先輩方にまなぶ
数年前小泉今日子さんが劣化したという記事をよく目にした時があった。
私にはぜんぜんそんなふうに見えなくて、どうしてそんなふうにマスコミは書くのだろう、こんな記事見て誰が喜ぶんだろう、ひどいな~と悲しい気持ちでいっぱいになったことがある。
ところが、同じくそのころ、たまたま目にした雑誌に小泉さんの
年を重ねることへのインタビューが載っていた。
キョンキョンがたしかちょうど50歳くらいの時、
今の私と同じくらいの年齢だったと思う。
若い時とは体の冷え方が違うから、本気で「下着選び」が大事に感じている。薄手で暖かい「ババシャツ」って必須です。とか。
だんだん字がぼやけるようになってきて「あああ!これが老眼か~ついにきたか~」って思ったって。
でも、その後の小泉さんの言葉が面白くて
「せっかくだから、老化がどんなものなのか楽しんでいる」と。
多くの内容は忘れてしまったけど、
そんな小泉さんの言葉が心に残っていて、
字がぼやけてきたり、暗いと見えないし、明るくてもつらい、
私も目の老化現象が出始めた時
「ああ、これか!これがキョンキョンの言ってたやつだ!」
って思い、目の老化現象は不都合だし、気分の悪いことも多いけど
なんとなく受け入れたというか、
あんな綺麗な人でも老眼だから(笑)と納得した。
あの記事を読んでいたといないとでは、ずいぶん気持ちが違っていたと思う。たまたま読めてよかった。
そんなわけで、受け入れがたいこともたくさんあるのだけれど
「次はどんなことが起きるかな?」って
次にやってくる老化現象を
遊び心をもって受け入れていけたら気分も違うだろう。
若いころは、かかなかったようなじっとりとした首筋の汗や
ぽにょぽにょのお腹も
少しは愛せる?
少しはちがってくるんじゃないかな。
そんな気がする・・・ようなしないような・・・