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コミュニティの『期間限定運営』から得た3つの気づき
私は、2022年の12月から、在宅ワークをするママのためのオンラインコミュニティ『ウィズママ』に入会しています。
先日、期間限定の運営スタッフを体験する機会があり、挑戦しました。
長男出産時に会社を辞めて以来、チームで仕事はしたことがなく、ライター以外の業務も久しぶりでした。
およそ2週間の期間限定でしたが、たくさんの学びがありすぎて、アウトプットしなければ勿体ない!
感じたことを、こちらのnoteにまとめさせてください。
◆こんな人に読んで欲しい
・webライターをしていて、今後のキャリアを考えている人
・新しいことに挑戦しようとしている人
ウィズママのメンバーの皆様も、そうでない皆様も、私の気付きから少しでも働き方のヒントを見つけていただければ幸いです。
期間限定運営に挑戦した経緯
はじめに、挑戦の経緯をお話しします。
5月下旬に、コミュニティの新規会員募集がありました。
新期生さんの歓迎をするため、期間限定の運営スタッフを増員する旨が、コミュニティ内で掲示されました。
募集時に記載されていた業務内容は、下記の3つでした。
新期生さんへの声かけ
オンライン歓迎会の進行
その他スタッフ業務を少し
普段は、主にSEOライターとして在宅ワークをしている私にとって、正直、どれも経験もなく、本業とも違う方向の業務です。
しかし、以下の理由から、挑戦しようと即決しました。
在宅ワークでのチームワークを経験できること
新期生さんの気持ちに共感できそうだと感じたこと
コミュニティが好きで貢献したいと感じたこと
平たく言えば、「ライターの仕事はそれほど活かせなさそうだけど、やってみたい!」の直感でした。
応募して、採用していただくことが決まりました。
3つの気づき
2週間の期間限定の運営スタッフで、日々いろいろな気付きがありました。
ごちゃごちゃしていたので、書き出して考えたところ、下記の3つに集約できました。
ライティング思考の汎用性
行動力の重要性
チームワークが生む効果
次の章から、ひとつずつ、かみ砕いてお話します。
1.ライティング思考の汎用性
最も大きな気付きのひとつが、想像以上にライターの仕事経験を活かせたことです。
「文章を書くスキルは、何にでも活かせる」と、何人もの有名ライターさんが発信されているのを拝見していましたが、なるほど、こういうことか!と腑に落ちました。
ー初のシナリオ作成
オンライン歓迎会の進行を務めるにあたり、進行のシナリオを考えました。
ちなみに、動画やセミナーのシナリオ作成を専門とするライター職もありますが、私は経験がありません。
やってみて気付いたのは、読者(視聴者)に「どうすれば分かりやすく伝わるか」のライティング思考が、話し言葉にも活かせることです。
〈ライティング思考例〉
・講義がどんな内容か、どんなことを知って欲しいかを、先に伝える
・ペルソナ(新期生さん)を想像して、伝えるべき内容を整える
・離脱(退屈)されない配慮をする
普段のライター業務の時と同様に意識することで、「どうすれば分かりやすく伝わるか」を考えやすく、思いのほか苦戦せずにシナリオを作成できました。
ーオンラインセミナー用のスライド制作
スライドは、もう一人の期間限定スタッフのtomomoさんに作成いただきました。
ここでも、私が普段のライティングで意識している「どうすれば分かりやすく伝わるか」を活かせることに気づけました。
尚、ウィズママの雰囲気に合ったおしゃれなデザインにする部分はtomomoさんに丸投げさせてもらいました…(tomomoさんすごすぎ。感謝です)
ライティング思考が役に立ったのは、スライド内のテキスト部分です。
〈ライティング思考例〉
・シナリオをサポートするのに過不足なく必要なテキストを考える
・簡潔で伝わりやすい表現にする
・講義を聞きながら読んでも頭に入るよう明瞭にする
ここでもやはり「どうすれば分かりやすく伝わるか」を意識すると、迷わずに完成を目指すことができました。
ーライティング思考が共通すること
結論として、シナリオ・スライドの両面から講義を考える作業は、驚くほど楽しかったです。
動画やセミナーを考えること自体が、全く初めての分野への挑戦ではなく、普段のライティングの延長にある作業だと気付きました。
「文章を書くスキルは、何にでも活かせる」という諸先輩方の教えは、「どうすれば分かりやすく伝わるか」思考の汎用性にあるためだと感じます。
例えば、ペルソナ設定、視認性、目的意識といったライティングのコツは、そっくりそのまま応用することで、やるべき作業が自ずと見える感覚がありました。
〈ライティング思考例〉
・ペルソナ設定
⇒新期生さんがコミュニティに期待していることや欲しい情報が何かを考える
・視認性
⇒講義の重要部分が無意識にわかるよう、段落/箇条書き/強調などを活用する
・目的意識
⇒「講義の目的=新期生さんにウィズママを知ってもらう」ために必要なステップを考える
この経験から、ライターはいろいろな選択肢に枝葉を伸ばせる可能性がある仕事だと感じることができました。
この記事を読んでくださってるライターの皆さんには、新しい分野でも躊躇せず、自信を持って飛び込んで欲しいと思います。
私のようなライター歴数年の人間ですらライティング思考の汎用性を感じるくらいですので、あらゆる分野で役立つスキルを持っていると胸を張ってもらっていいと思います!
