカーがあって、そのモチベーションが上がれば、自分の人生も明るくなるんだと、改めて思い知った。

引退せずに出産後現役復帰すると決めた時

「イワシの今まで残した経歴や功績があるからこそ、いろんな人が応援してくれるんだと思うよ!」

クラブに妊娠を伝えた時のスタッフさんの言葉

不安だから、分からないから、1人で全部背負おうとしてしまう。だから余計に自分が孤独に感じる。
・・・
分からないから、あえて苦しい選択をしてしまっていることに、気づいていないこともある。夫の言葉で、もう少し周りに頼っていいんだった、と我に返った気分だった。

育児の弱音を旦那さんに伝えた時。
常に旦那さんも素敵やねん。

出産は、年齢や体質、性格、また時期などで、体や心に受ける衝撃はまったく違う。だから、その後の経過や状況だって一人ひとり違うし、違っていい。

これ、怪我も一緒だと思う。
同じ怪我でも誰かと比べなくていい。

たとえ優勝して帰ったって、まだ幼い子どもにしたら、知ったことじゃないのだ。
優勝しても、失敗しても、1日は1日。うん、そんなものだ。

子供って素直〜☺️

同じ「仕事」でも、どんなに練習や試合がキツかったり、しんどかったりしても、好きなことをやらせてもらえている、という有り難さのほうが勝つ。

仕事がプロサッカー選手になって。

子育てにおける理想は、出産前からある程度あった。でも、そんなに理想通りにうまくいくことってあまりない気がする。そこに固執して、心がすり減ってしまうくらいなら、自分のやりやすい方法、生活していく上でラクな道を選んでもいいんじゃないかと思っている。

子育てと仕事の両立について

モヤモヤで頭がいっぱいになったとき、私はいつもなにが今、自分にとって1番大事なのか、ということを自問するようにしていた。

なにかに悩んだ時、決断する時。


また、素敵な本に出会いました^ ^

ありがとうございます!

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