第303回TOEIC公開テストを受験しました
TOEICを受験する理由
今日は第303回(午後)TOEIC公開テストを受験してきました。
2020年の12月から2、3ヶ月に1回のペースで受験を続けています。
本当は毎月受けたいのですが、残念ながら長野は実施回数が少ないですからね。
TOEICの問題傾向は共通テストや大学入試問題にも影響を与えているため、
自身のスキルアップのためというより
英語講師としてやるべき仕事のうちの一つとして捉えています。
ちなみに、ここ最近は長い文を素早く読んで内容を掴むことから、
部分的な情報から背景などを推測したり、
複数の情報を照らし合わせて正解を導くことに
求められる力の重点が移っているように感じます。
TOEICを受けるべき人
大学受験を控えている通常の高校生はTOEICを受ける必要はありません。
それよりも英検、GTEC、TEAPを受験することをお勧めしています。
TOEICを受けるべき人は、
①長野高専の生徒で、英語の授業の免除や大学への編入試験のために必要になる人
②推薦などで10月〜12月のうちに大学に合格してしまった人
です。
特に②の生徒は必要性を感じていないことが多いので、
理由を説明します。
TOEICを受験する人たちの中で、
一番多い年代はおそらく大学3年生から4年生です。
今回私が受験した会場にもそのくらいの年齢の人がたくさんいました。
彼らが受験する理由は就職活動のためか、
就職が決まった企業で一定のスコアが求められるからだと思います。
しかし私は大学3年生になってTOEICを初めて受けるのは悪手だと考えています。
受けるべき時期は大学1年生、受験の直後です。
理由は単純で、多くの人にとってその頃が英語力の最盛期だからです。
留学したり、英語を専門とする学部に進んだりと特別に英語を勉強しない限り、
大半の大学生は入学後本人が思っている以上に英語力が低下していきます。
大学1年生の時のスコアと4年生の時のスコアを比較すると、
300点近く下がってしまった例もあります(残念ながら私の例です)。
ただでさえ不安の多い今後の進路を選ぶ大事な時期に、
落ち込む要素を増やさないことは大切です。
年々、推薦などの新形式で大学に合格する生徒は増えており、
一般的な形で受験して大学に行く生徒に勉強量で遅れをとらないためにも、
高校3年生の残り時間をTOEICに使うのは良い選択だと思います。
※TOEICの有効期限は2年ですよね、とたまにきかれるのですが、
公式認定証の再発行期限が2年なだけで、獲得したスコア自体は残ります。
楽しくTOEICを勉強するために
TOEIC受験後は元予備校講師で教育系YouTuberの森田鉄也先生、
通称「もりてつ」のチャンネルを視聴するのが習慣になっています。
フォームが複数あるため、同じ時間帯に受験していたとしても
同じ問題を解いているとは限らないのですが、
今回は森田先生と同じフォームだったようです。
自分はリスニングのPART2が難しく感じたのですが、
先生によると難易度「普通」だそうです…
しかし、ということはここが自分の課題だな、と気づくことができます。
TOEICは問題用紙を持ち帰ることができません。
そのため、試験後この反省会ライブを何か作業をしながら聞くことで
復習の代わりになっています。
資格試験の受験は孤独なもののようですが、
このような番組を視聴することで連帯感を感じることができます。
他の勉強にも活かせそうですね。