東京旅行にいったよ
11月24日~27日まで東京にいったよ!という備忘録。
まず、今回の旅で予定されていたスケジュールは以下の通りである!
11月24日(金)
・10:20 福岡空港を出発
・12:10 成田空港に到着
・15:00 アルファポリスと顔合わせ
・18:00 KADOKAWA謝恩会
・21:00 友達と合流、友達宅へ
11月25日(土)
・友達と東京を観光(プランは友人任せ)
11月26日(日)
・10:40 友達宅を出発
・11:30 創作仲間とオフ会
・20:00 鳥貴族
11月27日(月)
・13:10 成田空港を出発
・15:20 福岡空港に到着
・17:00 帰宅
それでは、この旅行の思い出を長々と語っていくことにする。
東京旅行1日目/11月24日
出発
朝6時に起床。
今回の旅で二日ほどお世話になる友人・Aちゃん(小・中・高校まで同じだった同級生。女)となぜか前日に長電話してしまい、寝不足気味のままバスへ飛び乗る筆者うめこぶ。しかしここで痛恨のミスに気付く。
「メガネ忘れた!!!!」
なんてこった。メガネケースないやんけ。
まだ始まってもいない旅行のプロローグから電光掲示板の文字が見えないというデバフをかけられ、しかし引き返すこともできず、ええいままよ!南無三!当たって砕けろ!の精神で、覚悟を決めていざ出発。すでに幸先不安である。
福岡空港到着
「メガネあったわ」
空港着いて早々、なぜかポケットから剥き出しのメガネが出現。お前そんなとこおったんか。いやなんでおるんや。こっちはもう視力デバフかけられた状態で戦う覚悟決めてたっつーのに、今さらノコノコ出てきやがって。
などと考えつつ、デバフ状態を解除されたうめこぶは、さっさとチェックインを済ませておみやげでも見ようと福岡空港内をウロウロすることに。
秒で迷子。絶望である。
チェックインする機械がとにかく見当たらず、ウロウロしては同じところに戻る(そもそも階が違った)。
ピギョちゃんに通話を繋げてヘルプを求め、空港の職員さんにお尋ねし、塩対応されて興奮し、なんとかチェックインを済ませて鼻息荒く飛行機に乗り込むことに成功。わたしの話しかけた職員さんたち愛想がなさすぎて興奮しました。ありがとうございました。
席は窓側で、直前でキャンセルが出たのか、なぜか私の隣は二席とも空席。最後まで誰も座らなかった。堂々たるボッチのままテイクオフ。
実は一人で飛行機に乗るのが生まれて初めてのうめこぶ、あまりに怖すぎてガチ涙が出ていた。風強いし揺れるし怖かったんや。ボッチで泣いてるアラサーである。でもすぐ慣れて寝ていたのである。順応早すんぎ。良い空の旅だった。
成田空港到着
定刻からやや遅れて成田に着き、12時半頃にピギョと合流。
「半年ぶりに運転する」
「レンタカー借りたあとシステムがわからんすぎて車を走らせるまでに三十分かかった」
「あといま眠い」
とかナメたこと抜かしやがるヤバペーパードライバー・ピギョちゃんの怖すぎる運転で、ついに我々は成田空港から出発──
できない!!!!
なんと、最新式らしいカーナビの表示がよくわからんすぎて道を間違えまくり、何度も成田空港に戻る羽目になったのである!!マジで三周した!!無限空港編に突入したのかと思った!!!もうダメだ!!!!応援ありがとうございました!!!!!
と諦めかけた頃に無限空港編を打ち破り、どうにか有料道路へ。
ピギョ「有料道路3,700円だって」
わたし「たっか」
次からは羽田着の便で来よう。
アルファポリスへ
路駐の街、恵比寿。(ってぐらい路上駐車が多かった)
車と人を避け、なんとか迷いながらも目的地にたどり着いた我々は、ひとまずアルファポリスさんに用事があったので会社にお伺いすることに。
私「あの、車で来ていまして、出版と無関係な友人がひとりいるんですが…」
担当「お友達もぜひどうぞ!」
優しっ!!!!
ペット同伴の希望にもすんなり快諾してくださる懐の深さ。女神か。
というわけで、ペット同伴のまま(めちゃくちゃ迷子になった末に)恵比寿デカデカビルのエレベーターまでたどり着いた我々は、(間違えて超高層階に行くエレベーターに迷い込んだりしながらも)なんとか超ウルトラスーパー天使な担当編集と巡り会えたのであった!!!!
その後、担当編集・担当編集の上司・私・ピギョの四人で、いざ!恵比寿の街へ!
