note経由でお仕事になること
ま、当方の場合は、ですが…。
ここで作品(文章やイラストや)を発表される方って、すでにプロか、プロ志望のクリエイターさんも多いわけですよね。当方もこの便利なnoteを仕事に使ったり、新しい仕事のきっかけになったりしてますので、そのあたりのお話と注意点なんかを備忘録代わりに記しておきたいと思います。
またギャグがありませんがご容赦ください<(_ _)>
当方はnoteを初めて約4か月ちょっとです。その間、今まで付き合いのなかった方から2件新規の仕事の問い合わせがありました。うち1件はちょっとでっかいので、いま実現に向けて準備中です。
正直こっちから積極的に営業をかけたわけではないので「仕事のとり方」と言ってはおこがましいモノですが…なんかお話が来たとき逃さないようにする準備の一例とお読みいただければ幸いです。
1、サンプルになる作品をマガジンにしとく。
当方、SNSに疎くちゃんとやったのはこのnoteが初めて。ツイッターはほとんど見る専門です。一応個人ブログもあるのですが更新がメンドウwで漫画を載せるくらいですね。一応現代に生きるマンガ家としては怠慢といったところで、ツイッターなどを見ると皆さん大変営業に力入れてるなと思います。
ま、マンガの場合は「作品を発表する」だけで営業みたいなものなのでそこは気楽なもの。出版社への持ち込みよりハードル低いくらい。で、今年から「今まで描いたけどお金になんなかった原稿、ヒマな人に見てもらおう」くらいの気持ちで始めました。
「note」は有名なのでやらない人でも名前はけっこう知ってますよね。
なので初めて仕事を一緒にする人にも、「noteに作品載せてます」というと非常に通りがいいです。介護マンガのサンプルならイヤというほど載せているのでマガジンのURLだけ送ればいい。向こうも大量の画像データを受け取るより管理がラクなようです。これこのように。
こうやってタダで自由に見られる場所にサンプルを置いておくって大事なんですね。当方アシスタント時代、練習して上達して「うーむ、だいぶ良くなったはずだが、一向に儲からんなあ…」と思っていました。それは他人に見せないからwです。で、あわてて賞に出したり持ち込みしたりして幸運にも進展はあったのですが、人間がボーっとしてるんですね、気づくのが遅い。
その点企業人はボーっとなどしていないので、けっこう見てる人は見ています。「一所懸命作品上げてるけど、意味あるのかなあ」と感じる方、少なくとも上げないよりは意味があると思います。
当方に来た2件の問い合わせも、「noteを見た」というものでした。
2、直接連絡できる手段をプロフィールに書いておく
ただこのnoteにはダイレクトメッセージの機能はないですね。当方、それが逆に気に入っている(いい距離感が保てる)のですが。なので連絡はプロフィール欄に載せているツイッターへDMか、当方の個人ブログのメールフォーム、あるいは所属会社への問い合わせ…になります。
仕事とる人はツイッターアカウント載せといたほうがいいと思います。個人のメールアドレス載せるよりは気楽でしょうし。noteの他のクリエイターさんと個別に連絡を取る場合にも使っています。あ、ないとは思いますが当方になんか用事がある方はツイッターのDMへどうぞ。
ツイッターのDMには「リクエストの許可」なる機能があって、明らかにオカシイものはこっちが読んだことを相手に悟られずにブロックできますので、ワンクッションとして使えると思います。
オカシイというのはまず
・相手の氏素性がわからない
のは論外ですね。企業なら連絡先やホームページのアドレス、個人でもブログを持ってる人ならそのアドレスとか、まともな方ならある程度の情報を開示してくるはずです。電話番号が載っていれば「どうやら存在はするようだ」と判断していますw。
だいたい仕事の依頼は「相手の氏素性+こういうことをしてほしい」の形で来ます。これはネットでもリアルでも同じですね。で、ここで返事をすればお仕事の始まり、ということですが。ここで注意。
3、返事の遅い人とは付き合わないほうがいい。
です。たまにあるのですが、仕事の依頼メールがくる⇒当方が質問をする(ホントに私の作風でいいのか、など、初歩的な質問)⇒返事なし、というパターン。
どなたかは伏せますが今月も一件ありました(ー_ー)
こういうリアルでも失礼な反応では一緒に仕事をするのは危険ですね。
また極端に返事が遅い場合、連絡してきたのは電話番的な人で、企画を進めているのは別人という可能性が高いです。まともな場合は「企画がまとまるのが○○日なので、それまでにまた連絡します」等の途中連絡があるものですが、それがない場合も要注意です。
特に相手が出版社ではない、一般企業の場合。(多いですよ、今は)
忘れたころに「企画が決まったので100ページ今月中にお願いします」などと言われる可能性があります。
…いや冗談じゃなくて。出版社以外の企業ってマンガ作成時間について著しい誤解をしている場合が非常に多いです(^_^;)原稿料の相場も知りません。
こういうのはシャクですが、こちらから連絡して「アレどうなったんですか」と確認するのが安全ですね。できれば企画にも口を出して、自分に有利な条件(というか殺されない程度の条件w)を伝えておきましょう。
4、ゼニカネの話は最初にしよう
勇気がいりますが、しっかり、ちゃんと書面(メールでも)で取り交わしましょう。あまり捨て値で引き受けると次の人が苦しむので、良心的かつ常識的な範囲で受けましょう(^_^;)
この段階なら直接電話か会うのが理想的です、これも勇気がいりますが、なに、電話は噛みつきゃしませんw(編集だって一般企業の人だって別に噛みつきゃしませんが)。
5、やばいと思ったら逃げましょう
ここまでの各段階で「…なんかやばい」と思われた場合…これはマンガというより登山部の経験から言うのですが…決然と下山したほうが身のためだと思います。どうしても一定数おりますので、変な人は…。
ムリするのはここ一番の大チャンスにとっておきましょう。
プロの方それぞれでいろんなご意見があると思いますが、基本一人でやってる創作です。自分の身は守らなきゃならんです。当方は小銭のために身体を削るのはお止めください、と書いておきます。金では買い戻せませんからね、心も体も…。
まあ正直言ってできるだけ仕事しないで生きていきたい当方の意見ですので、気に食わない部分はお聞き流しいただければ幸いです(^^)
お粗末様でした<(_ _)>