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JTC新卒地方配属の戯言

JTCという言葉を知ったのは約1年前。
Japanese Traditional Company の略らしい。
日本の古き良き企業。
私の働いている会社はまさにJTC。
JTCの中でもT感がかなり強い(保守的で古い企業文化を持つ)。
そんな会社の中でも最も古い文化をもつ九州支店にいるので、とにかく日本の古い文化を掻き集めたような環境で働いている。

上記の通り、私は西日本地区を管轄している福岡の支社に新卒に配属され、早1年半になる。
福岡は、ほどよく都会で、ほどよく自然がありとにかく住みやすい。

ちなみに私自身の生い立ちを話すと、車がないと生活のできない静岡で育ち、大学進学で上京、その後東京に本社がある会社に入社した。
そのため、地方配属にさほど抵抗はない。
(育ちが地方のため)
もちろん東京の大学に通い、東京に魅了されたのは確かだが東京に住むことにこだわりはなかった。
何より海外留学(しかも欧州の非英語圏かつ田舎町)に1年行き、海外赴任に行きたい思いも強かったので尚更である。
それゆえに、私は就活時代から「国内外どこでも飛ばしてください!どこでもその環境に適応できる自信があります」と主張していた。
学生時代は結婚なども考えていなかったし、ライフプランのことを考えて自分の選択肢を狭めるなんて考えられなかった。

そんなこんなで、全国かつ海外転勤のある会社を選んだし、住んだことのない場所に住みたいとも思っていたのである。
車の運転が絶望的に苦手なので、車なしでも生活できる都市という条件だけ決め、主要都市にしか支社のない会社を最終的に選んだ。

そして、見事に福岡の支社に配属が決まった。
しかし、東京本社に集約されている会社のため、同じ職種の2割ほどしか地方配属にならない。
私はその2割に選抜されたのであった。
さらに地方配属者のうち女子はたった1人。
しかも東京から一番遠い支社に。
ただ、それでも不安はそこまで大きくなかった。
大学進学時だって1人も東京に知り合いいなかったけど、あんなに友達できて楽しかったし、会社の人達や同期と仲良くなってお出かけできたりしたらいいな。なんて楽観的にいたのである。

あれから1年半。
福岡はとても魅了的な都市である。
しかし、地方配属の厳しさを日々実感する。
JTC×転勤は永遠のテーマなのではないだろうか。
JTC×新卒地方配属のメリット・デメリットを次で述べていきたいと思う。

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