小さいカフェに入り、チャイラテをご馳走になりながら、顔合わせ会が始まったのである。
アルファポリスさんとの話は、まじでエピソード的にこの旅の中でもめちゃくちゃ面白い話が多かったんだけど、なんというか色々と公表できそうにない話が多いので、残念ながら割愛。
とにかくこちらを激褒めしてくださった担当ズ。
褒められ耐性のないうめこぶ、キョドキョドしてヘラヘラするのみである。
だいたい一時間半ぐらいだったと思うけど、貴重なお話をたくさん聞けて嬉しかった。
特に表紙絵を担当してくださったイラストレーターさんが、今回の仕事を受けてくれた最大の決め手というのが、「琥珀と縁のキャラクターを気に入ってくれたから」なのだそうで、めちゃくちゃ嬉しいながらも恐縮してしまった。好きになってくれたんだ、はわわわ……!
担当「ところで、梅野さんには、本当にスケジュールでご苦労を………」
私「うん、それはマジでそうですね!!!!」
※色んな大人の事情があり、校正後のうめこぶの作業(初稿〜四稿)期間は 一ヶ月 しかなかった。
そんな激戦を経た我々の絆は一層深まり(?)、楽しい顔合わせ会も幕を閉じ──
担当「アッ梅野さん!!サインください!!」
私「ァァァ喜んでぇぇ!!!!」
サインまでしちゃった☆
とても楽しかったです。
今度はお酒でもゆっくり飲みましょう!
KADOKAWA謝恩会
16時半頃に担当編集さんたちとお別れし、我々はついに決戦の場・謝恩会へと向かう。
ピギョちゃんはさすがに部外者ゆえ会場までは入れず、一度ここでお別れ。運転ありがとう、ばいばいピギョちゃん!(ポケモンを逃がす風)
受付で名札をもらい、なんやかんやでギリギリに中へと入る。しかしうめこぶ、すぐに顔面が青ざめる。
人、多ッッッ!!!!
たぶんざっと見るだけで1000人近くいたのではないだろうか。
確実に500は超える人数の作家やイラストレーター、そして編集者が、超絶広い会場の中で、すでに個々のグループを作って話しておられる。立食パーティーなので指定の座席もなく、何ならわたしはレーベルがハッキリとないので、どこ行けばいいのかもわからない。
やべえこれボッチ確定だわ。人が多すぎる。作家ってこんなにいるの?やばくね?
ひとまず名札を見て人を探そう──そう思い至ったその時、うめこぶは気づいた。
「メガネ忘れた!!!!」
お前は何回メガネを忘れるんだ。
お前のメガネは飾りなのか。
しかも最悪なことにバッグがうまくしまらない。
バッグ小さいんだよふざけんなよ!!
四苦八苦しながらバッグと格闘しつつ、とりあえず意味もなくウロウロしていると、ついにバッグが弾け飛んで床に落下。ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙バッグがぁぁ!!
「…あの、大丈夫ですか?」
するとその時、たまたま目の前にいた人が私のバッグを拾ってくれた。わあ!ありがとうございます!天使!!って言おうとしたその時、バッグを拾ってくれたその人が私を見て目を見開く。
「エッ!?梅野さん!?」
私「…え、だれ?」
「あなたの担当ですよ!!!」
私「オワーッ!!!!お世話になっております!!!?」
なんと、クソ強運のうめこぶ、たまたまバッグを落とした結果、1000分の1の確率で自分の担当編集を引き当てるとかいうとんでもない神業を炸裂させる。
今思ってもあの時の運は神でしかない。あの人数でよくぞそんな奇跡起こしたな。やはりおれが神だ。
その後、担当編集さんを手に入れた(言い方)私は、無事にイラストレーターさんや編集さんを紹介してもらって挨拶回りができた。「梅野さん、梅野さん、こっちです!」って呼ばれるたびに名刺を準備→バッグしまらず格闘、の繰り返しである。まじでバッグきさまだけは許さん。
そして何より、右から二番目の夏で表紙絵を担当くださった まかろんK さんに出会えたのが最高に嬉しみであった………!!!(担当さんが連れてきた)
私「あわわわ、あの、ファンです………(震え声)」
まかろんさん「私こそです〜!!梅野さんに会いたかったんです!!」
私「」(死亡)
恐れ多すぎて内臓ごと震えるうめこぶ。
しかもあまり顔出しをしておらず公共の場に出ることが少ないというまかろんさんから、刷ったばかりで最新の名刺を(おそらくこの世で一番最初に)受け取ってしまう。
うめこぶ、基本的に推しに認知されることに抵抗があるのだが、この時ばかりは神に感謝した。
ていうかまかろんさん、美しかった…素敵だった…生マカロンだった…(?)
