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59歳の新入生が迎えた入学式。今年の桜はいつもと違って見えました
短大の入学式とオリエンテーションに参加した。
2週間前、1週間前…3日、2日、1日、とカウントダウンしていきながら、当日が近づくにつれてソワソワしていた。
ソワソワは、気持ちが切り替わらなかったからだと思っている。
本当に、現実に、学生になれるのだろうか、という漠然とした問いがつきまとった。
これは不安というより、だいじょうぶなの?という心配に近い。
入学式は、自分一人だけシニアなのでアウェーという感覚はあった。
それでも、体育館であろう会場の高い天井、かしこまった空気、豪華な生け花、大学関係者の祝辞、そして、なによりここに自分がいることを楽しんだ。
学生である期間は、進学や進級のステップが目の前にやって来ては越えるを繰り返す。
一年ごとの区切りとか節目のようなものは、社会人には特にない。昇格も、昇給も、異動もこのステップにはあてはまらないだろう。
それにしても、学生の時に経験していたはずの入学式のことはすっかり忘れてしまっていてひとつも思い出せない。毎年やって来るステップの一つに考えていて、特に感慨深いものではなかったのだろう。
同じ場所にいる新入生たちには今日はかけがえのない日になるだろう。
私も同じである。
40年近くの社会人の期間を経た者と、2年間の学生生活の後にこれから社会に出て行こうとする者たち。不思議な感じがする。入れ替わりの2年の学生生活とでも言えようか。
それでも、栄養学を学びたいという同じ志を持つことに変わりはない。
授業開始までに履修登録やら、教科書の購入やら、ペーパーワークがあるので、勢いとともに学生モードに突入していくだろう。
いよいよ短大生活が始まる。がんばるぞ。
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