東京アンブレラ基金
今日も、誰かの緊急事態。でも、東京には「傘」がない。世代、国籍、SOGI……あらゆる分断を越えて、誰も路頭に迷わせない東京をつくるため、複数の支援団体と協働で緊急一時宿泊時の宿泊費拠出と横断的な調査をおこないます。
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「どこにも居られなくなってしまった人々が最終的に行き着くのが公共空間なんです」ホームレス問題を都市のあり方として捉え、誰しも都市にホームがある社会へ
ARCH (Advocacy and Research Centre for Homelessness)は都市や地域の中に存在するホームレス問題について、調査研究やアドボカシーをおこなっている団体だ。また、ホームレス状態におかれた方の「実際の人数」を市民の力で調査するソーシャルアクション「東京ストリートカウント」も主催されている。 今回の「東京アンブレラ基金」では、協同団体として唯一直接支援団体ではなく、調査協力という形でご参加いただいている同団体。 なぜ専門の調査機関が必
妊娠により居場所を失う。一方で、居場所がないから妊娠する方も……。「にんしん」をきっかけに自由で幸せに生きることができる社会をめざして
妊娠が「困りごと」になる たとえば、20代のAさん。彼女は、性風俗店で働いている。 客の子どもを妊娠。誰にも言わず、性風俗の寮で産んだ。 たとえば、生活保護を受給しているBさん。 経済的な余裕がないなか、妊娠したことに不安を感じている。 生活保護のケースワーカーに、叱られてしまうのではないかと怖くて妊娠のことを伝えられない。 特定非営利活動法人ピッコラーレ・代表理事の中島かおりさんらは、こういった、妊娠が「困りごと」になっている人々の相談支援を行ってきた。 ピッコラーレに