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2色、練習中。

先日描いたこの記事に、

たくさんのアドバイスを、ありがとうございました<(_ _)>

正直いまどき流行らない2色の描き方に、デジタルアナログ、テクニックから心構えまでこんなにも助言がいただけるとは夢にも思いませんでした。

聞いてみるもんですね(._.)

特にベテラン作家さんは2色の経験が豊富で、「楽しい」「奥深い」というご意見をいただけたのが当方とても嬉しいです。そういわれると当方単純な人間ですので、すでに若干2色が楽しみになってきました。

たしかに助言の通り、昔は2色のカッコいいカラーページがしょっちゅうあったものです。あれは当方も好きでした。90年代ジャ○プでも『聖闘士○也』『魁!○塾』などがよく2色になっており、もともとベタの効いた絵柄と流血シーンが多いことから妙にマッチしていたのをよく覚えています。夕暮れのシーンなんかだと全体が赤くなるのも効果として決まっていたなあ。

でもあの2色ページ、単行本だとシロクロになっちゃうんですよね…(^_^;)

当方蔵書はほとんどが単行本で雑誌はあまり買いません。そこまで手を出したらもう一軒家がいるw…なので2色の資料があまり手元にないのが残念です。考えて見れば2色の手法も残しておきたい文化ではあります。

よし助言ももらったことだし、思い出を頼りに練習してみよう。

まず自分の描いたマンガを塗ってみる。

ちなみに元の絵↓(._.)

…いただいた助言に「人物の肌、赤の濃淡はなくていい」とありましたのでそのとおりやってみました。これは頭がラク(^^)…たしかにあまりしつこく濃淡をつけると絵が止まってしまう気がするので、マンガなら薄い方が読みやすいようです。男性と女性の肌色は、濃さを変えてもいいかな?

首の下の影など、「色塗るならいらない線」な気がします。

もういっちょ。

これはけっこうアリかも知れないw

が、トーンの点々がどうでしょう…ちょっとうるさい感じです。なくてもいい気もする。トーンを抜いてみます。

どっちでもいいようですが、スッキリしてるのはこっちですね。使い分け出来そうです。あ、ノレンが真っ白になってる(笑)…。

少年の服に真っ赤を使ってみましたが、これはやはり目立ちます。目を止めてほしいところにはいいですが、濫用注意って感じですね。

とにかく4色からの引き算よりはずっと楽しい(^^)です。

…しかしやはりもともと白黒で完成品として描いたマンガなので、塗ってみるとちょっと厚ぼったい気がしてきます。

線を省略すべきでしょうが、さてどの線を省こうか(._.)これが問題だ。

理屈から言えば色が使えるのだから中間色の線を省くべきでしょう。いわゆるマンガの中間色はカケアミとトーンです。

ちょっと実験。

まず普通にモノクロで床に置いたボールを描いてみる。

コイツに赤黒2色を塗ってみる。

ちょっとしつこいように見えるので、カケアミとトーン(中間色)を抜いてみる。

何のボールかわからなくなったので、ボールのトーンは戻す。(影のカケアミとトーンはなくしたまま)

あ、このくらいがスッキリしてて、マンガにはいいかもと(自分が)思える色合いになりました(^^)

こういう実験をするときはデジタルって楽ですねw

モノクロの中間色(カケアミとトーン)で表現するのは主に「色味」「質感」「影」の3つだと思いますが。

省略すべき線は「色味」「影」で、「質感」のカケアミやドットは残してもいい印象でした(当方のマンガでは)。

いただいたアドバイスはまとめると大体この3点でしたが、

・人物の肌に赤(濃淡は控えめ)

・背景は黒中心(人物が目立つように)

・色の分、線を減らす

たいぶ考えが整理されてきたと思います<(_ _)>

…ここで終わっても良かったんですが今日、2色のことを調べていたら面白い言葉を知りました。

2色は英語でセミカラーっていうんですね(^^)

正確には2色に限らず、省略された色数で画面作りをすることを指すようですが…。

なのでせっかくですからもう一つ練習しました。

…たしかにこんな2色のマンガ、昔よくあったのをありありと思いだしてまいりました。紙質のせいでもっとガサっとしてて、それがまたセピアな雰囲気でしたが…。

こんなところで中間報告おわり、引き続き練習します。

お粗末様でした<(_ _)>

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梅熊大介
たくさんのサポートを戴いており、イラストももう一通り送ったような気がするので…どんなお礼がいいですかねえ?考え中(._.)