コメントへのお答え(月)
※これは3日前(22日)の記事コメント欄にいただいた質問への回答です。基本的に質問者さんに向けての内容で興味のない方には無益…いや、いつも介護情報以外ぜんぶ無益な記事書いてるんだから別にいいか…書いてしまえ。
質問は『写真を参考に描く場合』についてでした。
どうも質問者さんは「トレス」(写真を下敷きにしてそのまま書き写す方法)について迷いがあるようです。
そこでトレスについて著作権や人格権や…と文章で回答を書いてみたら、長いうえにムツカシイものになってしまいました。こんなの読んでくれまい。では練習法としてトレスは…と書いてみても、長いうえに面白くはない、理屈はいっぱいありますからね。
やはりここはひとつ、絵でお答えするのがもっともよかろう。
…と、思って描いたのがおとといの「月」でした。
さてこれは模写か、トレスか?どっちかわかるでしょうか。
うむ、我ながらけっこう描きこんだので、遠目に見たら一見、写真っぽくもある。当方が描いたものとわかるように、タヌキマークを入れておこう。
…と、ここまでやったところで当方、ふと気が付きました。
月は「カッコイイ」ということに。
まんまるの迫力、点描で描きこまれた量感、夜空に浮かぶインパクト。どれをとってもカッコイイ。
このカッコよさ、もっといろいろ利用できるのではないか?
そう思ったら試さずにはいられないのが閑人のサガです。魔界塔士サガなのです。
足軽と組ませてみた。
…か、カッコイイ!
あまりにカッコよかったのでつい題字まで描いてしまいましたが、何か短編でも描けそうな気がしてきます。
もしかして月に限らず、天体はカッコいいのかもしれない。太陽と地球も描いてみました、おとといの記事「天体の練習」にあげたとおりです。
太陽、月、地球。それらをじっと見ていた当方、ひらめきましたゾ。
これならSFもイケる!
たとえばこんな場面が浮かんできます。
足軽×SF。面白いじゃないか。
こういうアイディアが(くだらないとはいえw)出てくるから普段描かないものを描くのは面白いのです。
上のマンガなど70年代テイストで当方は好きですw。もし映像化されたらぜひ前野曜子さんにテーマ曲をお願いしたい。曲はもちろん、『それは…
でしょう(^^)。
(さっきから梅熊は何を言ってるんだと思われた方、速やかにこの駄文を離れて「スペースコブラ」で検索しましょう)
こういう背景にも天体は使える…いやまてよ、背景に限りません。
子供のころ何度も読み返した、アレができる!
必殺技、
コイツは何を描いてるんだと思われた方、「リングにかけろ」で以下略。
そう、天体は効果にも使えるのです。迫力のバトルシーンや、ショックを受けたとき、燃えているときの効果にもできる。
さて最後はしっとりと、
終わりました。
月が入るだけで何か「天上悠久なものと儚い一人の足軽との対比」のようなものが生まれて、絵に余韻があるw。これは背景×効果、ダブルの使い方といえましょう。
なんか短編一本描き切ったような錯覚に包まれて、当方とても満足です(^^)
お粗末さまでした<(_ _)>
…あ、質問に答えてないw
というより、これ自体が当方の回答なのですが(^_^;)
冒頭の月、模写かトレスかといえば模写です。見て描きました、写してはいません。自分で描いた以上当方の著作物なので、どう取り扱っても危険はありません。背景にも効果にも、何回でも使い放題です。
で、これがトレスか模写か、質問者さん「トレスだと思うけど、わからない」という回答でしたね。ふだん絵を描きなれている質問者さんでもわからないんですから、描かない多くの読者さんにも当然わかりませんw
わからない以上、そんなのどっちだっていいってことです。
どっちだっていいのなら、当方には権利関係が複雑で、描くのが面倒で、目と手首がやたらと疲れるトレスを選ぶ理由がないのですw
練習法としてはトレスにも利点はありますし、マンガのプロアシになるならほぼ必須の技術ではあります(ん、今はそうでもないか。デジタルがあるからね…)。が、やっててつまんない、迷いが出るようなら無理してやるほどでもないです。
ほかに楽しい練習法、無限にありますから(^^)
以上です、お粗末様でした<(_ _)>