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Words第Ⅰ部の終わりに(あとがき)

この作品は、2020年にKDP/AMAZONで「Words・Ⅰ」として電子出版したものを、主に改行などの若干の修正を加えて、分割・連載したものです。
AMAZONでの電子出版は停止していますので、現時点で読めるのはここだけとなっています。


ここまでが、第Ⅰ部となります。
これ以降の執筆・公開については、未定になります。

出版後、第五回「このセルフパブリッシングがすごい!」(現在は終了)で1位にしていただいた手前、続きを書くことは責務だとも思っていますし、
それなりの構想は持っていますが、なかなか書きはじめられずにいます。

そうこうしてる間に、KDPによるセルフパブリッシングからも手を引くことにもなり、「セルフパブリッシング本」として投票してくださったかたには申し訳無くも思っています。

書くのを完全に諦めたわけではありませんが、もう少し先のことになるかもしれません。
いや、わからないけれど。


作中に先日星にお帰りになったKANさんの名前や曲の引用があります。
ある意味で主題と言って良いほど、用いました。

しかし、僕はKANさんの曲や情報にまったく触れなかった時期が幾度もあり、Xなどで見かける他の方のようなきちんとしたファンだったということはないような気がします。

なのに、下手くそな物書きの常として、言葉ばかり強く大きくなって、結果的に自分の心の中とは乖離した文章を書いてしまいたくなります。
でも、それは、不誠実だと思うし、あまりしたくありません。
特にKANというアーティストについては。

だから、その代わりに僕の好きな曲を並べます。

テレビの中に
NO-NO-YESMAN
適齢期LOVE STORY
だいじょうぶI'M ALL RIGHT
GIRL TO LOVE
FOREIGNER
東京ライフ
健全 安全 好青年
1989 (A Ballade of Bobby & Olivia)
君が好き胸が痛い
発明王
決まりだもの
プロポーズ
ぼくの彼女はおりこうさん
恋人
丸いお尻が許せない
まゆみ
孔雀
KANのChristmas Song
ラジコン
甘海老
牛乳のんでギュー
今度君に会ったら
ひざまくら〜うれしい こりゃいい やわらかい〜
Songwriter
サンクト・ペテルブルグ〜ダジャレ男の悲しきひとり旅〜
月海
WHITE LINE〜指定場所一時不停止〜
車は走る
東京熱帯SQUEEZE
CLOSE TO ME
RED FLAG(一般道路速度超過)
IDEA
バイバイバイ
scene
安息
桜ナイトフィーバー
23歳
キセキ
ポップミュージック
エキストラ

そして、この作品で繰り返し出てくる「永遠」という曲。

結婚披露宴にでも歌えそうな幸せなラブソングのようでいて、
僕はずっと、「むくわれない片思い」の曲だよなぁと思ってきました。

もしも恋事に罪をおかしたら
その罰は僕に受けさせて下さい

「永遠」KAN

ああ 君が笑ってる ああ 僕に笑ってる
いつもそんなことばかりを夢で見ては
ああ くる日ゆく日を過ごします

「永遠」KAN

他で恋をする前提の相手に、
目の前で笑って貰えずに、ただ夢で見るだけで現実には逢えず、
毎日をすごす、とも解釈できて、なんとも切ない哀しみが感じられます。

邪魔かもしれないけど、重荷にならないようにできるだけ自分を気にしないように訴え、報われなくてもそばにいるのだという悲痛な覚悟が、こんなにやわらかく美しくうたわれていることに、「こんなこと自分には絶対言えねーよ」という謎の敗北感と「でもそうなりたい」という憧れを、片思いばかりしていた昔の僕は強烈に感じたのでした。(そもそも解釈的に間違ってるかもしれないけど)

だからこそ、この作品の根底にこの曲を置きました。

「Words」という作品は報われずに大人へと成長していく少年が、
最後に何によって救われるかまでを辿る物語になるはずです。

「永遠」という曲の中の男のようにはなれない、主人公のおはなし。

書いてないから、まだわかりませんが、
強くそうしたいと思っています。


タイトルイラストですが、KDPで出版する際に、
小説家兼絵描きのくみた柑さんに無理なお願いをして描いていただいたものを、流用しました。
後報告にも関わらず快く許可してくださって、感謝しています。
それから、ずっといきそびれていたKANさんのライブを勧めてくださったことも。
おかげで、僕はついにKANさんの姿と生の演奏を見聞きする機会を4度得ることができました。それがこれ以上増えることのない貴重な経験になってしまうとは考えもしてませんでしたが。
ありがとうございました。

くみたさんは新作も最近お出しになりました。

タイムリープを主題にした前作の続編で、心温まるロマンスでもありました。
前作のファンの方には、気になっていた伏線を回収するとてもいい後日談でしょう。

どちらの作品も、皆様どうぞお手に取ってくださいませ。


このWordsの第Ⅰ部をもって、noteでの自作の公開は一区切りです。
電子出版していたものは、他にあと三作あるのですが、noteで公開するには少々不適切なテーマや表現が多かったり、フォントのサイズをたくさん変えたりしなきゃいけなくて面倒くさかったり、個人的には大事だけれど今見ると作品としては稚拙だなあと思うKDPデビュー作だったりと、どこかしら公開をはばかられます。
ですので、とりあえず、これでかつてKDPで出版していて、noteで公開できる作品の連載は終わりだと思います。



最後になりますが、ここまで読んでくださった皆様ありがとうございました。
できれば、noteに掲載している他の作品もよろしくお願いいたします。


では、またの機会に。



この作者のほかの完結済み作品、短編集はこちら↓



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