隣でお酌してもらったり、お酌されたり、もうほんま、ぶっちゃけ緊張しすぎて、食べてる肉の味がぜんぜんしなかった。推しを前にするとオタクはこうなるのよ。学んだわ。
そんなこんなで、豪華景品の当たるビンゴすらどうでもよくなるほど推しと喋りながら、うめこぶは気づく。
「あたい、小説家と喋ってなくね?」
そう、なぜかイラストレーターさんとはめちゃくちゃ喋った。しかし作家に行き着いていなかった。
これはまずいと思い、まかろんさんと一旦別れ、その辺にいた作家さんに声をかける。
私「あの〜、良かったら、名刺…」
?「えええッ!!うめこぶさん!?」
私「えっまた!?誰!?」
わたしってばまた何かやっちゃいました?的な感じで再び強運を発揮。
なんとなんと、数日前に『謝恩会でお話しましょ!』とリプをくれた藍原美音さんというフォロワーさんに、たまたま話しかけていたのだった。
どんな確率だよ。単発で2/1000を引き当ててんのはやばいだろ。
美音さん「ツイッター、前から見てました〜!」
私「え、えと、どっちを…」
美音さん「どっちも!!」
私「」(死亡)
尚、全体を通して、私の名刺はめちゃくちゃ好評でした。
「プロに頼んでデザインしてもらったんですか?」
って(特にイラストレーターさんから)何度も聞かれましたが、わ、私が、私がすべて作っております…!って震え声で言うと驚かれました、恐縮…!
特に真ん中でドヤってるうめこぶちゃんが「かわいい〜!」って人気だった模様。こいつバケモンなんで夜動きますよ、気を付けなはれや。
そんなこんなしてたら、担当編集がまたやってくる。
担当「梅野さん、編集長が挨拶をしたいと!」
私「編集長が!?」
編集長「お世話になっております編集長です」
私「い、いえいえ、こちらこそ」
編集長「わあ!この名刺、ツイッターで見てめっちゃ欲しいと思ってたんですよ〜!」
私「ツイッターを…見て………」(死亡)
編集長が去ったあと、担当さんともお喋り。
担当「いま私、梅野さんの新作読んでますよ。鬼の御宿!」
私「ひ、ひぃぇ…!恐縮で──」
担当「ツイッターも見てます、元気ですよね!」
私「み゜」(死亡)
色んな出来事あったけれど、とても楽しい貴重な時間でした。ありがとうございました!
でもツイッターは見るな!!!!!!(悲鳴)
謝恩会後…
謝恩会のあとは、お名刺交換させていただいた美音さんと一緒にオシャなバルへ!
めちゃくちゃおいしいカモローストとか、チーズを食べてたんだけど、ずっとハイボール飲んでたらワインをおすすめされて…
そのワインが超おいしかった!!!
そんでそこのおじさんたちがすごく良い人で、サービスでオリーブとサラミ?に刻み玉ねぎのソースがかかったマリネみたいなおつまみをくれて、「残り少ないから」ってワインをタダで二杯目たっぷり注いでくれたりした!
帰り際にブラックサンダーまでくれた。
ありがとうまた来る〜!!
そのあとは美音さんと同じ電車で新宿だか何だか(うろ覚え)に移動し、ばいばいしたあと、無事に友達Aちゃんと合流!