2.行動力の重要性
2つめの気付きは、行動力の重要性です。
新期生さんの行動力から、とにかくたくさんの刺激をもらった2週間でした。
ーメンバーさんの行動力の高さ
ウィズママは、妊娠中や小さな子どものいるママが在宅ワークで働くことを応援するコミュニティです。
私を含め、ママにとって、自分のためにアクションを起こすことは、とても勇気がいること。
そのせいか、ウィズママには行動力が高いメンバーさんが特に多いように感じます。
〈行動力を感じたこと〉
・歓迎会で知った情報を、終了後そのまま実行してくれる
・チャットで少し話しただけのおすすめアーカイブを、翌日には視聴して報告までくれる
こんなことが、毎日毎日ありました。
やった方が良いとは知っていても、できないことって、ありますよね。
それを、ママ業の貴重なジブン時間を割いて着実に実行していく姿勢に、頭が上がらないなと思いました。
ーギブの精神を持つこと
メンバーさんからもらえる刺激に応えるために、もっと役に立てることはないかなと、私なりに考えて行動しました。
もともと、報酬を意識しない仕事だったこともあり、できることはやりたいなと思ったためです。
コミュニティの温かい特性もあり、自分から考えた行動を増やすと、さらに多くのレスポンスを感じるようになりました。
自分から行動を起こせば、どんどんやりがいが大きくなり、楽しく進んで行けることを再確認できました。
3.チームワークが生む効果
3つ目の気付きは、チームワークで働くことで、自然と生まれるものがあるということです。
これまでの在宅ワークでは、クライアントと向かい合ってのやりとりが中心だったので、併走して同じ目的に向かう仲間がいることの心強さを感じました。
-自然とFBがもらえる
クライアントと向かい合って仕事しているときは、ミッションに対する答えを自分1人で考えて導き出さなくてはなりません。
しかし、併走して同じミッションを追う人がいるだけで、
「そういう方法もあるのか!」
「そういう配慮もできるのか!」
と、自分では思いつかないFB(フィードバック)やアイデアがもらえました。
図らずも、在宅ワークも主婦業も、一人で頑張らねばと気負いすぎていたことに気付きました。
対面する相手からのFBではなく、併走する仲間からのFBが得られる環境を整えようかなと考える機会になりました。
-自然とギブができる
自分のためだけでは頑張れないことも、誰かのためなら頑張れることってありますよね。
久しぶりにチームワークを経験して、自分の収入のためだけよりも、チームのために動く方が、パワーもやる気も湧いてくることに気付きました。
さらに、達成感や喜びも、一人で働くときより、格段に大きく感じられます。
会社員時代はずっとチームだったはずなのに、仲間がいることなんて当たり前で、感じたことがありませんでした。
当たり前のことかもしれませんが、ひとりで在宅ワークをしていくより、仲間と在宅ワークしていくことで、格段に効率をあげられる可能性があるのだと気付きました。
これから、ウィズママでも新しいプロジェクトがはじまるらしいので、自分一人ではなし得ないことも効率よく達成できるのではとワクワクしています。
まとめ
期間限定の運営スタッフを経験して得られた気付きは以下の通りです。
1.ライティング思考の汎用性
⇒どんな分野でも「どうすれば分かりやすく伝わるか」を考えると、スムーズになる
⇒「文章を書くスキルは、何にでも活かせる」は本当だった
⇒ライターという職種は、枝葉を伸ばせる可能性を秘めている
2.行動力の重要性
⇒知識を得たあとに動くか、動かないかの差が大きい
⇒しっかり行動を起こせば、しっかり返ってくる
3.複数人と関わって働く視点
⇒同じミッションに向かう併走者がいることの意味
⇒自然とFBがもらえる、自然とギブができる
⇒チームワークは効率が上がる
経験してみて、これからやりたいことが一気に増えてしまい、まとまりきらずに本日に至ります。
貴重な機会をいただいた皆様に、感謝しかありません。
今回感じた気付きを武器にできるような人間になるべく、今後も頑張っていきます。
執筆者:うむる ▷【住】系webライター
☑ 元注文住宅工務店の営業職
☑ 出産後に産休復帰できず、やむなく工務店を退職
☑ 3人の子どもを育てるママ
☑ 2019年9月から不動産住宅コラムの在宅ライターとして活動
☑ 在宅ワーカーでも住宅業界に貢献したいがモットー
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