また夜がきた こわい たすけて 朝が来る前に 終わらせないと 明日がくる こわい たすけて
ある夜 隷属という言葉が頭をよぎった 急に息苦しくなって 視界が歪んだ 隷属すべきものは 芸術だ ただ謙虚に 一心に打ち込む 芸術への隷属 朝が来ると 私は別の何かに促され 渡されたオールを 漕ぎ続ける 偽りの自由 オールは重い 船は少しずつ沈んでいる