こんにちは。「うめ」と申します。 普段はTwitterに生息しています。 聴覚過敏・発達障害・パニック障害・不安障害・学習障害の日常をぼそぼそ書いていこうと思います。 好きな音は自然の音。特に風の音が一番落ち着きます。 苦手な音は、雑踏、話し声、子供の声、笑い声、爆音、突然の音、背後の音 走行音やエンジン音も苦手です。 趣味は読書、音楽、演劇、旅行。 気分が安定しているときは出来るだけ更新していきます。 うめ。
現在、シアタークリエにて上演中のミュージカル「町田くんの世界」を観劇してきました。 演劇オタクで元演劇部の私が感じたことをつらつらと。 この舞台は推しの川﨑皇輝くんが主演を務めているので、「絶対見に行く！」と決めていたのですが、演出家さんがウォーリー木下さん、舞台監督さんが佐藤博さんと知り、更にわくわく。 内容はとても優しく、カラフルで心がスッと軽くなるような物語。町田くんが傍にいてくれたら、どんなに世の中が明るく見えるのだろうと、とても素敵で羨ましい世界でした。１回だけ
春霞の空をふと見つめると、スーッと飛行機雲が通っていった。 青い空の上に白いヴェールが掛ったような春は、先の見えない未来を予見させる。 ああ、あの子は元気なのだろうか。今でもあの人の隣で笑っているのだろうか。もしかしたら子供だっているかもしれない。 関係を断たれる理由は十分にあったし、原因は自分だって分かってる。 なのにどうして今も、こんなにあの子の事を想ってしまうのか。 自分の未練がましさに笑みが漏れる。 「佐々木」 同僚の声で意識が返ってくる。またあの頃の思い出に浸ってい
世界が青に染まる。 空、海、川 夏の音がする。 青い夏の音が心を急かす。 私は一人、世界に取り残される。 青に染まらない世界で、 私は一人息をする。 夏の風が、近づいてきた。
私はいつだって、すみっこにいた。 誰の目にもつかない、教室の隅に追いやられた埃のようにすみっこにいた。 教室の一番奥の端、窓際のその席は私にピッタリだ。 窓から吹き込んでくる、初夏の風に紛れて存在を消してくれる。 私は、誰からも見向きされない空気以下の存在だ。 学年は上がっても、クラスは変わらない不思議なシステム。そんな小さな世界で私はすみっこにいる。 でも、慣れれば楽なものだ。 誰にも邪魔されず、背中を眺めていられる。 感情豊かなその背中を。 クラスの中心にいるその
