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旅行日記①モンゴル🇲🇳終-リアル・世界の車窓から-

鉄道が好きです。
最近よくいわれる鉄ヲタ…ほどではありませんが、大好きだった絵本は「電車図鑑」でした。

私は多分、乗り鉄です。
車両のデザインを眺めるのも好きだし、写真を撮るのも好きだけど、
車窓から見える景色や乗っている人たちを観察すること、方言がときおり聞こえてくる感じが特に好きです。

同じ車両に居合わせたいろんな人たちの日常の一部が噛み合った一瞬、という感覚。
旅の中で知らない土地の空気と日常に入っていく感じ。

堪らなく愛おしいです。

今回の旅でも、どうしても海外で鉄道に乗ってみたかったのです。

「世界の車窓から」というTV番組はご存じですか? 小さい頃から憧れていましたが、、、
自分が海外に行けるわけがない。
ましてや海外で鉄道に乗るなんて出来るわけがない。

とずっと思っていました。
だから今回、モンゴルに行くにあたって鉄道移動があるツアーを見つけた時は、運命だと思いました。

私にとって、旅最後の大冒険。

ウランバートル鉄道、
意外にも比較的定時運行。

市街地の渋滞も加味して早めに駅に着いたので、ウランバートル駅をウロウロ。

ウランバートル駅


駅ナカのコンビニ(日本でいうKIOSKやNewDays的なものかと思いましたが、普通のコンビニ🏪でした)は、お土産物やお菓子、食べ物が並びます。

駅は横に長い😇
一度の運行で20両だからです!!!
端から端まで歩こう!と思って歩きましたがまあ遠い…先頭車両どこやねん。


とても綺麗な緑の車体。
少しレトロな風貌。
ゴロゴロ、とディーゼル車の音。


堪らない!!!
リアル・世界の車窓から、が私の目の前にあることが、幸せすぎました。


いざ乗り込もうとすると、車両の床面が日本の鉄道と比べるとかなり高く、よいしょっ、と勢いをつけて階段をのぼり乗車する必要がありました。
さらに、私の席…謎のおじさんが座っている。
チケット見せて「私の席だ」と言ったけど、どいてくれない笑

結局車掌のお姉さんが対応してくれました。

ベッドも机もある、寝台列車ぽい、でもすごくレトロな車内。
時速60kmも出ていないと思います。すごくゆっくり。停車駅も多くない、約1時間の鉄道旅。

座席。上がベッド。


ウランバートル市内を抜けると草原。
だんだん、建物が減ってゲルが増える車窓。
そのうち牛や馬が現れて、ゲルも減っていきました。


お手洗いはなんと!線路に垂れ流し🙃
なので、ウランバートル市街を抜けるまで使用不可。
流石に勇気は出ず試しませんでしたが…
海外の寝台列車の旅をするとこれが普通か…と驚きました。

そうこうしているうちに、到着。


私のはじめての「世界の車窓から」はあっという間でした。

車内は静かで、でもお土産をたくさん持っている人や、身軽に乗車している人、ベッドに寝転ぶ人。色々いて、面白かった!

いろんな国で、いろんな鉄道に乗りたいなぁ。

下車後、向かったのはホスタイ国立公園。
希少なモウコノウマを探しに!
駅から国立公園までは貸切バスで移動。
草原なので、どこをみても地平線、道路標識も最低限しかない…。

バス、なんと変な凸凹道に入ってしまい、草原でタイヤが溝にはまって立ち往生。
草原で家屋もなく人影もなく、いるのは草を喰む牛だけ。のんびり。
孤立無縁の道です。

ベテランドライバーさんがなんとか凸凹から脱出させてくれたので、無事ホスタイに辿り着きましたが…。
海外旅行のスリルを味わいました笑

ホスタイ国立公園では、草原を4WDの車でツアー。
道がクネクネ、ガタガタで、ジェットコースター気分。
外を見ていると、野生動物にたくさん出会うことができました。

ラッキーなことに、モウコノウマの群れを双眼鏡で発見👀

3頭写っています!

モウコノウマ(別名:タヒ、プシバルスキーウマ)は首が短く、サラブレッドと比べると小さくがっしりしている見た目。
野生は一度絶滅しましたが、保護によってその数が少しずつ戻っているそうです。

自然と文化を感じながら、「地平線」を求めた大冒険。
これにて終了。

チンギスハン国際空港から眺めた朝焼け、道中の山々の稜線、草原。

モンゴル、きっと何回来ても味わい深い国だろうなと思います!
女性ひとり旅でも余裕、物価も安いし、食べ物も胃はもたれるけどお酒がおいしい🍻し、最高!

次は南ゴビ、カラコルム、アルタイの方にも行ってみたいなぁ。

以上、私の夏の大冒険でした🌻
お付き合いいただき、ありがとうございます😊

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