シンガポールの歩き方part4
神と人間の新たなる神話、part3はこちら
てらきたです。いよいよpart4、最終回です。
旅の終わりとはいつだって悲しいもの……。
シンガポール、最後の夜
最後の夜に食べた食事はホテル近くにあった鼎泰豐。(滞在中2度目)
うまいんですよねえ。
この日は早くにホテルへ戻ってゆっくりすることになりました。
実はこのホテルにはプールがついていたのですが、入る余裕がなかったので拝んですらいなかったのです。
せっかくなので、弟と2人でプールへ向かいます。
シンガポールはとにかく湿度が高いんです。それゆえ常にぽかぽかしているので、プールはすごく気持ちよかったです。
「帰りたくないなぁ」と弟が言いました。
これまでの旅行で弟がそんなことを言ったのは初めてです。
食事も口に合うし、適度に日本語が通じるし、旅行滞在中かなり過ごしやすかったんですよね。
我々兄弟は、ホテル周辺を地元と呼べるほど、心がシンガポールに染まっていました。
そうして弟の悲しい背中と共に、シンガポールの夜は更けていきます。
大本命チリクラブ
シンガポールに来たら食わねばと思っていたチリクラブ。
様々な店があるのですが、我々は国外にも店舗を構えるジャンボシーフードをチョイスしました。
初めてのチリクラブということもあり、もっとも信頼が置けて、ベーシックなものを食べたかったのでこのチョイスになりました。
現地についてから決めたので、予約がなかなか取れなかったのですが、前日のガイドさんが車内でとってくれました。
余談ですが、シンガポールで滞在中に出会ったガイドさんたちは全員めちゃくちゃ優しかったのが印象的です。
・今度大阪に旅行行くんだけど、宿泊ホテルの周りってなにがある? とスマホを見せてきたりとプライベートな話をしてくる。
・店の予約してくれる。
・みんなでカバンを探してくれる。
・たまたまホテルのロビーで再開を果たすと関係のない日常話が始まる。
シンガポールに心染まった大きな要因です。
欧米のフレンドリーとはまた違う感じですね。初対面とは思えない大阪のおばちゃん(誉め言葉)みたいな感じです。
話は戻りまして、ジャンボシーフードへ到着。
サイドにあるのは揚げパンです。
これをチリソースにつけて食べるそうなので頼みました。
味は甘いパンです。わりとこれだけでもうまい。
チリソースも思いのほか辛くなく、どちらかというとケチャップに近かった気がします(語彙力) とにかくチリソースがおいしい。
こんなんそりゃパンにつけたくもなるわ! という感じです。一滴たりとも残してなるものか! お客さんみんなそんな感じでした。
弟、死す
揚げパン、最高にうまいんですよ。なんならカニよりもうまいんですよ(?)
うめぇうめぇと食べていたその時でした。
弟が一口ほど食べたあとに、揚げパンを落としてしまったのです。
正確なシステムはわかりませんが、予約の時間が詰まっていることもあってか、最初にオーダーを通すと以降の注文ができない(ような空気)です。
いやもうあきらめよう。我々のテーブルではそんな空気が流れます。
弟は本気で落ち込んでいました。
幻想世界の食べ物
母は水族館が好きで、昼食を終えた我々は水族館へと向かいます。
向かう途中のタクシーでは、運転手さんが気さくに話しかけてくれました。
こちらは英語わからないし、向こうも日本語わからない。そんな状態なのですがずっと喋ってくれました。
伝わり合わないんですけど、結構いろいろお話しました。
というほっこりエピソードを添えておきます。
そんなこんなで水族館へ到着。
こんなにバカでかい沈没船のオブジェクトなかなか見ないですよね。
エモい(適当)
水族館があまり行かない僕でも見ごたえありました。
少年が持っていた光る幻想的なわたあめが欲しくて、1人売店へと向かいます。この歳でなんだこいつと店員さんも思ったことでしょう。
でも食べたくないですか? (撮影・弟)
食べたくないですか?(2回目)
この棒はスイッチを押すことで色や点灯パターンを変えられます!
そして棒はきちんと洗って、今はペン立てに刺さっています。もちろん使う予定はありません。
シンガポール、そしてマーライオン
水族館やユニバーサルスタジオなど、様々なアクティビティを楽しめるセントーサ島。そこにとてつもなく大きなマーライオンがそびえたっています。
なんと壮大なスケールなんだ。写真じゃ伝わりにくいですがとんでもなく大きいです。(調べてみたところ37メートルだそう)
入場料を支払って、中へ入ると様々な展示物や、シンガポール誕生にまつわるアニメなどを鑑賞できます。
さらに進むと、最上階まで上がることができるのです。
たくさんの船が、経済回してんなぁ! と我々に教えてくれます。
これがまた壮大なスケールなのです。
ほかにも周囲にはいろいろなものが見えます。一望とはこのことか……なんて思いました。遮蔽物がなにもないので本当にきれいに見渡せました。
このあと、マーライオンの口元へ行って記念撮影をし、我々はこのマーライオンタワーを後にしました。
最後の夕食
ハードロックカフェです。はい。2度目です。
最後に……
実はご紹介したマーライオンタワーですが現在は取り壊されてしまっているようで、もう拝むことができないそうです。
観光目的に作られたと言っちゃあそれでおしまいですが、僕は島を見守るように雄々しくそびえたっていたあのマーライオンがなくなったというのは、とても悲しいです。
それでもシンガポールが魅力的な国であることに変わりはありません。
彼の口元から見た景色は一生忘れることはないでしょう。
お疲れ様でした!
帰国後
あれから1年と半年経ちますが、実は家族全員シンガポールが忘れられないので、今年中に行こうという話になっていたのですが、コロナの影響で断念せざるを得ない状況になりました。
今は世界中が大変な時期ですので、なるべくウイルスから自衛をして、早くことが終息するように頑張りましょう。
終息すれば、そのあとゆっくりまたシンガポールに行こうと思います。
さて、これにてシンガポールの歩き方は終了です! いかがでしたか?
part1から見てくださった方も、途中からの方も、この記事からの方も、最後までお付き合いいただきありがとうございました!
またなにかの記事でお会いしましょう! それでは!
と言っておきながらあれなんですが、次回『シンガポールの歩き方。のあとがき』です。
次が本当にシンガポールの歩き方、最後の記事です!
よければお付き合いください。
※ここに書かれた感想はいち観光客のてらきたによる個人的見解と感想ですのであしからず。
暗黒から始まったシンガポール旅行。part1はこちらです。