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すごくつまらない

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マガジン

  • 精神科入院シリーズ

    精神科入院日記

  • カフェイン3部作+1

    カフェイン中毒の恐ろしさが書かれています。

  • 飛び降り自殺編

    頭から地面に落ちた人間の記録です。

最近の記事

  • 固定された記事

4年間通っていた大学を辞めました。

はい。辞めました。 決め手となったのは、1月1日に飛び降り自殺未遂の未遂を起こしたこと。 もう少し遡ると、カフェインをodして死ぬのに失敗して、救命センターに入院し、閉鎖病棟に入院したこと。 私と大学との関係の間にはどうしても"死"という"ワンクッション"が挟み込まれていた。 私がどんなに真面目に頑張ろうが、真剣に誠実に学問に向かおうが、死に邪魔されるだけなので全てが無意味だった。 本当に。4年間の全てが。 人生に無駄なことはないというけれど、それは、無駄なことがない

    • 大学首席になんかなるんじゃなかった。

      過去の話。 全ては大学入学前の、1本の電話から始まった。 知らない市外局番からの電話にでると、入学する予定の大学の事務の人からの電話だと判明した。 事務の人に、 「あなたが首席であるため、入学式の時にスピーチをしてほしい。」 という旨を伝えられた。 その時、実は一瞬迷った。 そんな大役を私が担っても良いのか?と。 そもそも、私は常に、自分に自信がなかった。 なかったから、そんな大役を担う度量も自信も、勇気も何もなかった。 ただ、何もない自分だからこそ、それを請け負

      • つまらない日常、早めに殺して。(日記⑤)

        つまらない。 私は可愛いお洋服を着るのが好きだ。 メイクをするのが好きだ。 簡単にいつもと違う自分になれる。 SNIDEL BEAUTYのアイシャドウのキラキラは私に自信を持たせてくれる。 DiorのコンシーラーやAMUSEのファンデーションは飛び降りておでこにできた傷を覆い隠してくれる。 最近入れ始めたグレーのカラコンは、眼を綺麗に透き通らせてくれて、私の恨みのこもった眼を、20代の女の子の眼にしてくれる。 リップは普段から4種類使っている。ベースの色を塗り、そこに色を

        • 精神科入院4ヶ月目(日記④)

          曖昧な気持ちのまま、適当に飛び降りた日から、私の適当な気持ちとは反して、日常生活が大きく変わってしまった。 集中治療室から全てがスタートし、そのあとはずっと精神科。骨折なのに精神科?と思うだろうが、病院自体が整形外科専門の病院なので、整形外科(精神科部門)的な感じだった。 最初は目が開かないし動くことができないので、ほぼ眠っている状態で軽く身体を触れてもらう程度のリハビリからスタートしたのだが、だんだんと足を動かせるようになり、今では階段の登り降りなど余裕でできるようにな

        • 固定された記事

        4年間通っていた大学を辞めました。

        マガジン

        • 精神科入院シリーズ
          5本
        • カフェイン3部作+1
          4本
        • 飛び降り自殺編
          2本

        記事

          初めて他人を信頼した話(日記③)

          入院して1ヶ月以上たったが退院できそうにもなく、病棟での生活が当たり前で日常になり、 かつて送っていた日常生活が今では完全に非日常に成り果ててしまった。 人生が自由であることを望んでいたのに、手に掴んだ自由を、自由な生活を、自分を、乗りこなすことができずに、精神科病棟に閉じ込められ不自由を強いられている。 一応任意入院ではあるが外には出られない。 院内の売店には行けるが、売っているものが少なすぎて、わざわざいくほどでもない。 この間、チョコが食べたくなったので、売店に行

          初めて他人を信頼した話(日記③)

          精神科入院1ヶ月目(日記②)

          精神科に入院してから1ヶ月がたった。 飛び降りの入院を含めたらもう2ヶ月以上精神科に入院していることになる。 退院の目処はまだ経っておらず、さらに病棟内で自傷行為をしたため、外泊すら許されない身となった。自業自得だが。 髪を切りたくて仕方がないし、カップ麺とか食べたいし、あとメイクもしたい。全て叶わないけれど。 最近は長い夢を見るようになった。 本当に長い。睡眠時間の6時間くらい全て夢を見続けているような感覚。不思議だ。 さらには夢と現実の境目も曖昧になり、何が夢で現

          精神科入院1ヶ月目(日記②)

          4回目の精神科入院(日記①)

          一人暮らしはまださせてもらえない、 でも実家にいることができない、ということと、 多分私の頭がイカれ散らかしていることが理由で、7月30日から4回目の精神科入院生活がスタートした。 人生で初めて精神科に入院した時は、 まさかこの後3回も入院することになるとは夢にも思っていなかったし、退院したら(自然と)まともになって治っていくものだと思っていたのだが、私の残念な頭は治ることがなく、今回もまたほぼ無理矢理精神科に閉じ込められることになった。 今回の入院は初の精神科単科病院な

          4回目の精神科入院(日記①)

          飛び降り自殺をしたら頭から落ちた話 ②(終)

          (↑は怪我をした私の顔のイメージ画像です。) (↓前編です) 集中治療室から精神科に移った。 まだ脳の感染や病状の悪化の可能性があったため、看護師さんがすぐに駆けつけることができるナースステーション近くの部屋で過ごすことになった。 部屋に入った瞬間、大きな窓から祝祭のような青空と、溌溂とした緑色を放つ山が見えて、綺麗だと思った気持ちの分だけ、憎たらしくて惨めで死にたくなったし、殺したくなった。 精神科に移ってすぐ、栄養士さんと食事形態の話をした。 顎の骨が折れており、

