こだわりが人生に彩りを与えてくれると思った話。

先日、木工作家の方から木彫りの一人がけの椅子を購入した。少し値は張ったけれど一つひとつ手作りで制作していると思うと、妥当な価格だと思って即決した。その椅子を部屋に置いて部屋を見渡した時、そういえば家具は基本アンティーク、植木鉢は友人の作品、壁にかけているアートはこれまた友人の作品だと気が付いた。改めて、部屋の中は自分の価値基準で「こだわりのもの」を収集したものに囲まれながら生活していることに気がついた。そしてそれらを入手するためにそれなりに時間を割いて良いものを探し、ご縁があって今自分の手元にあることを再認識した。そう、強いこだわりがあるのだ。

一方で最近妙にラグジュアリーブランドに興味が湧いている自分がいる。ただこれは上記のものたちと違って自分の価値基準で値が決まっているというよりは、差別化のために値が高値なものだし、世界中で誰かが決めたトレンドの下に流行り廃りが決まったものだ。これは果たして自分が生活に取り入れたい「こだわり」のものになるのだろうか。

やはり自分なりの価値基準で選んだ「こだわり」の方が、愛着も湧くし、個性も出るのだろうなと思う。こだわりを探す旅こそが、人生に彩りを与えてくれるのだと思う。

いいなと思ったら応援しよう!