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15.のちに長く片想いをすることになる出会いの日
就職活動が動きだした冬のはじまり。
夏に付き合った彼とのスッキリしない別れを引きずっていた私。
見かねた友人が、クラブに行ってみよう!と誘ってくれた。
あまり得意ではない空間だけど、
思い切り飲んで、踊って、出会いも楽しんでみよう!と、
とにかくふっきりたいと思って渋谷へ向かった。
(↓この記事の続きです)
たまたま行ったクラブは、その前の時間が結婚式の2次会をしていたらしく、
顔見知りっぽい人が何人もいるような空間で、
すでに雰囲気が楽しそうな空間が出来上がっていた。
あんなに意気込んでいた私だけど、萎縮してしまって、
後ろの方で、お酒を飲んで、その空間を俯瞰して見ていたことをすごく覚えている。
この頃の私は、コンプレックスが邪魔をして、
合コンもイベントなどの出会いの場も楽しむのが苦手だった。
今思うと、その場をもっと楽しめば良かったな。
後ろの方で、静かにお酒を飲んでた私に話しかけてきた男性。
なぜここに来たのか、別れた彼の話も聞いてもらって、
酔ってしまった私を、話を聞きながら、酔いが覚めるまで話に付き合ってくれた。
酔いが覚めたら、今度は就職活動の話になった。
相手は学年が一個上で既に就職が決まっていた。
今思うと、この頃の一学年って、すごくお兄さんに見えていた。
社会人なんてもっともっとすごい人たちに見えていたのって、
本当に不思議な感覚。
あの時、自分とは違う世界のすごい人と思ってた人が、
今会うと、1〜2歳くらいしか年齢差がなくて、びっくりするw
中学、高校も先輩後輩ってだいぶ違う世界の人だったなぁ。
話を戻して、
朝まで私の話に付き合ってくれたこと。
自分には彼女がいるけど、私に話しかけたのは、
実は、一緒に来ていた友達に「遊んでこい」と言われて断れなかった。
でも、遊ぶことは出来ずに今にいたると。。
酔った私をそのままほっておくことも出来なかったと。。
そんな正直な話を聞いてか、彼女がいるって聞いて安心したのか、
何も疑うことなく話をしていた。気も許していたと思う。
そのあとは、彼女のことを聞いたり、お互いの大学生活を話したり、
とにかくずっとしゃべっていて楽しかった。
就職活動の相談をまたしたいと思って、連絡先も交換。
完全にお兄ちゃんポジションと思ってその日は、バイバイした。
思い返すと、大学生から社会人5年目くらいまで、
私はよく、「だまされやすいから気をつけなさい」
と言われていたことを思い出した。
振り返ってこの日のことを書いていても、
とても危なっかしいし、相手を信じるのも、気を許すのも早いw
コンプレックスが邪魔をして、警戒心が強いのに、
結構すぐに信頼して心を許すんだなと、振り返ってて笑っちゃうw
(つづく)
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