          飛び降り自殺をしたら頭から落ちた話 ②(終)

          飛び降り自殺をしたら頭から落ちた話 ①

          何が原因だったんだろう。よくわからない。 それが病気なのだと思うのだが、やっぱり釈然としない。 釈然としないけど私が飛び降りたことは明らかな事実だった。 - 6月中旬のある日、私はそれまでに抱えていた悲しみや自分に対する嫌悪感、それから、死にたいのにその日も元気に脈打っている自分の心臓が憎たらしくてしょうがなくなった。 そんな気持ちを掻き消すために、 いつも通り処方された薬を飲もうと思ったらその日に限ってどこかに忘れてきたらしい。 6種類の精神科の薬を飲んで無理やり安定

          飛び降り自殺をしたら頭から落ちた話 ①

          人生で1番愛した人へ

          この感情を咀嚼するのも、言語化するのも本当に本当に難しくて、やっぱり愛というものは形がないなぁと思った。形がない上に複雑で、ぐちゃぐちゃでわけがわからないもの。"好き"だけの言葉では語り尽くすことができない、私の持っている貧弱な語彙でも語り尽くすことができない、もしかしたら地球上に存在する言葉をかき集めても、表現することのできないものだと思っていた。 でも、それでも私がこうして語りたいのは、心にずっと燻っている整理のつかない気持ちを言語化して、可視化してなんとか"答え"を出

          人生で1番愛した人へ

          再びカフェインでODをし、地獄を見た話

          あれだけもう2度とやらないと思っていた急性カフェイン中毒狙いの自殺企図を再びしてしまい、またしても地獄をみた。 前回のように無様に助かりたくない一心で、 人気のない場所で薬を致死量以上飲み、 薬が効くまでしばらく地べたに座っていた。 次の瞬間、忘れもしない。 地面に倒れ、血を吐く私がいた。 網膜を彩る赤をじっと見つめて、「あー、3年ぶりに吐血してしまった」などと、ぼんやり考える私がいた。 どのくらい時間が経ったのかもわからない。 視界も頭も真っ暗な中、全く知らないど

          再びカフェインでODをし、地獄を見た話

          朝4時の路地で自殺

          朝、それはそれは強い希死念慮が私を起こした。 首を吊ったあの日のような、抗いようのない希死念慮。 心に鋭い針がたくさん刺さったみたい、痛い。痛い。心が痛い。 心に痛覚はないはずなのに、心が酷く痛い。 その日の朝、何をしたのかはあまり覚えてない。 唯一覚えているのが、駅の近くのスタバでソイラテを注文したら、お姉さんに「パンプキンラテもいいですよ、おすすめです。私いつもこれを飲んでいるんです。」と言われて、じゃあ私もそれにしようと思ってパンプキンラテにした。 普通のラテかと

          朝4時の路地で自殺

          幸せだなぁと思う話(ぼやき)

          つくづく、私は幸せだなぁと思う。 日々生活を送る上で、「あ〜幸せだなぁ〜!」と思う瞬間は少ないけれど、落ち着いてゆっくりしている時間にここ数年を振り返ると、幸せだよなぁと思うのである。 私は22歳まで、"""薄らぼんやり不幸"""だった。 "確かに不幸"ではない理由は、私には仲の良い友達がいたり、家が裕福だったりするからだ。 友達もいない、家もあまり裕福ではなく、さらに虐待までされていたら私は自分の人生に"確かな不幸"を覚えていたと思うし、こんなに長く生きていなかったと思う

          幸せだなぁと思う話(ぼやき)

          入院中の忘れられない出来事

          真っ白な病室で、寝返りも打てず、時間もわからず、スマホもいじれず、声もほとんど出せず、ご飯もなく水もなく、ひたすら天井を見続けていた入院2日目。 部屋を行き来する数人の看護師さんもいなくなった。 完全に1人になり、自殺に失敗したという悔しさの中、点滴がポツポツ落ちるのを虚しく見つめていた。 気がついたら眠っていた。 眠っている最中、母に虐待をされていた時の夢をみた。 叩かれたり、蹴られたり、踏まれたり、振り回されたり、引きずられたり、怒鳴られたり。 セピア色の夢の中で

          入院中の忘れられない出来事

          精神科入院(超雑記)

          自殺未遂をして、高度救命センターに入院したあと、精神科に入院することになった。 入院形態は医療保護入院。 やっと自由になれたと思ったのに、 そのまままた入院だなんて。しかも今度は医療保護入院だからたくさん制限がかかる。 つらくて逃げ出したい気持ちになった。 目の前の灰色のドアが開くといよいよ閉鎖病棟か...... と思いながら、ドアが開くのを待っていると、灰色のドアではなく、その横にあるナースステーションがある方のドアが開いて、そちらに移動させられた。 ナースステー

          精神科入院(超雑記)

          カフェインで自殺未遂をして地獄を見た話 ③

          1月13日 この日は朝から、気持ちが落ち込んでいて鬱々としていた。 入院してからの落ち込みは身体の不調によるものだったり、落ち込みの原因がはっきりしているものが多かったが、今回のは、原因はわからないが、なんとなく気分が落ち込むという感じだった。 自殺未遂をする前によくこういう落ち込み方があった気がする。 普段飲んでいた抗うつ薬や抗精神病薬は手元になかっていたため、どうしようもできなくて、 喋れるようになったこともあり、入院してから初めて看護師さんに「つらい。」と漏らし

          カフェインで自殺未遂をして地獄を見た話 ③