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コローナカローナカロナール
少し前に、あの流行り病に感染した。
(なんかあの名前使いたくないのよね、、察してよ)
2年前に長男の保育園で大流行りして、
彼もご多分に漏れず流行りにのっかり、
祖母以外みんな罹患したのだった。
今回のそれの始まりは、長男の発熱だった。
「ん?なんか熱いから学校休もっか」
やっぱりだるいんだろう、横になってぼーっとテレビを見ていた彼。
次男も微熱っぽかったので休ませたが
(次男的にはおこぼれをあずかりラッキー)
モリモリの元気で目を離すとすぐ外に出たりして、
「やっぱり行ってもらえばよかった」と何度後悔&口に出して言ったことか。
1年1カ月過ぎた解熱剤があったので、調剤薬局に確認すると
「まぁ、ギリです」とお墨付きをもらえて
しばらく様子見るかと思っていたら
昼過ぎには顔が真っ赤になって余裕で41℃超え。
(何度か計った中で45℃と表示された時は一瞬パニック。そんな体温てあるのか。体温計が壊れているのか。しっかりせぇ。)
「あちゃー。頭痛いって言ってるし、こりゃ流行りの中のどれかだろうし
もしもの解熱剤も危ういから、病院様行ってみっか」
暴れん坊の次男も一緒に発熱外来へ。
長男の状況と、わたしも少し前に風邪症状があったので一緒に話すと
看護師さんは一瞬「ん?」ってなり
「じゃあ、今インフルとコロナ両方検査できるのでそれでいきましょう」となった。
あの全盛期の時、検査受けたことあるけど、そん時は鼻の中にぐいっと突っ込んで、そのまま数秒置いてってスタイルで大人でも痛かったのに、今回は鼻水ふんって出してそれを拭うスタイルになっていた。
先生もやってきて、結果は
「はい、コローナね」
え?インフルではなく?
あたしゃ、てっきりインフルかと思って諸々覚悟していたんだが?
☝2年前に例のに罹患した時の話(てんやわんや編)
☝2年前に例のに罹患した時の話(わたしの心情編)
わたしも長男の発熱の1週間程前に背中の痛みから少々の鼻水、咳があり、味覚と嗅覚もなくなっていた。ここで踏ん張れなかったら風邪に移行するのがわかっていたから毎日テルミーや半身浴やらでケアし続けていたのだ。風邪の一歩手前と思っていた。
もしかしたら副鼻腔炎になるかも!と毎日自分の体調を注視し続けていた。
病院に行った際にも、相変わらず味覚嗅覚が戻っていなかったので、それを伝えると
先生(以下、先) : お母さん、あなたからでしょうね。
私 : へ?
先 : あなた、風邪症状あったんでしょ?
私 : ありましたけど、熱は一度も出てませんし。
先 : 熱が出ないって人もいるのよ。味覚嗅覚ないんでしょ?そこでだいたい気づくでしょ。
言い方にカチンときた。
私 : いえ、副鼻腔炎かなとも思ってました。
先 : 風邪症状があれば、副鼻腔炎も考えられるけど、鼻水とかあったの?ないなら副鼻腔炎なわけないでしょ。
なんか、めちゃくちゃイライラしてきて、絶対に言い負かされたくなかった。
私 : ありました!あったので、副鼻腔炎かなと思いました!
先 : あ、そう。あったの。でも、あなたは日数から考えて自然治癒してるね。で、薬はどうする?
私 : 薬はあまり飲ませたくないのですが。
先 : え?41℃もあるのに薬飲ませないなんて、そんなかわいそうな。
かわいそうかどうかはあんたが決めることじゃない!わたしでもないけど、あんたよりわたしの方が息子のことわかってるから、必要かどうかはわたしが決める!黙っとれ!
