こむぎこの宇宙
昨日チーズケーキ(介護食)試食のお話を書いたら普段ご縁のない方もチラホラ見に来ていただきました、ありがとうございました<(_ _)>
なにかオシャレな記事だと思ってこられた方、本当にすみませんでした<(_ _)>
さて昨日は甘いもののカウンターショックで一日中玄米がゆを食していた当方、やっとお腹が復活した次第です。早起きしてnoteを覗いてみると、こんなつぶやきがあった。
…つぶ餡さん、コロッケ蕎麦の研究に余念がないようです。勇者だ。
まあ自分で記事にしといて何なんですが、コロッケ蕎麦は栄養価でいうとだいぶ偏った食べ物ではあります(._.)以前も言いましたが、炭水化物に炭水化物ですのでね、糖分が気になる方は濫用しないほうがヨロシイです。
が、このつぶやきはもっとすごいですね。
クリームコロッケ、ときたもんです。
コロッケなら主成分がジャガイモですが、クリームと言えば小麦粉ですよね。蕎麦も、市販のものはそのほとんどが蕎麦粉と小麦粉の混合品であるため、これは炭水化物×炭水化物を通り越して、
小麦粉を小麦粉で包んで揚げて小麦粉に載せた
という状態ですね。
…つぶ餡さん、ちょっと勇者が過ぎるのではありますまいか(^_^;)
ただ、世の中よく見渡してみればこういう組み合わせはないこともない(._.)
とくにパン食文化だとけっこう普通だったりします。これからの季節、よく出る「グラタンコロッケバーガー」なんて、そのままですよね。
余談ですが、うちの嫁さんはパンやピザが大好きな西洋かぶ…いや、オシャレさんです。お酒も断然ビール派。なのでよくこういう組み合わせを仕事終わりに楽しんでいますが…
当方はこれを見るたびに
ぜんぶ小麦粉じゃねえかと言いたいのを唇を噛んで耐えています。
ただこの組み合わせは変ではない。フツーです。このへんに小麦の懐の深さを感じるのは当方だけでしょうか。
だってこれ、米でやったら大変なことですよ。
ご飯に、油で加工した米食品に、米で作ったお酒とは、絵にすればこういうことです(._.)
チャーハンライスで日本酒が呑めますか?
おっと、大事なことなので国際語でも表記しましょう、
これらはすべてお米です。
…小麦粉でこれが成立するのは文化的な背景もありましょうが、もう一つ、味付けの問題も大きいと思います。
揚がった小麦粉にはソース(各種)がハマリきっているのでしょう、やっぱ。
蕎麦に揚げ物の難しさは、実にここにあると思われますが、いかがでしょうか。だいたいパン×揚げ物をいただきたいときは頭がソースになっています。
それが証拠に、100%小麦粉のパスタ、いやうどんでも、蕎麦に比べて格段に自由度が高いです。うどんは最悪、ルー○ックのミートソースでも
コシが絶滅した太いパスタだと思えば
けっこうおいしいもんです。蕎麦ではこうはいきません。
…そう考えればもうひとつ、これも興味深い記事である。
…これまた勇者ですね、三上さん(^_^;)
焼きそばのアップルパイ味。「何だそりゃ?」と思いますが、よくよく考えて見るとカップの焼きそばは小麦粉を揚げたものである。
アップルパイも、小麦粉に油して焼いたものである。
アイディアの奇抜さの割には、組み合わせとしてはスタンダードだったりします。まあ美味しかったかどうかは元記事で確かめていただきたいのですが…(^_^;)
焼きそば業界はたまにこういう冒険をしますが、意外に「小麦粉」という基本は踏み外さない印象です。以前もこんなん出してましたね。
団子もだいたい小麦粉だし。味付けもチョコとか甘い方に冒険しますが、小麦粉のお菓子と考えればそう突飛な組み合わせでもない。あ、重ねて言いますが美味しいかどうかは別問題ですが。
…あと、当方は三上さんのこのシリーズのファンなのでついでに貼っておこう(._.)セミカラーメイトとして。
閑話休題。
かように、小麦粉というのは独自の宇宙をもっているのだなあと思わずにはおれません。小麦粉×ソースは無限の可能性を持っていますが、そこにちょっと蕎麦粉が入るととたんに選択肢が限られてしまう。
ここに「コロッケ蕎麦道」の奥深さ、極めがたさがあるのでしょう(._.)
…ヘタしたら行き止まりの隘路、デッドエンドアイロニーかも知れませんが…当方はその道を進む人を心から応援するものです。
ただ今日は朝からハイカロリーな絵を描いて若干きもちわるいので、今から走ってこようと思います。
お粗末様でした<(_ _)>