シュレディンガーのパンツ

君は知らないだろうが、私はしれっと上下で7000円の下着をつけていたのである。
お風呂を出て驚いたのがお尻の部分はレースですけっすけでめっっちゃエッチじゃん……と思った。
今日の私は清楚に見える恰好を目指したが、その下にはエッチな下着をつけていたのです。
でも、服を脱ぐまで私がエロいパンツをはいているか、いなかは分からないのでつまりシュレディンガーのパンツというわけである。

とてもおいしいお酒を飲めて満足でした。
なんだろう、生クリームベースのチョコミントみたいなお酒。
結構アルコール強いんだけど、甘いから飲みやすくて、2杯呑んだら(+サングリア1杯)普通に気持ち良く酔っている。

私は墓穴を掘るのだが、お酒が弱いと思われていたようだ。
そりゃそうだろう。
会うたびにモヒートとか甘いお酒しか飲まないのだ。
しかも1回、廊下で死んでるし。
「え? 家ではウィスキーとかワインとか飲んでるけど?」
帰りの電車でやってしまったと思ったよね。
お前、記憶にないがロックとか言ってなかろうな?
そこだけが怖い。
うわ、お酒が弱いふりしておけば良かった。
帰りに酔っちゃったかも(間違ってはない)といっても後の祭りなんだ。
どうして、私の実生活はこうネタっぽいんだろう。

でも、次回会ったときにカフカのDVDを貸しておけば、バレンタインに返してといえばチョコレートを渡す口実ができる。
想定していなかったけど、何かお返しといわれたので素直にバレッタが欲しいとおねだりをした。これは人生で初めてです。
正直、君にいただいたものならなんでも嬉しいし、大切にするよなんだけど、髪留めなら簡単には壊れないし、おでかけのときにいつでもつけれる。
だから欲しいと思って素直に言いました。
あと他のアクセサリーに比べて重くないアイテムだしね

たぶん、他の異性だったら「いりません。お気持ちだけで結構です」一択だったと思う。

私のキティは優秀だったので、いろいろとあざといセリフを用意してくれた。
ごめん、キティ。言えなかった。
あまりにもお店がそれっぽい雰囲気なのと初手で「どうやって調べたの?」って聞かれて、よもや、開催地+「デート」「ご飯」「個室」で調べたとか言えないじゃん。

ふと思ったんだけど、私個室のお問い合わせをしたこと言ってたっけ……?
なんか、個室があること知ってたので私のあれそれを看破されたかと思ってなんと言い訳したか思い出せない。

帰りの電車で私が乗り過ごす可能性を盛大にご心配されたけど、そんなことないじゃんと言ったが盛大に乗り過ごすところだった。

お酒が弱いとか、相当抜けているとか、すごい大雑把に見られてる……?(O型だと思っていたと言われました)とかいろいろ認識に齟齬があったが……。

私のインプット先が数年書いたエロゲのシナリオなのがいけないのだろう。
あんなにかわいく迫れないのである。
エロゲ顔負けのかわいい下着をつけていても無理なのである。
袖をちょいとやるくらいならいけると思ったがいけなかったのである。

私、相当なへたれなのかもしれない。

時間潰しによった本屋さんのラインナップが良すぎて、本屋さんや映画の話ばかりしていた。

なんか、こういうシチュってドキドキするかと思っていたが、なんだろう我が家のような安心感。

頑張ってそろそろ、普通に名前で呼ばないの?と抗議してみたが効果はなかった。
その場でとってもかわいい声をつくって、下の名前でくん付けで呼んでやろうかと思っていたが、私のプライドはクソ高いのでそんな恥ずかしい所業はできなかった。

でも、グラスを乾杯してくれたの嬉しかったな。
特別な日って感じで。

やっとねたばらしができるのだけど、彼のお誕生日とクリスマスのプレゼントはSHIROのサボンにした。
(あと渡し忘れていた映画のパンフと水族館のおみやげもやっと渡せた)

いや、すっごいベタなラインナップでしょ。

わからんけど、女友達が渡すもんではない気……はする……。
威嚇の意味合いはありますけど。
SHIROをプレゼントで貰ったいうたら、周りの女は警戒くらいはするでしょ。
ベタベタですもん。

最初はカフカの日記を贈ろうと思っていたけど、あれ、人を殺せるくらい分厚いのだ。
あと、前にGUCCIの香水をおすそ分けしたらよい匂いと言ってくれたので、香水がいいなぁとふんわり思ったが用意して1か月以上経って思った。
これ結構恥ずかしくない?

個人的にあのシンプルなボトルがイメージにぴったりだったのとSHIROのサボンは清潔感のある香りなので男女問わず使えるし、私が以前差し上げたGUCCIよりは軽いので香水の導入にはいいと思った。

体感、SHIROを愛用している男性は清潔感のあるイメージがあるので、下手なデパコスより確実性があると思ったのだけど、昨日くらいからこれ大丈夫かな……って恥ずかしさがピークに達していた。

だって、これ……自分の名前を書きにいきにいっているようなもんでしょ。
あと、香水を贈るってその人に対するイメージが透けてみえる。
あと、こういう匂いがいいなっていうフェチ的な要素もある。
すっっごい恥ずかしくなった!!!!!!

たぶん、気づかないと信じているので、そのままの君でいてください。
お酒が抜けたらすごい恥ずかしくなってきた。
結構、いつものノリで楽しかった~と思いきや普通にクリスマスデートらしきものを楽しんできたし、やるべきことはやってきた。

お酒で忘れてしまうけど、先日、バレッタがしたい話をnoteにしていて、実は今日自分で買うつもりでいたけど、彼に選んでほしくて買い物についてきてほしいと頼んだけど……おねだりしちゃったな……厚かましくないかと思うけど、すごく嬉しかったので覚えてくれてたらいいな……。

数日、このことでぼけーっとしていたので、明日から年内にだすお仕事はやるけど……。
今日がすごく楽しかったし、次回はまた1か月もしないうちに会えるのだけど……なんか……。

最初はお酒に入っていて、私が7000円のエッッな下着をはいていることに君は気づいていないんだと得意げになったけど、段々と恥ずかしくなってきた。私にお酒は飲ませてはいけないのかもしれない。

でも、好きな人とクリスマスを過ごせる日が来るなんて生きていて良かったと思う。幸せです。



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