宿泊行事の引率をして考えたこと
おはようございます!
後期に入り、1ヶ月がたちました。
今日は、9月末に宿泊行事に初めて引率して、考えたことや感じたことを書き留めておこうと思います。
教員になるにあたって、とっても楽しみにしていたのが、宿泊行事でした。引率、してみたかったんです笑
もちろんそれだけではなくて、学生時代に自分自身が宿泊行事の中で体験をしたことが、今に活きていると感じているからでもあります。
今回は、チームにインストラクターが一人ずつ付き、生徒が自然体験(アドベンチャー的な体験ばかり!)をする行事でした。
内容も盛り沢山。チームで協力して何かを成し遂げる、成し遂げるために努力する活動です。生徒同士ぶつかることも助け合うことも経験できる、とても素敵な行事です。
教員は基本見守るだけ。活動中、なるべく手も口も出しません。(これがとっても難しいのですが…)
活動の中で、生徒の成長を感じる場面がたくさんありました。もう語り尽くせないほどに。何度涙腺が緩んだか分かりません。
いつも授業では消極的な生徒も、とっても楽しそうに大きな声を出して活動していました。あまり話す機会のなかった子が、先生ー!!!と嬉しそうに走ってきて、自分ができたことの報告をしてくれました。生徒はそれぞれ、色んな一面を見せてくれました。
そのたびに、あぁ、教員になってよかったなと感じました。
宿泊行事で気づいたことがたくさんあります。
①やりがい
教員って、やりがい搾取で働かされている、と言われることがあります。
正直、業務量はハンパないし、休憩時間もほとんど無いし、間に合わなくて家でも仕事をすることが多々あります。
でも、生徒の成長を見るとやりがいを感じるし、教員になってよかったなって思います。
私は搾取されているなんて思いません。むしろ生徒の成長をこんなに身近で感じられる職業は他に無いと思います。とても素敵な環境に身を置くことができて幸せだと思っています。
②食事のスピード
今回の行事で、私は発見してしまいました。学生時代から薄々感じてはいましたが、先生たちご飯食べるのすごく早いです。
私自身、結構早食いだと思っていたのですが、先生方はもっと早いです。いつも置いていかれました…。
時間に追われる職業ですし、ちゃちゃっと食事を済ませる方が多いのはわかっていましたが、今回の行事で確信を得ました。
私もベテランになるにつれて早くなるのかしら…。
③先読み能力と行動力
宿泊行事では、「次になにをするのか」「その後何をするのか」を考えて動くことがとても重要だと感じました。
急な変更や臨時の対応が必要な場面が、宿泊行事では学校以上にありました。教員が私しかいなくて、一人で判断しなきゃいけない場面も多々ありました。
考える→行動する
次の行動を考える→必要そうな場所に行ってサポートする
難しいけれど、これができないと団体行動に水を差してしまったり、他の先生方に迷惑をかけてしまうから、、、と思い、頑張りました。
④見守る大切さ
生徒を見守る、と言ってしまえば簡単ですが、つい手や口を出してしまいそうになります。グッと堪えて見守ると、生徒は自分で考えて一生懸命やります。本当に困った時や悩みがあれば、自分から言ってきます。なんでも手や口を出すのではなく、生徒を信じて見守ることこそ、教員のやるべきことだと感じました。
見守ることができれば、本当に必要な行動や声かけ、困り事を抱えている生徒を見つけることもできます。
「見守る」大切さ、時にはグッと堪える大切さを学びました。
⑤良いところを見つける
正直、普段の授業では元気すぎる生徒や、iPadと仲良くしすぎている生徒もいます。行事に前向きに取り組めない生徒、すぐ友達とフラフラ散歩に行ってしまう生徒もいます。でも、普段の授業から離れて生徒を見られるせっかくの機会なので、生徒の良いところを見つけようと決めていました。
困っている子に素敵な言葉掛けをしていたり、周りを引っ張っていたり、そっとゴミを拾っていたり…良いところがたくさんあると気づくことができました。
普段から良いところを探すようにはしていましたが、普段と違う一面を探しやすい宿泊行事、いつも以上に生徒の良いところをたくさんみつけたいです。
宿泊行事は想像以上に学びの深い時間でした。生徒の成長は無限大だと感じています。その成長を近くで見られる喜び、成長をサポートできる喜びを噛み締めて、また頑張っていこうと思います。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます!久々の投稿でしたが、たくさん記事にしたいことがあるので、ちまちま書き溜めていけるようがんばります。