40冊目:総務部総務課山口六平太/林律雄・髙井研一郎
こんばんは、Umenogummiです。
ちょっと少年マンガが続いているので(少年マンガ好きなのでどうしても片寄ってしまいます)、箸休め的なゆるーいマンガを。
総務部総務課山口六平太/林律雄 作・高井研一郎 画
ダイニチ自動車総務部総務課を舞台に、会社で働く人々の悩みや、事件などを、平社員の山口六平太がゆるーく解決に導いてくれます。
この六平太、のほほんとしていてじゃがいもなんて呼ばれたりしますが、とても出来る人です。彼がいなければ総務部総務課はたち行かなくなるくらい。縁の下の力持ちとしてさりげなくアドバイスしたり、ときにはユーモアで場を和ませたりします。
特技はタバコを舌でくるっと口のなかに折り畳み、再び取り出すこと。これが以外と問題解決のきっかけになったりするんです。
基本的に1話完結でどこから読んでも楽しめます。
なんとなく流れで読んでいくと人物の変化や成長が見られてが面白いです。
六平太の親友・片岡が登場初期は荒れまくっていたのに、今は子煩悩で部下にも頼られる人間になりましたし。
忘れてはいけない裏主人公・有馬係長(毎巻最後の話は有馬係長が主役の話です。六平太は基本出てきません)。すっごくイヤミな人物です。会社の嫌な人の悪い部分を全部集めたような(笑)でも有馬係長がいなければいないで寂しい。また、よい部分もあるので(風邪を引いた村木のお見舞いに行ったり)憎まれつつも、憎みきれない、そんな必要悪なキャラクターです。
作画の高井研一郎氏が亡くなったことで、惜しまれつつもこの物語はラストを迎えました。
ご冥福をお祈りいたします。