子供の頃、好きだった絵本『はじめてのおつかい』英語版のちょっと気になること!
みいちゃんって、みきちゃんだったんだ!
子供のころ大好きだった『はじめてのおつかい』の英語版のタイトルが『Miki’s First Errand 』で、年甲斐もなく、ちょっと嬉しかったのは子供には言えない話(笑)実は、私も遠い遠い昔々にみきちゃんと呼ばれていた女の子だった(笑)
英語版で気になったのは、タバコを買いにきたおじさんが、タバコではなくオレンジジュースを買いに来たおじさんになっていたこと。『はじめてのおつかい』の絵を描いている林明子さんのファンならお馴染みの例のタバコおじさんのこと!タバコおじさんは林明子さんの他の絵本にもよく探してみると、ちょいちょい出てくる。林明子さんの絵本を手にすると、ついつい探してしまうあのタバコおじさん。
なぜ、タバコおじさんがジュースおじさんになってしまったのか。タバコが絵本に相応しくないと判断されたのだろうか?!お店の『たばこ』の看板も消えている。でも、たばこを買ったのおじさんだし、あのおじさんと言えば『たばこ』なんだよー。そして、何となくあのおじさんは、オレンジジュースは飲まなそうな気がする…という独断と偏見にまみれた複雑な感情でいっぱい。
私も子供の頃この絵本が好きで、この子ちょっと自分みたいだって思っていた。緊張すると声が出なくなるところとか、転んで膝を擦りむいて絆創膏貼っている足とか。今はうちの娘に何だか似ているなって思う。林明子さんの描く子供は愛しくなるし、子供の頃は、絵本の中に自分がいて、まるでみいちゃんになったような気持ちになった。みいちゃんに似ている子供はきっと日本中にたくさんいる。絵本の世界にその瞬間引き込まれてしまうあの感覚は、子供時代の魔法のような時間だった。やっぱり絵本の力は素晴らしいなと思う。
今は兄と野を駆け回っている我が家のおてんば娘も、いつの日か母になり我が子を膝に乗せて、絵本を読んであげる日が来るのだろうか。今は、転んで絆創膏だらけの膝だけど。
この裏表紙も好き。
もちろん表紙のこの笑顔も!
最後まで、読んで頂きありがとうございました。
MIKI