おっさんずラブリターンズの感想 2 

わたしはこう解釈した(してる途中)という記事です。

前の記事で、春田のキャラ変と武蔵の気持ちの変化の分かりにくさを書きましたが、
何人かの方が、

リターンズは、春田の孤独を克服する物語だった。
と言っていて。なるほど〜
その線で、考え直してみようかと。

たしかに、2018年から春田は母ちゃん、牧、部長に生活の面倒を見てもらっていて。
牧と両思いになってからは、上海でも、牧がシンガポールに行ってる間も、なんとか生活できていた。だから、部長とも連絡とらなくても大丈夫だった。

でも、牧と生活を始めたら、思ったようにはいかなくて、偶然部長と再会して、一気に頼る気持ちと、お世話になった気持ちが再燃しちゃったのかなと。そこに恋愛の気持ちはもちろん微塵もないし、部長がまだ自分のことを好きだなんて思ってもいない。

自分は結婚してるから、恋愛対象になるわけないと思ってそう。これは、和泉さんの気持ちに全く気づかなかった時に思った。結婚した男の隙というか…。

牧と部長も、心底憎み合ってるわけじゃなくて、牧だって部長を心配したり、大きい存在だということは認めてるから、牧がそこまで嫌がってると思ってなくて、「素直になれよ~」くらいの気持ちだったのかも。あと、前の記事で「春田が武蔵を上げて牧を下げてる」て書いたけど、春田にとって牧は「ウチ」の人で、武蔵は「ソト」の人で、それもあって牧に我慢させちゃったのかなあ。そこはちゃんと話し合ったほうが良かったけど。
でも春田と牧が結ばれたのは、部長のおかげだったのもあるし(2018年版で牧のところへ行くよう背中を押した。劇場版でも、牧に思ったことをちゃんと話すようアドバイス)、春田的には、仲人くらいに思ってそう…。

なので、8話であそこまで取り乱しちゃったのかな〜。
ひとりで孤独に死にゆく人に対して、「あなたが必要だ」と言うことは、春田にとっては矛盾なく自然なことだったのかな。
牧へのプロポーズを思い起こさせる場所(場所は、武蔵に告白された場所だったようですが、あの橋に行くの!?と思わせた)や演出、服の色、セリフのチョイスはどうなの…て思うけど…。(引いた)
わたしは、あのプロポーズとは、全くの別物だという対比をさせたかったのかなと解釈したけど。初見ではウッてなっちゃったよ💧(初見では、というか、見返してないので1回しか見てないです)

春田には牧がいて、家事もできるようになったし、実際に牧とケンカしても、もちろん牧とふたりで解決していける。それはこのリターンズの中でしっかり見せてもらえた。
武蔵の手は今のふたりには全く必要ない。アドバイスを聞くくらい(9話の牧)はあっても、ふたりの関係に影響を与える立場ではない。そして仕事の上司でもないし、家政夫でもない。
それでも、自分たちに何をしてくれるわけではなくても(8話で春田は、牧とケンカしたら〜等、理由を言っていましたが、取り乱して、武蔵が生きる理由として思いつくことを深く考えずに言った、と解釈したい)、
大切な人、自分には必要な人です。
「家族」に対してそう思う人は多いんじゃないかな。何もしてくれなくても、生きていてくれるだけでいい。
そう言ってもらえることで、武蔵の人生をかけた恋(love)は報われたのかなと思いました。

そう、解釈してる途中です。。。
こういうことを言いたかったのかな、と。

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