私のsummer vacation
バタフライピーを淹れる
無味無臭のハーブティー
ティーポットの中のバタフライピーは
どこまでも澄んだ水色
ティーポットを見つめていると
飲み終えたあとの
ラムネの瓶を思い出した
瓶のさきにあるビー玉は
幼いわたしには魅惑的で
どうやってビー玉を取り出すか
瓶のくちに指を入れたり
夢中になるとすべてを忘れる
甲高いセミの声も
やり終えてない絵日記も
ウッドデッキに置く蚊取り線香のことも
時間が止まる
子どもの頃は何回
時間が止まっただろう
川に入ってサカナを捕まえた日
秘密基地でマンガを読んだとき
どこまでも澄んだ水色
青の愛と生きている
かすんでいく思い出