
ほねのれんしゅうファイナル 足
ほねのれんしゅうも今回の足で、一通り見たことになりますね。
退屈な練習にコメントなどお付き合いいただき感謝しております<(_ _)>…いやあのお世辞じゃないんですよ。見てくれる人もいないでひとり骨格標本相手に練習するなんてなかなかできることじゃありません。仕事なら我慢してやりますが別に仕事でもなんでもないし…。といって仕事になってから練習しても遅いので、マジでありがたく思っております(^^)。
さて足でありますが、当方、足には非常にフクザツな思いがある(._.)
ま、ひとことで言って短足なのですw遺伝的なものでしょう。そのうえ小さいころから登山や新聞配達で鍛えたものですから足が太い。太く短くといえば言葉はカッコいいですが見た目はカッコ悪いです(笑)。
特に太ももの太さは医者が珍しがるほどで、もう運動をサボっても細くはなりません。新しいズボンを買うとこういうことがよく起こる↓
長さもウエストも余っているのに太ももがピッチリ状態、です。
20代にしてジーパンなどは諦め、シルエットの太いダボダボズボンばかり履いて参りました。最近の日本人は縦に長いですから、以降当方が履けるズボンはますます少なくなるでしょう。ハッキリ言って当方もう日本は諦めました。最近はもっぱら、カンフーズボンやインド綿のこういうの(写真参考)を利用しています。
…コレ知らない方はどうやって履くのか想像がつきかねるのではないか。こうです。
短足で足が太いというだけでかかる苦労をせねばならぬ(ー_ー)
斯様に人様と違う足でもって生きてきた(とはいえ健康なんだから文句言う筋合いはありませんが…)当方は、骨格標本を見て「こんなに長いの?ホントに?」といまだに信じられぬ思いです(ー_ー)
まあ疑っていても始まらない、ホネを描いてみましょう。
足のホネは非常にシンプルですね。ほとんど見たまんま、注意はスネの腓骨くらいでしょうか。
足首から先も掌によく似て、ホネだらけです。小指が「足のヒラ」から少し外側にでているのがポイントですかね。
どうでもいいですが骨の名前はパソコンが正確に漢字変換してくれて、ちゃんと辞書が入ってるんだとこういうとき実感します(^^;
今回は例外的に、少し筋肉も見てみました。
というのは足に限ってはほとんどお肉のカタマリともいうべき部分なので、骨だけわかってもちょっと描けない(._.)。で、また筋肉がめったやたらとフクザツなところなのですね。どうしてもちょっとは見ないといけません。
ほい。
どこから見てもフクザツですが、後ろなんか特に難しいなと感じます。
これがムキムキになるとふくらはぎの筋肉が「なんでそうなるの」的展開を示すので、マッチョやボディビルダーを描ける人はホントに勉強したんだろうなあと思います。『マッチョ★マックス』木村知夫先生とか…。
サムネイル画像、なんだかイヤな場所が目立ちますね…(^^;
しかしまあ、足は骨盤にしっかりくっついておりますので足が大きく動いた場合は腰、オシリもどうしても動くわけである。腰が動いたら背中も上半身も…で結局全身運動になるわけですな。ちょっと回し蹴りでもやってみますと、
全身動きまくり、です。…やっぱり格闘マンガは大変ですね…。
あとは足そのものの動き。
だいたいマンガだと靴履いてる場面が多いのであんまり描くことがないのですが、まあ足首も動くこと動くこと、ですね。
ちょっと気をつけてみると人間、立って活動しているときはベタ足でいるよりカカトが浮いていることが多いと感じます。つま先立ち、足の裏などけっこう難しいのでこれは引き続き練習したほうがよさそうです(._.)。
それと手首のところでも触れましたが、足の指にはなにか表情があるような気がします。上記イラストでも親指が踏ん張っているとか、横の蹴り(足刀蹴り)では指が丸まっていたり(スト4でリュウの技にあったような気がする)、手と同じく状況によって表情が変化しますねえ。
ここにこだわっている作家さんもたぶんおられると思う。柔道なんか描いたら気になるんじゃないだろうか。
当方が好きな足の指作家さんはこの方(._.)
平野仁先生です。
この時代劇『TSURUGI』ではアクションシーンが豊富ですが、ぜひ足の指に注目していただきたい(笑)、親指がグッと開いて踏ん張っている感じがとても緊張感があってカッコイイです。
指先、足先までキレイに曲がるべき方に曲がって、張りつめた絵はやっぱりカッコイイです。ちょっとモシャりました。
そういえば当方ゲタを愛用していますが、鼻緒を押さえながら歩くのは使う筋肉が靴とは明らかに違うと感じます。長く歩くと足の「前面」がちょっと疲れてきます。使う筋肉が偏らなくていいんではないかと当方勝手に考えていますが…。今試してみたところ、
足の指を締めようと思うと、太ももの前がつられて動きますね。
こういうところにアクションのカッコよさも宿っているのではなかろうか。
…といって当方、アクションマンガ描く機会がぜんっぜんないのですが…(._.)
まあいいやそれはw
といったところで「ほねのれんしゅう」シリーズ、ひとまずオシマイ。
いやはや勉強になりました!(^^)!
お粗末様でした<(_ _)>
…おっとこの回は『渋いマンガが読みたい』マガジンにも入れときましょうw
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