おうちに帰って朝五時まで喋った。元気かよ。
東京旅行2日目/11月25日
ハロー、スリッパハウス
朝五時まで喋った影響で、友人・Aちゃんが予定時刻に起きれず。(わたしは朝八時には起きてた)
朝食は前日に二時間かけて並んで買ってきたというアマムダコタンのパン。
私「アマム、福岡が本店やけど…何なら二年前までアマムの近くに住んでたんやけど…」
A「いいんだよ!!食え!!」
なんやかんやで準備して、Aちゃんに任せたプランで東京観光をすることに。
その前に、まずはAちゃんのことを軽くご紹介しよう。
Aちゃん。うめこぶと同い年。
小中高が同じだった地元の同級生で、今でも地元に帰れば実家に遊び行く程度には仲がいい。お互いにひとつ年下の弟がいる。
昔から極度のスリッパ信者。
家の中でスリッパを脱いだら怒られる。
和室とカーペット上以外はスリッパ強制。
Aちゃん宅を素足で歩けると思うな。
風呂場すらスリッパ。とにかくスリッパ。
靴下も許さん、いいからスリッパを履け。
そんなスリッパハウスを出発した我々は、電車に揺られて新宿へ。
A「今日、歩くからね」
私「金ないし、交通費浮いて助かるわぁ」
というわけで、歩きで表参道を目指すことに。
まあこのあとマジでめちゃくちゃ歩く羽目になるんですけどね。
明治神宮
明治神宮を通り抜けるとは聞いていたけど、思ったより荘厳な情景が続いていて、すごいもののけ姫だった(語彙)
あと七五三だったみたいで、めちゃくちゃ振袖の子どもがいた。その子どもを撮影しまくる一般通過外国人観光客たち。微笑ましい。
さらに何やら結婚式?が行われていたらしく、花嫁行列がゾロゾロと赤い番傘の下を歩いていた。すげえ。あんなに目立つ結婚式があんのか。
A「あれはね、メンタルの強い金持ちの行列」
私「言い方」
そんな金持ち行列をしげしげと眺め、とりあえず明治神宮に色々とお祈りした。
まちがえて二礼二拍手二礼してしまったが、まあそれはそれ。
口をすすぐ水?みたいなやつも思いっきり飲み込んでしまったが、まあそれもそれ。
外苑前
人!!!!!!!!
とにかく人。とんでもない人混みである。
マジでめちゃくちゃ全部が人。
国会議事堂って初めて見たかも。
テンションあがる〜!
ちょうどこの頃には結構お腹も空いていたので、近くにあったシェイクシャックで昼食を取ることに。
やっぱめっちゃ人!!!!!!!!
だがしかし、満席だったのに私が店に入った途端にすぐ近くの席が空いたので、すぐ座れた。やはり強運だった。神の力は偉大なのだ!
ちなみにこの時、旦那から『二日酔いだっぴ』という連絡がきていた。嫁がいないから伸び伸びと過ごせているようで。それは何より。笑
原宿
ここでひとつ、皆さまには、Aちゃんについて知っておいてもらいたいことがある。
Aちゃんはサプライズ好きである。
今回のこの明治神宮やら外苑前やらも、事前にはまっったく私に目的地を言わず、「まあまあ、ついてきなよ」とドヤ顔で案内してくれた。
その辺の謎マーケットを覗いたり、写真撮ったりして、なんやかんやで夕方。そろそろ腹も減ってきた。しかしAちゃんは、原宿からなかなか出ていかない。
A「ねえねえ、クレープ食べない?」
私「甘いの食べない」
A「はあ〜〜ふざけんな」
私「なんで怒られてんだ私???」
とにかくスイーツ店やら香水店やらに誘導したり、あえて行列に並んだり、無意味に洋服を見たり、靴を見たり…。
やたら時間を潰している。ふむ、これは何か企んでいるな、と薄々勘づいてはいたけれど、それにしたっていつまで経っても動かない。そしてそして、ついに辺りは暗くなってしまった。
「ん〜」「おかしいな〜」「そろそろのはず…」
いろいろブツブツ言うAちゃん。どうも予定外のことが起きているらしい。
やがてスマホを眺め、何かを調べて、突然「ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!!」と叫ぶAちゃん。うるせえぞ何が起こった。
A「街路樹のイルミネーション、12月からだった!!!!」
私「ほァーwwwwwwwwwwww」
どうやら私にイルミネーションを見せるために、暗くなるまで粘っていたらしい。なんてかわいいやつだ。抱きしめてやろう。
A「まあいいや、もう原宿飽きたし飯いこ」
私「切り替え早くて草」
新大久保
原宿を出たあと、やってきたのは新大久保のコリアタウン。辛いものがそこそこ好きなうめこぶ、韓国料理にテンションが上がる。
私「うひょ〜うまそ〜!」
A「ウチ辛いの苦手」
私「マジかよごめん」
初めてのサムギョプサル。マジでうめーすぎた。
次の日オフ会があることも忘れてニンニク料理を貪り食った。まじ申し訳ない。
酒の肴と言えば、だいたい恋バナだよね。
我々も例に漏れず、命短き恋する乙女。
A「ねえ、うめこぶはさ、男に遊ばれたいとか思う?」
私「何で?」
A「ウチの友達がさ、イケメンと付き合わなくていいから、ただ遊ばれるだけの関係にはなりたいって言うんだよね」
私「最高じゃん、分かる〜」
A「ウチそれ聞いてドン引きして…、え?」
私「え??????」
冷たい視線も、酒でごまかせ恋せよ乙女。
ただいま、スリッパハウス
サムギョプサル食い散らかしたあとは、ドンキでクソデカポップコーンを買ってスリッパハウスへ帰宅。
帰る途中にナンパっぽい変な男が我々についてきていたらしいけど(Aちゃんの居住区域は治安が悪い)、ぜんぜん気づかずキョトンとしていた私。
A「あんた、ほんとそういうところよ」
私「てへ!」
A「あとスリッパ履いて」
私「あ、はい」
こうして、スリッパたちの夜はふけていく。
この日一日で歩いた総距離は約20キロだ。
買ってきた酒を五分で飲み干していた私に、Aちゃんはドン引きしていた。だって疲れたんだもん。
東京旅行3日目/11月26日
さらば、スリッパハウス
八時に私だけ起床し、早めに身支度を整える。
Aちゃんは寝ているが、監視の目がなくてもちゃんとスリッパは履いた私。えらい。
十時頃にAちゃんを起こし、駅へと向かう。
目的地は上野。Aちゃんは有能なので、事前に乗るべき電車を選び、出るべき改札まで調べてくれていた。
A「これに乗れば、六駅で着くから。一本で大丈夫だよ」
私「はーい!」
こうして私は、呑気に快速電車へと乗り込んだわけだが──
ソッコーで満員電車!!!!!!!!