と、舌の先まで出かかったけど、大人なので引っ込めた。(命拾いしたな)
「じゃあ、解熱剤だけください」って言ったのに、
処方箋見たら、なんか知らんのも処方されてて「いらねー」と思った矢先「あ、処方変える」と看護師さんに言って
差し替えられた処方箋見ても、また知らんやつが。(なにを差し替えたんか)
解熱剤は欲しいので、これいらんって言いたいけど
口開いたら、先生に悪態つく確率150%だったので、
いらんやつも一緒にもらってきた。(はぁ、ほんと税金の無駄遣い)
基本、先生の態度にイラついていたが
次男が診察室の空気清浄機のスイッチを連打したり、
カギを開けて外に出ようとしたり
長男が座ってる椅子に座りたいと暴れたりしていて
次男の喚き声で、「え?なんて言いました?え?え?」と何度も言うので
「だーかーらー!」と先生も対抗してくる。
あんたが、画面ばっかりじゃなくて、こっち向いて話したら
もっと聞こえると思うけど!!と吐き捨てるように言ってやりたかった。
先生も「今は、風邪のひどいやつ程度だから」と
病院側の見解もすっかり変わっていて
ウイルスも変化するけど2年前のあの大騒ぎってほんとなんだったんだろうと思った。もちろん今でも重症化する方もいるので、あくまでもわたしの場合はって話だけど。
結果がわかってすぐに夫に連絡した。
夫 : あー、そっかー。
私 : え?ホテル行く?隔離?
夫 : もうそんなにせんでいいやろ。あー、でも俺もなんかだるいんよね。
始まった。
始まってしまった。
この男という人は、どんなに離れていても誰かが罹患したと聞いただけで
自分も同じように罹患できてしまう特殊能力を持っている。
2年前のあれもそうだった。
金曜日の夕方、長男が発熱した。それまでもしょっちゅう発熱する子だったので様子を見ていたら保育園から「罹患者多数」とメールが。今回は、ただの熱じゃないかもと思ったが、金曜の夕方で病院は終わっている。夫にすぐに連絡し、夫のみホテルに行くことに。必要な服などは詰めて玄関に出しておいたので(まるで追い出したみたいな図)発熱後の長男と接触はない。
無事に自宅待機期間を終えようとした前日にわたしが発熱した。もれなく御側付の次男(当時9カ月)も発熱した。
毎日、うつらないように慎重に長男のお世話をし、次男のお世話もし、夫のことは忘れかけていたので連絡してみた。
私 : 元気?どう?
夫 : バリきつい
私 : え?なんで?まさか!
夫 : 数日前、検査行ったけど陰性やった。でもバリきつい。
私 : 熱は?
夫 : うどん屋についてる体温計で計ってるけどよくわからん
私 : はぁ?あんなので正確な体温計れんやろ!長男のがうつってたんかな?一番接触してないし、こうやって隔離してるのに。
そう。
彼は、流行り病を家族の誰よりも先取りしていたのだ。
保菌してホテルに行ったのだ。
そして、いつもと変わらず仕事をしていた。
一番きつい時に、家族の誰にもお世話してもらうことなく、ひとりで過ごしたというわけだ。
ギャグすぎる。
夫は基本1人で仕事をしていて、誰かにうつすことがない為、仕事しようと思えばできるのだ。でも、きついのに仕事休まないって、この人は一体どんなことがあれば休むのかといつも思う。
腰痛持ちでもあり、家のベットで寝たいと半泣きだった。
その時は、まだわたしが発熱していなかったので、罹患者が増えることは避けたかった。
病院で検査を受けてほしいけど、行く時間がないので薬局の簡易検査をすることに。結果は陰性。
「そんなにきつくて熱もありそうなのに、陰性なわけないやん」と言うと
「検査のやつ怖くて時間守らんかった」と夫。
なんじゃ、そりゃ。
なんのための検査や。
怖いってなんや。
「陰性やったけん帰って来ていい?」
もう、この男は帰ってきたいんやな。
本音言うと、まだ待ってと言いたいけど、きついのにひとりって大変だろうからしぶしぶ了承した。
帰宅すると2階に隔離して、上げ膳据え膳の生活。(仕事は変わらず行っていた)
高熱とかで苦しいのは重々わかるけど、お世話する人が一番神経使ったりしてしんどいって意味不明!っていつも思っている。
今回も、わたし(実は祖母が発端説あり)→長男→夫コース。
長男はその日だけ発熱して、あとはケロリ。
夫は治ったかと思ったら、また違う風邪みたいなのでまだすっきりしない様子。
今回は、隔離はなしで食事も同じ机で食べ、寝室だけ分けた。
わたし長男次男がセットになって2階、夫は1階。
数日はきつそうにしていたが、2.3日後には遅くまでテレビを見て
わたしの分のお菓子まで食べていた。
こっちはなんともないのに部屋を分けるために、わたしが寝かしつけて
きついからって部屋分けたのにずっとテレビ見たりして悠々過ごしている夫。
なんか変じゃない?とも思ったけど
きついというから仕方がない。
でも、やっぱり納得いかないところがあったので
「わたしのお菓子食べとったけん調子いいんかと思った」とチクリ言ってやった。