161作目:耳をすませば
こんばんは、Umenogummiです。
今日はこちらの、名作ジブリアニメ映画です。
中学3年生の月島雫は読書が好きで、市立図書館はもちろん、学校の図書室の本もたくさん読んでいました。ある時雫は、いつも天沢聖司という人物が自分より先に本を借りていることに気が付きます。見も知らない聖司に、いつしか雫は憧れに似た感情を覚えます。
夏休みのある日、本を借りるために雫は中学校へ行き、その後友人の夕子に頼まれたカントリー・ロードの和訳を夕子に渡します。いまいち納得がいきませんが、コンクリート・ロードというパロディの和訳も渡し、二人で笑い合います。夕子から恋の相談を受けながら帰宅している途中、雫は借りた本を忘れたことに気が付きます。学校へ戻ると一人の少年が、雫が借りた本を読んでいました。その中には雫が和訳したノートもはさまれており、少年は雫に本を渡し、「コンクリート・ロードはないと思う」と告げ、立ち去ります。雫は彼に腹を立てて帰宅します。
またある日、雫は図書館へ向かう途中、丸々と太った猫が電車に乗っているのを見つけ、後をつけます。猫を追った先に合った「地球屋」という店に足を踏み入れ、猫のバロン人形や大きなからくり時計などに目を奪われます。店主の西司朗と親しくなった雫は、その後も地球屋を訪れますが、店は開いていません。
件の太った猫に話しかけていると、雫の和訳をからかった少年が現れます。少年は店主の孫で、店の地下のヴァイオリン制作の工房でヴァイオリンを作っており、雫は少年のヴァイオリンを作る姿に感動します。少年が雫に演奏をせがまれると、「知っている曲だから歌え」と雫に促して、カントリー・ロードの演奏を始めます。その最中、店主の西が友人たちと帰宅し、演奏に参加、雫は楽しい夜を過ごします。
その後、雫は少年が「天沢聖司」だと知り、驚きます。雫を近くまで見送る聖司は雫に、「イタリアにヴァイオリン制作の修行に行く」夢を語ります。
そんな聖司の姿を見て、何もない自分に劣等感を抱いた雫は西の許可を得て、バロンを主人公にした物語を書き始めます。
甘酸っぱい青春ラブストーリーですね。でも何度も見ているはずなのに、毎回いいなぁって思います。ラストの聖司と雫の会話なんか、すっごいクサくて見ていて恥ずかしくなっちゃうんですけど、そこがいい。中学生の時、授業でこの作品を見たのですが、このラストシーンで教室中、大盛り上がりだったのを今でも思い出します。ある意味、私にとっても青春の1ページなわけですね。
大人になって、舞台となった聖蹟桜ヶ丘で働いたことがあるのですが(といっても駅周辺ですが)、とても素敵な街です。
カントリー・ロードは今でも大好きで、カラオケに行くと毎回必ず歌う曲です。
何度見ても飽きない、王道のラブストーリーです。