Aちゃんにばいばいしている余裕もなく、あっという間に車両の中央付近へ流されて揉みくちゃにされた私。そのままあっけなく出発。
なんだこれ地獄か。上野駅で降りれるか不安だ。大荷物だし。
とか何とか思っていると、なんと1駅か2駅か進んだところで電車が急に停車。
「トラブルによる車両点検のため、しばらくこの駅に停車いたします。お急ぎの方は、○○線にお乗り換えいただきますと~」
みたいなアナウンスが流れ、それまでおしくらまんじゅうしていた人間たちがこぞって電車を出ていってしまう。
ラッキーなことに、遅延のおかげで満員電車から解放。自由になったうめこぶ。やはり私は強運~~!
しかし、待ち合わせの時間も迫っている。電車はまだ動かない。乗り換えた方がいいのか。かといって乗り換える場所なんぞわからん。ひとりであたふた困っていると、危機を嗅ぎつけたAちゃんから突然電話が!
A「点検なら多分すぐ動くから、そのまま乗ってな」
私「うぃ!!」
その言葉通り、わりとすぐ動いた電車。
しばらく快適に過ごしていたものの、次の駅で人が増えて結局満員電車になり、乗った方と反対側の扉まで追いやられてしまう。
私(うわぁぁどうしよ~~~これ降りる時どうやってかき分けていけばいいんだ!?)
そう思った矢先、ついに上野に到着!
するとなんと、私が追いやられた方の、つまり目の前にあった扉が開いたのである!!!!
私「きょ、強運~~~~~!!!!!!!!」
こうして、運を味方につけまくり、神は上野に降り立った。
オフ会
さて、ここからは、まったく会ったことのない人々との邂逅となる。
まず、Aちゃんの下調べ通りに入谷改札とやらを抜けた私。ここからパンダ橋に向かえば、狐のお面をかぶっているらしいアレセイアさんとオフ会メンバーがいるはずだが──。
私「…………なんか、輪になって本をかかげてる、変な集団いるな」
パンダ橋とやらがある場所へ向かう中、見えてきたのは怪しい集団。なんかすんごいこちらを見ている。そんで謎の本を持っている。何だありゃ、宗教かなんかか?
とりあえず近づいていくと、その本にはどこか見覚えがある。
んん?
あの神がかった素晴らしい色彩の、美しい青い表紙、そしてセンス溢れるタイトル(重要)は……。
私「いやワシの本やんけ!!!!!!!!」
みんな「wwwwwwwww」
なんとなんと、皆さんが右夏を持って立っていたのである。こわ。普通にヤバめの団体みたいだったよオイオイオイ(失礼)
というわけで、無事にオフ会メンバーと合流!
今回の参加メンバーは、
umekob.(主催)
アレセイアさん
大宮葉月さん
絹田屋さん
木野かなめさん
草上アケミさん
詩一さん
蝉時雨あさぎさん
南雲皐さん
美澄そらさん
の十名ほど!
集団に合流したわたしの第一声は、
「えっ、これ大宮さん!?!?デカァ!!!!」
だった気がする。ド失礼でほんと失礼しました。いやでも大宮さんデカァ!!!!!!!!カレーのお土産ありがとね!!!!!!!
