![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/89849597/rectangle_large_type_2_959022d58a8dc2d2e2a805f9d0e7d3dc.jpeg?width=1200)
成績を伸ばすためのマインドセット
おかげさまでMigakuに通っていただいている
中学生の皆さん、開校した7月から10月にかけて
5教科総合で30点から50点成績を
全員伸ばすことができています。
個々の教科をバラバラに見るのではなく、
5教科全体を俯瞰して伸ばしやすいところを把握し、
狙ったところを着実にとれるようにしていって
もらっています。
今回は成績を伸ばせる生徒さんが持つ
考え方や習慣の特徴、
マインドセットについて話していきたいと思います。
成績が伸びる生徒さんには
以下の三つの特徴があります。
素直であること
ありのままの自分を見せられること
小さな努力を馬鹿にせず積み上げられること
では、それぞれについて説明していきます。
素直であること
講師が授業中に指示した問題の解き方や勉強法を
素直に受け入れて、実践してくれる生徒さんは
力を伸ばしやすいです。
当たり前のようですが、
案外これができていない人も多いのが実情です。
自分のやり方に固執してしまい、
同じことを繰り返しても結果が変わらないのは
当たり前のことですが、
人間は同じ環境で同じ方法を
繰り返した方が安心するため、
ついやり方を変えることを拒んでしまいます。
そのため、今までのやり方を手放せるのは強いです。
口を開けていないと、
食べ物を食べることはできません。
抵抗があっても、まずは素直に口を開けることを
意識してもらえればと思います。
一度飲み込んだ上で合わない場合、
手放すのは自由です。
ありのままの自分を見せられること
わかっていないのにをわかっているように見せかける、
できていない問題をできているように見せかけて
ごまかす、これらの癖は積み重なって尾を引き、
後に大きな問題になることがあります。
10年前に担当していた生徒で、
課題の丸つけや小テストの点数をごまかしたり、
模試の自己採点で実際の点数より高い点数をつける
ことが常態化している生徒がいました。
結局、受験直前の模試や本番後の自己採点でも
点数を偽り続け、最後までありのままの自分に
向き合うことができず、不合格になってしまいました。
ただこれは担当していた私にも責任があると
今でも反省しています。
ありのままの自分を見せられないのは、
大人の側が子どものできているところ、
良い点だけしか認めないような条件付きの肯定
しかしていないことにも原因があります。
安心して自分の弱点も出せる環境を提供できることも、
良い学習塾の条件だと考えています。
小さな努力を馬鹿にせず積み上げられること
いろんなところで言われ過ぎていて
あまりにも当たり前になっていることですが、
国語の漢字や英語のリスニング、英単語学習など、
コツコツした努力を毎日積み重ねられるのは
とても大事なのに、
残念ながら多くの人がその効果を馬鹿にしています。
以前働きながら英語の勉強をしていたとき、
忙しかったので確保できる時間が
平日は1日30分程度でした。
それでもなんとか毎日続けていたのですが、
当時の同僚に「1日30分じゃなんにもならないよね」
と馬鹿にされたことがあります。
腹立たしい以上に、
この人は小さな努力を積み重ねる大切さが
わかっていないんだな、と可哀想になりました。
結果的に今英語が少しはできるようになっているので、
あそこでやる気をなくさずに続けてよかったと思っています。
持ち出したのが私の例で恐縮ですが、
小さな努力や変化は他人に馬鹿にされがちですし、
本人も低く見積もってしまうせいで、
せっかくの成長の芽を潰してしまいがちです。
テスト前や受験期に大量に勉強できる
派手なエネルギーも良いと思うのですが、
普段からわずかずつでも積み上げていくことの
大切さを理解できている生徒さんは
テストや受験が終わっても努力を継続できますし、
大人になってからも様々な分野で
成果を出せる基盤ができると思います。
性格は変えられないが、行動は変えられる
以上の三点は、
変えることのできない人間の性格の部分ではなく、
変えることのできる人間の行動の部分です。
勉強のやり方や中身以前に、
何か行き詰まりを感じる方は一度見直していただくのもおすすめです。
細かいことを言っているようですが一事が万事で、
変化のきっかけはこういった細部にこそ宿っているのかな、とも思います。