きこえないって どういうこと

一般の人に『きこえない』とはどういうことか伝わるように、なるべく目で見てわかるようにしてみました。

難聴になるには耳から脳への通り道のどこかに故障がおきること。

故障の場所によって難聴は3つの種類にわけられている

1.伝音性難聴

2.感音性難聴

3.混合性難聴

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伝音性と感音性では聞こえ方が全く異なるということを知っておこう

まず、「こんにちは」と話しかけられたら耳にどう届くかというと・・・・伝音性難聴では 小さく聞こえる

感音性難聴では歪んで聞こえるです

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そんな難聴の種類の違う人に補聴器をつけてみるとどうなると思いますか?

そう・・・こうなるんです

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もう、おわかりですね

伝音性の人には小さく聞こえていた音が大きく聞こえて効果があるんです!感音性の人には歪んだまま大きく聞こえるので、補聴器をつけても???ですよね。

こういう違いがあるから一概に補聴器で全て解決、または大きな声で話しかければ解決というわけではないんです。

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難聴なんて中耳炎などの病気にならなければ大丈夫と思っていませんか?

本当は、年齢を重ねるとともに徐々に聴力も落ちていきます。病気とは関係なく難聴になることもあるんです。髪の毛が白髪が増えるのと同じで、聞こえの細胞も歳をだんだんとっていっていくんです。病気の人だけでなく年齢を重ねたことで聴力が落ちた人も下のグラフのように聞こえにくさで○○難聴とわけられます(行政上の分け方であり手帳が取得できるかにかかわってきます)。あとは「~dB(デシベル)」といわれても、どれくらい聞こえてないかわかりにくいので、重度・高度・中等度・軽度とカテゴリーわけしてくれると他の人と比べどんなものかわかりやすくなるというメリットもあります。

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dBごとの音の大きさを知りたければ下の図が役に立つかもしれません

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だいたい話し声が60dBといわれており、ギリギリ聴力レベルが60dBであれば、静かな環境なら、かろうじて聞き取れているということです。ということは、60dBの聴力レベルの人はレストランなど騒がしいところではほとんど聞き取れないということになります。

そして やっかいなことに、この60dBで十分に不便をきたしそうなのに聴覚障害者とは認められないという悲しさ(行政上の手帳が取得できるにはあてはまらないということ)

 身体障害者手帳の交付基準
6級  両耳とも平均聴力レベルが70dB以上または一側耳の平均聴力レベルが50dB以上、他側耳の平均聴力レベルが90dB以上の場合

4級  両耳とも平均聴力レベルが80dB以上又は両耳による最良語音明瞭度が50パーセント以下

3級  両耳とも平均聴力レベルが90dB以上

2級  両耳とも平均聴力レベルが100dB以上

そう、70dBほども聴力レベルが悪い状態でないと聴覚障害とも認めてもらえず、公的な補助制度を使えない・・・補聴器購入など自費でよろしくね になるんです。

「自分はこんなに聞こえないのに」というもどかしさはあると思いますが、それでも耳鼻科などできちんと聴力検査をして、必要性があれば補聴器などで耳の聞こえを補っておくことはコミュニケーションのためにもとっても大事なことです。認知症予防にもなるので(いずれ詳しく記事にしたためたいと思います)。

補聴器だけでなく聞こえを補うものに以下の方法があります。一長一短ですが。

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そして補聴器をつけている人への話しかけ方は

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最初のページでお話した伝音性難聴以外は補聴器の効果が薄いといいましたがつけておいて損はないのです。危険な音や車の警笛などは補聴器をつけているほうがききとりやすいので。

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