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携帯買い替えたら済む話なの?

私は、本当に料理が苦手だ。

とんでもなく手際が悪い。センスもない。

料理も苦手だが、同時に複数のものをこなすということが難しい。煮込み料理があって、時間がかかるからと先に取り掛かったのに、出来上がったらその一品しかできていないとかはあるあるの話だ。煮込んでいる間も、鍋の様子をずっと見ていたりしている。

でも、これって全ては家族においしいものを食べてほしいから作ってるんだけど、途中で失敗してるとわかると、もう味見することすら止めてしまう。さじを投げるってこういうことよね。(味見スプーンを投げるってこと)

そもそも、レパートリーも多くないので、料理本やクックパッド先生にいつもお世話になっている。人気No.1って書いてるから、その通りにやっても、なんかイマイチ。人気No.1って書いてるけど実際その料理食べたことないから、本当にそうなの?って疑う始末。そして、ちら読みして調理していくと、途中で「肉を寝かせておく」とか恐怖すぎること書いてて、いや、もう既に始動してしまってますが?とかなったりして。

でも、北川景子はその通りに作ったら何でもおいしいって言ってたな。


手際の悪さを助けているのは、携帯の回線の遅さもある。携帯が古いのでWi-Fiを使っていても、かなり遅い。煮込んでる間に検索しようとしたら検索中で左上がくるくる(iPhone)。これって、味付けどうだったっけとクックパッド先生をちょっと見たいだけでも左上がくるくる。そうこうしてたら、お肉が焦げてたりして、そういうのもやる気を削ぐんだな。


それなのに、小難しいものを作りたがる私。


ある日、スーパーで焼売の皮を買った。お肉を自分で細かくして、包むところからやってみようと思った。

でも、皮を買った時と、料理する時のテンションが全く違うのが難点。

これはメルカリにも同じことが言える。売る時は、断捨離じゃー!とバンバン載せるのに、実際売れて梱包するのが億劫すぎて、いつも困る。

冷蔵庫を開ける度に、皮と目が合い、わかってますよ、と返事をする。

そろそろやばいんじゃないか、という時に、息子のこの一言。


「今日の夜ご飯何?」

とっさに、「焼売だよ」と答えてしまった。

この答えと違うものを出したら、息子は「違ーーーーう!」とプチ一暴れする気がして、ああ、これは何が何でも焼売作んなさいよって言われてるんだと降伏し(誰に?)、息子が帰宅する1時間も前から焼売作りにとりかかりなんとか大成功をおさめた。やればできるのかもしれないけど、1品に意識を全集中させた後の疲労はハンパない。

たまに成功したり、おかずが減らないのを見てショボンとしたり、私の戦いはまだまだ続く。



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