きゅうりは水なのか?

きゅうりは約95%が水だと言われている。それ以外は他の栄養素だが、ほとんどが水なのである。では、果たしてきゅうりは水なのか?と問われると、答えは否である。

きゅうりは水なのか

きゅうりがほとんど水分であったとしても、水ではない。きゅうりと水が二つ並んだ時、これらは同じものかと聞かれたら、違うと答えるだろう。

だがしかし、きゅうりの大部分が水分と聞いた時、それはきゅうりを食べるよりも、きゅうりに含まれてる分だけの水を取った方が、効率的なのではないかという説も生まれてくる気がする。

そう考えると、きゅうりに含まれる水分以外の栄養を取りたい場合にきゅうりを食べるのが効率的ではないかという説にたどり着く。

水以外の栄養素

ネットで検索してみると、きゅうりには健康や美容に良い栄養素が含まれてるらしく、これを見ると、水を飲むこととは違うものだということが推測できる。

では、他の栄養素がきゅうりのアイデンティティを形作るものなのか?

そう言われるとそれもまた違う気がする。ほとんどが水ということ、健康や美容に良い栄養素が含まれていること、皮が緑でみずみずしくて…というように、すべてをひっくるめてきゅうりなのではないか。

知るということ

きゅうりの中にあるのがほとんど水だと知らなかったら、きゅうりの印象が変わることもなかったのではないか。

知るということはなかなかに恐ろしいものでもある。知ることで、きゅうりは水とほぼ同じで、水を飲めばいいじゃないか、という先入観を持ってしまったのだ。

ただし知るということで、そのほかの栄養素についても気づくことができたのはまた事実である。

知るということは恐ろしいことであると同時に、知らなかった世界を見せてくれるものでもあるのだ。だからこそ知るということに怯えて新たな世界を見ることに恐れをいだいていてはもったいないなと思った。

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