まあそんなこんなでいろいろあって無事に全員集合し、それでは行きましょうかとワイワイ仲良くレンタルスペースへ──
いやレンタルスペースどこォ!!???
迷子。10人いても迷子。
まじで分かりにくい場所にあった。
しかも5階なのに昭和設計のせませま階段しかないとかいう危険極まりないどちゃクソおもろ物件だった。
とにかく階段が急!!
段差の大きさがバラバラ!!
幅もせまい!!!
手すり取れかかってる!!!
いやーほんと、かなめさんや詩一さんが私の荷物とか運んでくれて、めっちゃ助かりすぎた………。
ところで詩一さんの帽子、めっちゃオシャレやったんけどあれは特注っすか?フクロウのやつ。かわいかったっぴ。(あとで聞こうと思ってて忘れてた)あっ今思い出したけど絹田屋さんの和の羽織りもめっちゃかっこよかった!!!!あれほしい!!!!あれ着てコーヒーいれたい!!!!
美澄さんも白いふわふわモコモコのニット?みたいなの着てて、ほんまウサギ!!めっちゃ癒し系のウサギやった!!!!みなさんそれぞれアイテムがかわいくて良いな〜って思ってた。
普通のトレーナーとジーパンで行ってしまった己が恥ずかしや。
まあそれは良いとして(すぐ脱線する)ひとまず無事にたどりつき、ホッと一息。
だがしかし靴を脱いだ途端、うめこぶは気づく。
履いた靴下、片っぽ、裏表逆やったわ。
美澄さん「神が靴下の裏表を片っぽまちがえたから、今日雨降ったんだね!」
私「くっ……!」
どうやら私の靴下のせいで雨が降ったらしい。しかし片っぽで助かった、両方裏返してたら、今ごろ天変地異が起こっていたかもしれない。いやあ、あぶないあぶない。
そんなこんなで軽い自己紹介ののち、ゲームしたり雑談したりしてみんなワチャワチャ。
途中で南雲さんとこのおチビさまも参戦し、つかの間の癒しにみんなニコニコであった。あさぎさんの身代わり人形はおチビにキッスされすぎて唇ができていてウケた。稀代のメイクアップアーティストおチビさま。南雲家のおチビに神々の御加護がありますように。
ところで、アレセイアさんの本業は殺し屋らしいですよ。(唐突)(語弊)
まったく、恐ろしい会に来ちまったぜ……!
そうそう、件の殺し屋・アレセイアさんが持参したカードゲーム『犯人は踊る』は、大変な盛り上がりを見せておりましたのよ。
ルールはわりとシンプルで、ランダムでカードをくばり、その中に一枚だけ存在する『犯人』のカードを誰が持っているか当てるゲーム。しかしこの集まりが創作者オフ会ゆえに、大いに盛り上がる要素がこのゲームにはある。
それは、世界観(事件)の構築要素!
『第一発見者』のカードを引いた者は、一体どんな事件が起きたのかを創作して、最初に宣言しなければならないのだ!
この要素が結構おもしろく、それぞれの創造力が試される仕組みになっていて楽しい。
ちなみに、今回起きた大事件は……
何者かがカクヨムコンに『梅野小吹』の名前を使って作品を参加させ、なりすましを行っているという大事件だった!!!!大変だーー!!!!
うわさがうわさを呼び、どんどん大きくなっていく事件…次々と見つかる梅野の複垢…アカウントを買い占める木野かなめ…R18小説が拡散されて通報され、BANされる梅野…屈した梅野はついに犯人と共謀…!?
最後は都落ちし、神がただの一般人に!!??
複雑に絡み合うこの難事件を解決したのは、なんと──犬!!!!
何を言っているのかわからんと思うが、そんな事件がこの世の片隅で起きてた。アケミ犬の機転はファインプレーすぎたね。非常に楽しいゲームでした。
ちなみにだいたい毎回神が事件に巻き込まれていてウケた。おれはコナンか。
そんな中、美澄さんとあさぎさんは、電車の関係で少し早めにご帰宅。
だが私にはひとつだけ心残りがあった──。
憧れの蝉さまに、踏んでもらって、ない。
私「……蝉。もう、行っちゃうんだね…」
蝉「……」
私「私、本当は、あなたに踏んでもらいたかった…でも、私じゃ、やっぱり…ダメだった、かな」
廊下を吹き抜ける風。
蝉「…おら、足だせ」
私「えっ…?(とぅんく)」
蝉「いいから足出せよ」
──踏みっ。
蝉「(去っていく)」
私「蝉さまッ──私ッ…………興奮しますぅぅ──!!!!」
後ろで見てるアレセイア「( ◜ω◝ )」
だいたいこんな感じで合ってる。興奮しました。
他にも人狼、指感覚ゲーム、Switchなどなど色々遊んだオフ会だった!人狼ではかなめさんの恐ろしさを思い知った。(真顔)
あと図々しくも、たくさんサインを書かせていただきやした。何人か日付けが2026年になったけどな!!!(26日だったのでまちがえた)
みんな本持ってきてくれて嬉しい♡ 日付けめちゃくちゃまちがえてごめぇぇんね♡ プレミアつくよ♡ 知らんけど♡
みなさんとっても優しくて、お話もおもしろくて、とても良い時間だった。今回来れなかったみなさまも、次回はぜひご参加くださいな!
