映画"アポカリプト"考察(ネタバレあり)

文句なく面白いアポカリプトなのだが「なんで面白いのか」を友人に説明出来なかった経験があり、映画を見返しながら図を書いて考察してみました

結果「自分はこの2点に惹かれたんだな〜」というポイントが明確になったので雑多に書きとめておきます

point1 「主人公の立ち向かう決意へのシナリオの組み立てが見事」
それまで敵部族からひたすら逃げていた主人公がこの瞬間に敵に対して立ち向かおうと決意するのですが、そこまでの組み立てが見事です
・巨大な滝に飛び込んだ勇気
・それにより隷属の証であった青いペイントが落ちる
・また、滝を超えたことで自分のテリトリーの森まで帰ってきたこと
・総合して、死んだ父の助言「恐れるな」という言葉がここで生きてくる

pont2「映画を見終わっても続く余韻」
最後の最後で敵部族に追い詰められ戦う術を失った主人公は浜辺にやってきたスペイン艦隊によりウヤムヤに生き延びます このオチは所謂[デウス・エクス・マキナ ]という禁じ手に近い手法です ただ私たちは歴史的にこの後中南米のインディオ達がスペインにより征服されることを知っています 「アポカリプト(黙示録)」とは終末を示唆する予言ということを併せて考えると「今日のところはスペイン艦隊の出現で生き延びたけど、その後の運命はわかるよね?」と考えるべきエンディングなのでしょう

という以上2点が見事な映画ですが、図では割愛してる話には直接影響のないエピソードや失われた文明の描き方が見事で何度でも観たい映画です

メル・ギブソンの映画は面白いね〜👍




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