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自閉スペクトラム症者を対象に、発達性協調運動障害(DCD)が生じるメカニズムを調べてい…

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自閉スペクトラム症者を対象に、発達性協調運動障害(DCD)が生じるメカニズムを調べています。 2017年に博士号(人間科学)を取得、現在はポスドク研究員です。

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  • 感覚と運動の発達凸凹マガジン

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    発達障害の感覚過敏と鈍摩やDCD(発達性協調運動障害)について行っている実験心理・脳科学の研究など、研究の世界的な動向についてシェアしていこうと思います。

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手足の協調運動が困難になる理由

発達障害の一つである、自閉スペクトラム症(ASD)の多くで、協調運動の困難がみられます。 例えば、体育でスポーツをするときの動きがぎこちなかったり、スキップがうまくできなかったり、箸がうまく使えない・・・といった症状がみられる場合があります。 なぜこのような多岐に渡る動作に困難が生じるのかについて、正確なメカニズムは未だよく分かっていませんが、様々な仮説が提唱され、研究がすすめられています。 脳のGABAと協調運動スキルが関連する私たちは以前の研究で、MRS(MRIの一

    • 脳のGABAって何?自閉症との関連は?

      私たちの研究グループでは、「GABA」という言葉をよく使います。 自閉症の様々な症状が、脳に含まれている「GABA」という物質の変化によって引き起こされていると考えているからです。   ※参考:脳内のGABA濃度と運動の不器用との関係を示した研究成果 ・・・そもそも「GABA」って何なのか?                  チョコレート?英会話教室?? ・・・という質問を実験参加者の方によくいただくので、ここで簡単に解説したいと思います! 脳内の情報のやりとりを支

      • 自閉スペクトラム症者にみられる運動の問題について

        運動の不器用に、診断がつく?ボールを投げると変な方向にいってしまったり、家庭科の時間に縫い物がぐちゃぐちゃになってしまったり・・・。このような状態は、「運動音痴」とか「不器用」などと評されることが多いかと思います。 運動のスキルは、そもそも個人差が大きいものではありますが、このような運動の不得意さが日常生活に影響を及ぼすレベルになると、「発達性協調運動障害」という診断がつく場合があります。英語では、"Developmental Coordination Disorder"と

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