古いものを手放す~不登校の思い出と制服~
むすこに自転車をお古でゆずっていただいたお家のむすめさんに
むすめの中学生時代の制服をゆずった。
むすめが通った学校は新しくできたばかりの学校で、
制服は濃いグレーに桃色のチェックのスカート、
あか抜けててとってもかわいかった。
大きめにつくった制服は、むすめの身体になじんでなくて、
それでも、制服姿ってかわいいな~なんて思いながら学校に送り出したのもつかのま、むすめっこさんは学校に行かなくなった。
そうこうしているうちにコロナになっちゃったし、
その後はフリースクールにいったから、夏服なんてほとんど新品。
受験の時に久しぶりに着たら女性らしい体になってて、
なんとか着られるけどかなり厳しい感じで、
むすめの成長に驚いた。
それくらい・・・着ることのなかった制服
学校に行けなくなって、無口になって、深夜までゲームをするようになって、むすこに八つ当たりをしていつも怒ってた
このままどうなっちゃうんだろう・・・ってすごく心配だった
フリースクールに通えるようになってからは良いサポートと出会えたから心配な気持ちもなくなてきたから忘れてたけど、
あの頃ものすごく心配で胸が痛かった。
痛みまで思い出した。
どこかで・・・このかわいい制服を着て、小学校時代のお友達と一緒に、
同じように、中学生時代をエンジョイしてほしかった。
そんな願いもあった
制服を着て楽し気におしゃべりしながら歩く女の子を見ると
何でうちの子は。。。って悲しくなったりもした。
いろんな思いがあったんだな~
って自分に驚いた(笑)
いろいろあったからどんどん忘れて行ってるって思ってたけど
忘れてなかった。
いろんな思い出をながめながら段ボールにいれた。
制服をいれた段ボールを「どうぞ」って渡したら
とってもすっきりした。
なんだかとってもすっきりしたし。
終わった!って思った。
むすめは小さな頃
「どうして大きなおねーちゃんおにーちゃんたちはみんなおんなじお洋服を着ているの?」と聞いてきたことがある。
制服というものがあって、学校用のお洋服なんだよ。って教えてあげたら、
「あんなのきておべんきょうなんていや!、あんなのきたくない!」と言った。
小さなころからこうなることを予告をしていたのかしら?
だとしたらなんて意思の強い子なんだろう。
そんなことも思い出した。
今の高校は制服もあるけど、私服もオッケー。
結局制服着て学校に行ってるんだけどね。
ちなみに、わたしは、中学校も高校もセーラー服だったから
ブレザータイプの制服は着たことがないのです。
非常に長くなりましたが・・・
制服の思い出話しでした。
まだ100%高校になじんでいるわけじゃないし
休む日もあるけれど
母はこれでいろいろな古いものを手放せた気がします。