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ベランダで携帯を持たずに15分過ごしてみて見えたもの


少し前から、友だちとマガジンをはじめた。マガジンと言っても、決まりごとはリレー形式で投稿していくこと、投稿の終わりに相手にお題を与えること、ぐらいしかない。note頑張りたいけどサボりがちなお互いの尻を叩き合うのが目的で、補助線のためにマガジンの形を取ってみた。

(これ以上なく簡潔すぎて、ここまで丸パクリしました。ごめん。)

正直、彼女が毎回遅れて、私は優しくも厳しく尻を叩く役になると思っていたのに第3回にして私が大幅に遅れてしまった。。。すまん!



さて、今回の彼女からのお題は「ベランダで携帯持たずに15分過ごしてみて見えたもの」。

まずはじめに見えたもの。携帯持たずにベランダに行ったら15分計れないという事実!お題をもらった時にこんなことに気付かないくらい、私の生活は携帯に助けられていることがわかった。携帯、いつもありがとう。画面割ったり落としたりしてもちゃんと動いてくれてありがとう。


ということで、今回は「ベランダで携帯持たずに体感15分過ごしてみて見えたもの」。


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ベランダに出てみると、たくさんのマンションやアパートと、そこに干されている洗濯物が見えた。


ああ、みんな生きてるんだな、と思った。

普段緑に水をやるためにしかベランダに行かないから気づかなかったけど、ベランダの向こうにはたくさんの家があって、たくさんの人が住んでいて、それぞれに生活がある。

朝は顔を洗って、洗濯物を干して、夜には寝て。

みんな生きてるんだなって思って、なぜだか安心した。


悲しいことがあった日、嬉しいことがあった日、自分じゃない誰かに変わりたくなる日、代わり映えしない日々にうんざりする日。

それぞれがそんな日を過ごしながらも、朝は顔を洗って、洗濯物を干して、夜には寝て、生きている。

昼まで寝てオンライン授業をすっぽかし、返信がだるくてためたLINEの通知が50を超える私でも、そのサイクルに参加していいと言われてるような気がして、少しほっとした。


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足元を見下ろすと、ちっちゃい赤いダニがいた。

どこに行くわけでもなくただ縦横無尽にベランダを走り回るダニたちを見て、また安心した。なんとなく、彼らが友達に思えた。

私の何百分の一の大きさのダニも、そこでただ生きていた。

きっと彼らは、生きている意味とか人生について考えることはない。だけど、そこで生きている。

私はこんなに広い世界に生きていて、赤いダニはこんなに狭いベランダで生きているのに、ダニはとても自由に見えた。


きっと、ただ生きているから自由なんだと思った。



「それ何のためにやってるの?」

「あなたがこの会社を志望する理由はなんですか」


生きることに、存在することに、何かをするごとに意味を求められる世の中。



息苦しくて、無理にでも理由を作って、自分に意味を貼り付けようとしてしまうけど、生きてるだけでいいじゃんって、生きるって自由じゃんって、風になびく洗濯物と赤いダニを見て思った。


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ということで、ベランダに15分いたら、ただ生きるという生き方が見えたよ!

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なっちゃんへ

このタイミングでこの素敵なお題をくれてありがとう。

次のお題は、料理以外のなにかのレシピ!







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