鳥貴族
ちなみにだが、私がこの数日間の東京旅行で、一番楽しみにしていたことは何だと思いますか。
謝恩会?
オフ会?
いいえ、違います。
人生初の鳥貴族だよォ〜!!!!
ト・リ・キ!
ト・リ・キ!
憧れのト・リ・キ!
まじで楽しみにしすぎて、東京各所で鳥貴族の看板を見るたびに「鳥貴族だァ!!!!」「あそこにも鳥貴族だァァ〜!!!!」などと騒いでいたレベルでトリキを楽しみにしていた。黄色い看板を見るだけでニコニコするほどだった。重度のトリキ中毒である。未体験なのに。
かくしてアレセイアさんとアケミさんを捕まえてドトール(だったっけ?)で時間を潰したあと、ピギョ・ヘキと合流!
強引に全員抱え込み、ノリと勢いでそれゆけ日本橋!
鳥貴族へGO!!!!
激混み~~~!!!!!!!!!!!!
さすが鳥貴族。面構えが違う。そうこなくっちゃおもしろくねえよなァ!?!?
予約していたため(ピギョちゃんさすが!)席にはありつけたものの、四人席だったので無理やり五人で詰めて座り、憧れの鳥貴族を楽しんだ。
ぶっちゃけ想像してたより美味しかった。
おヘキがしっかり美意識上がってて、お姉さんニコニコしちゃったわよ。メガハイが進む進む〜おいしかったね!とくに山芋!
ていうか今思ったけど、私メガハイ飲みまくってたのに、お会計普通に割り勘にしちゃったような…なんか今さら申し訳ない…今度行く時は多めに払います…!!!
夜遅くまで付き合ってくれたアレセイアさん、アケミさん、ありがとね!!
またぜひ遊んでね!!
ピギョ宅へ
ひと通り遊び倒し、今度はピギョん家に電車でGO!
さっそくたどり着いたピギョ宅。
そして始まる原神。
しかしここ3日の疲れが一気に来た結果、深夜二時には寝っかぶってしまううめこぶ。(ちーん)
ピギョ「おい起きろ!!!!ふざけるな!!!!ピギョを足に使ったくせに!!!!げんちん付き合え!!!!」
私「ねむむむ…………」
ピギョ「チクショーーー!!!!」
ピギョに激怒されたうめこぶ、着替えを貸してもらうも、今期一番の冷え込み(最高気温9度)の日だったというのに半袖半ズボンのパジャマを渡される。
私「あの、これ、夏用…」
ピギョ「ウルセー!!!!わたしのことを裏切った罰だ!!!!」
私「むりっぴ寒いっぴ!!」
ピギョ「布団の中入ればあったかいんだよ!!!」
私「冷てえええ!!なんだこれお前のベッド冷たすぎか!!!」
ピギョ「文句言うな寝ろ!!ペッペッ!!」
はちゃめちゃにブチキレしつつも、ベッドに入るとぴったり抱きついてくるピギョちゃん。ふん、ベッドの中ではおとなしいもんだぜ。(タバコスパー)
でもめっちゃコチョコチョしてくんのやめろ!!!ペッペッ!!!
東京旅行最終日/11月27日
ばいばいピギョ家
朝から寝技をかけられて起床。
一度六時に「げんちんちよー」って起こされたけど無視して寝たので怒っていたのかもしれない。
結局コチョコチョ攻撃で完全に起こされ、適当に身支度。ホグワーツレガシーのもっさり感を体験したあと、バスに乗るため外に出る。
この時、私はてっきり、ピギョも空港までついてきてくれるものだと思っていたのでもうちょい遊べると思っていた。だが、なんとバス停でピギョとお別れだった!!!!そりゃそうだ遠いし。
ピギョ「よし、最後に聖遺物の強化お願いします」
私(本当に原神のことしか考えてないなこのひと)
この東京旅行で神運を発揮してきた私、いざ、聖遺物の強化に挑む。
すると本当にそこそこ強い神聖遺物ができてしまう!!!!
