梅村昇史

梅デ研の屋号で、主にデザインとイラストレーションを生業としています。下町、江東区東陽の「ひとりヒプノシス」、または「ひとりプッシュピン・スタジオ」。在野のフランク・ザッパ研究家

梅村昇史

梅デ研の屋号で、主にデザインとイラストレーションを生業としています。下町、江東区東陽の「ひとりヒプノシス」、または「ひとりプッシュピン・スタジオ」。在野のフランク・ザッパ研究家

最近の記事

フランク・ザッパ『Roxy The Movie』DVDのライナーノート。その2

このテキストは、2015年12月にリリースされたフランク・ザッパ待望のコンサート・ムーヴィー『Roxy The Movie』のデラックス・エディションの解説本のための原稿です。このブックレットはオリジナル・ライナーの翻訳と、大山甲日さんのロキシー公演についての興味深い考察が約15000字、大山さんの原稿と重ならない内容で1973年のマザーズの活動についてのテキスト約15000字を私が書いています。それに73年のマザーズ公演のセットリストとロキシー公演の研究考察を加えて、計64

    • フランク・ザッパ『Roxy The Movie』DVDのライナーノート。その1

      このテキストは、2015年12月にリリースされたフランク・ザッパ待望のコンサート・ムーヴィー『Roxy The Movie』のデラックス・エディションの解説本のための原稿です。このブックレットはオリジナル・ライナーの翻訳と、大山甲日さんのロキシー公演についての興味深い考察が約15000字、大山さんの原稿と重ならない内容で1973年のマザーズの活動についてのテキスト約15000字を私が書いています。それに73年のマザーズ公演のセットリストとロキシー公演の研究考察を加えて、計64

      • フランク・ザッパ 『A Token of His Extreme』 DVDのライナーノート 後半

        このテキストは、2013年の6月にリリースされたフランク・ザッパのDVD『A Token of His Extreme(彼の過激さの証)』の国内盤ライナーノートのための原稿です。元の原稿は実際のライナーよりも1000文字近く長く、これをカットしたものを使用しました。現在『A Token of His Extreme』の国内盤は絶版になっているようで、店頭在庫もほとんど無いようです。一応このタイミングを待って、カットする前のオリジナル原稿を投稿することにしました。これはそのパー

        • ワイルド・マン・フィッシャー紙ジャケCDのお知らせ。

          フランク・ザッパがプロデュースし、1969年4月に発表されたワイルド・マン・フィッシャーのアルバムが、8月に紙ジャケットCDで再発されることになり、そのライナーノートを書いたところです。CDの解説を書くのは5年ぶりくらい。内容をかなりカットして結局5000文字くらいに収めました。それでも大幅にオーバーしてるけど。本作はざっくり言うと妄想型統合失調症と双極性障害を併発した男の歌をザッパが編集した2枚組のレコード。いったいどのくらい売れるんだろ。現在わが国に千数百人いるのではない

          フランク・ザッパ 『A Token of His Extreme』 DVDのライナーノート 前半

          このテキストは、2013年の6月にリリースされたフランク・ザッパのDVD『A Token of His Extreme(彼の過激さの証)』の国内盤ライナーノートのための原稿です。この国内盤は制作の途中段階でゲイル・ザッパから字幕使用のNGが出て、一時は発売が見送りになるのではという事態にもなりました。結局字幕は外したのですが(何それ)。元の原稿は実際のライナーよりも1000文字近く長く、これをカットしたものを使用しました。現在『A Token of His Extreme』の

          フランク・ザッパ 『A Token of His Extreme』 DVDのライナーノート 前半

          若きギタリスト、20世紀の作曲家に出会う。

          これはフランクの息子ドゥイージル・ザッパが父の曲を演奏するためのバンド ZAPPA PLAYS ZAPPAの2009年の来日公演の際、雑誌『ヤング・ギター』で組まれたフランク・ザッパ特集のために書いた原稿です。内容は特集の冒頭の総論のようなもので、ザッとパーとザッパの概要を紹介したものです。  おおよそ2000文字という発注だったのですが、ここに投稿した文章はもう少し長いオリジナルバージョンで、これを一部カットしたものが雑誌に掲載されました。タイトルも一部変更されました。

          若きギタリスト、20世紀の作曲家に出会う。