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日々の徒然

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文字版らくがき帳のようなものです
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2024年11月の記事一覧

あの時これがあったなら

あの時これがあったなら

昔、友達のレイ子(仮)の大失恋の場に居合わせた私。

レイ子は私の知る中ではダントツの美人。
片想いや、実るかどうか分からない恋のモヤモヤや辛さとは無縁のような女。
コロコロとボールのように転がってくる男の中からテキトーに選んでいるようで、ホントにこの人のことが好きなんだろうか?という風に見えた。
簡単に手に入ってしまうと、物でも情報でも男でも有難みに欠けるのかも、と。

そんなレイ子が唯一ベタ惚

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後から来るもの

後から来るもの

昨日、三島由紀夫の「金閣寺」が、実は金閣寺放火事件に着想を得て書かれたものではなかったことが分かる書簡が見つかったというニュースを目にした。
元は人間であることが既に病、というテーマで、その後放火事件があって結実し「金閣寺」へ、という流れだったという内容だった。
こういった、後から分かるパターンは時々あるけれど、世界中で読まれている作品が「え?違ったの?」ってなかなか衝撃的。

「金閣寺」だけじゃ

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自分は運がいいと思った方がいい─その2

自分は運がいいと思った方がいい─その2

(773字)

幼い頃、私はニュータイプのように「何となく感じる」というような子どもだったように思います。
何かをされたわけでもないのに「この人何かやな感じ」と思った親戚の叔父さんが、奥さんに暴力を振るう人だったり。

そんな私がそれこそ幼稚園児くらいの頃から母に対してずっと感じていたのは
「この人、私の本当のお母さんじゃない気がする」
でした。
嫌いだったとか、冷たくされていたことなどは全くなく

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きょうは何の日

今日は松田優作さんの命日
1ヵ月後はウチの母の命日

優作さんの命日が来ると
「あ、お母さんのお供えの手配しなきゃ」ってなる、親孝行でちょっぴりバチ当たりな娘です

「探偵物語」はもう何度も見た〜
知ってるよ~
何を今更ってなるだろうけど

あ・え・て

やらせて!おねがーい!

皆さんはどの話が好きですか?
聞いておいてアレですが、
私もどれが一番かと聞かれると
う~ん…てなります

最終回近辺

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