私「これは私の運が強すぎるのか、それともピギョが呪われてんのかどっちだ」
ピギョ「ウッウッウッ…」
ちなみに、この時の私の神強化により、リオセスリのステータスが化け物になったらしい。(率70、会心ダメ300超えてた)
化け物を錬成した頃、バスが到着。
ピギョにばいばいする。
その時になってちょっと寂しくなり、「空港で一緒に原神すればいいや」と考えて昨晩寝てしまったことを後悔するうめこぶ。ごめんねピギョちゃん、おいらの考えが甘かったよ………(ほろり)
こうして少々しんみりしつつ、ひとり寂しく空港に向かう私。
一方その頃、ピギョはポケモンドーナツのカビゴンに騙されて?いた。
ピギョ「これカビゴン!?なんか想像と違う!!起訴!!」
私(いつものやり取りすぎてさっき別れた実感がなくなってきた、まあいいか)
切り替えが早いうめこぶである。
また今度福岡にもおいでね♡ もつ鍋いこ♡
成田空港
さて、ついに二度目の成田に到着。
ピーチの乗り場を探すが一向に見つからず。
私「めっちゃ迷子。どこや乗り場」
(通話越しの)ピギョ「四階だよ」
私「まじ?四階は国際線なんだけど」
ピギョ「ピギョ嘘つかない」
空港職員「Peachは一階です」
私「一階やんけぇ!!!!」
ピギョ「ピギョぉぉ!???」
紆余曲折ありつつ、なんとか国内線を発見。
しかしまだ義母へのお土産を買っていないので、空港内を見て回ることに。
するとなんかかわいい石ころ売ってるお店で、めっちゃかっこいいアメジストが!!!
かっけえ!!!と思い、勢いで購入。
なんと660円。思ったよりやっす。
さて買うかとニコニコしながらレジに向かう。ところが、レジには誰もいない。
私「??? この呼び鈴鳴らしたらくるかな」
ちりーん。ちりんちりん。
ちりんちりんちりんちりん!
なんかレジにあった鈴を鳴らしまくる私。すると店員さんが慌てて登場。
店員「すみません、お待たせしましたー!こちらの商品ですね!」
私「あ、はい」
店員「ありがとうございます!それではこちら、お清めさせていただきます」
私「お清め??????」
なんやそれ?って思っていると、不意にさっき私が鳴らしまくった鈴を手に取る店員さん。
なんかいい感じの台座にアメジストを乗せ、その鈴をくるくる回して、ちりーん、ちりーん………。
あっ、それ、呼び鈴じゃなかったんだ!?!?!?
なんかめちゃくちゃ雑に鳴らしまくってしまった。よく分からんけどめちゃくちゃ周辺をお清めてしまったかもしれない。やっちまった。ほんと失礼しました………。
そんなトラブル?に見舞われたり、手荷物が重量オーバー(ピギョの入れた同人誌のせい)したり、とにかくマジの迷子になったりしつつ、めちゃくちゃギリギリで飛行機に搭乗!
飛行機の中でも席を間違えたり、隣の席の女子大生が私の肩にもたれて爆睡してたり、非常通路の席だからうるさすぎて爆音だったりそれなりにいろいろあったが、どうにか無事にテイクオフ!
帰りの飛行機は二時間ほどフライト時間があるので、仲良しな音はつきの新作に付き合ってもらったよ。今回はスケジュールの都合でなかなか会えなかったので、次来るときはウニにも会いたいな!
ただいま福岡
非常口すぎてうるさい機内に揺られながら、しっかり定刻で無事到着!
とにかく腹が減っていたので(隣の大学生がわたしの肩で寝ていたため何も食べてなかった)、電車とバスを乗り継いで一時間ほどかけてソッコーで帰宅。
三日ぶりに帰ってきた我が家!
思ったより荒れてない!!
旦那っぴ、ちゃんと皿洗いも洗濯もしていてくれたみたいです。えらいぞぉ!
九時半ぐらいにはピギョ家を出たけど、わたしの家にたどり着いたのは、結局17時すぎ。
めちゃくちゃ時間かかったな!!
いろいろ大変だったけど、楽しい旅行でした。
ちなみに飯食ったあとは死んだように寝た。笑
東京旅行楽しかったです!!
また行こーっと!!
その時はまた遊んでねーー!!
今回の旅の結論
次は羽田着の便に乗ろう。
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